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相変わらずの軽い雰囲気は大好き。しかも今回はしっかりと本格していると思う。最後の一本筋の通った論理展開は面白かった。しっかりとどんでん返しも用意してあるし、前回よりも面白かった。
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この人の作品初めて読んだんですが、ちょっとギャグがくどかったかなって感じ。女の子のキャラもなんか苦手でした;
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「えっ?私利私欲のために生きないでどうするの?他に何があるの?○○さん何か勘違いしてない?利益とか欲とかってお金だけじゃないのよ。○○さんも前にそんなこと言ってたじゃない。人は自分にとってプラスになることしかしないって。利益とか欲とかって自分にプラスになることなのよ。それが結局他人の為になるのか、社会の為になるのかなんてしったこっちゃないわよ。人の顔色窺ってるほど暇じゃないしね」
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「俺が言いたいのはだな。こんなイベントに本当に意味があるのか?その心理学なんかの研究の役に立つのかと言いたいんだよ。費用をかけて無人島に行って,しかもたった一つだけしか物を持っていくことが許されないなんて,変だよ。そんな心理学の調査なんて聞いたこともない」
「でも石崎さんは,その精神医学とか心理学の専門家じゃないでしょ。専門家ならなんかわかるんじゃないの,こんな試験でも」ユリが適当に言う。
「しかしなあ……」
「どうもはっきりしないわねえ。何をそんなに気にしてるのよ」ミリアが石崎を睨む。
「やっぱなあ……」石崎の歯切れが悪い。
「だからなんなのよ」二人がはっきりとしない石崎に食って掛かる。
「そして誰もいなくなった」
「は?」二人が聞き返す。
(本文p.35-36)
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20160830 再読
"「どうもおかしいと思ったのよ」ミリアが歩きながら答える。「石崎さんが、わたしたちを館内に残さないで、外の探索に連れてきたことが。いつもなら、危ないからおまえらは残れ、だなんてかっこつけて言うのに」
「気づいたか」
「なるほど。そういうこと」ユリも頷いた。「他の人は信用できないってことか……」
「ああ。限られた人間しかいなくて、そのうち一人がいなくなった。犯罪に巻き込まれた可能性も高い」
「信じられるのはわたしたちだけと」ミリアが続ける。
「次の事態が起こる前に打ち合わせをしておきたかったと」ユリが頷く。
「まあ、そういうことだ。それもあるが、気をつけろと、釘を刺す意味もある。おまえらは何をするかわからんから、目を離すのも不安だということもある」"[p.160]
2巻目。
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前回よりも更に軽かったです、女子高生コンビがw
石崎も何だか怪しい中年と化してましたし。
前回はミステリーを体験する、という内容になっていたので
かなり最初から『謎』があって解いたりしていたのですが
今回は『不思議』があるだけで、事が起こり出したのは
半分以上後でした。
人が死ぬ死なないに関係なく、最初から謎を解きたい方には
まったくお薦めできません。
読み物、として捉えて読む分にはいいかも、です♪
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ミリア・ユリの会話が、ちょっと辛い。
デキの悪い笑点をみせられているみたいで・・・。ああいう妙なところで頭の弱いキャラ付けにせず、ただの頭の切れる毒舌ツン属性の女子高生にすれば、もうちょっと読みやすいんじゃないだろうか・・・。
(まぁ、頭の良い毒舌キャラクターは巷に溢れているので、作者独自の特徴を出したかったのかなぁ、とか好意的に解釈していますが。それにしても会話の中でミリアとユリの区別がつかないぐらい知能レベルが同じなので、これ、女子高生2人必要なのか?1人じゃダメなのか?といろいろ思ってしまう・・・)
文章自体は読みやすいし、ネタの展開も良いと思うので、キャラの好みで評価が悪くなっちゃうのはもったいないなぁ、と思った。
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謎解きも真相も強引なので、★3つ。
でも、こんなに立て続けに同じシリーズを読んでいるのに、
さっぱり飽きない(笑)
ますます快調なミリアユリ&石崎。
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女子高生&サラリーマン石崎シリーズ第2弾。
このシリーズ好きだなぁ。
石崎さんのハジけっぷりがすごすぎる。(笑)
三人の絶妙な掛け合いと推理がテンポ良く読めます。
この先もとても楽しみな作家です。
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”あなたがいない島―本格のびっくり箱”石崎幸二著 講談社ノベルス(注意:2001/03発売)
・・・心理学研究のための無人島・5日間のイベントへ向かう女子高ミステリ研究会のミリアとユリ&顧問であるサラリーマン石崎。持ち込めるものはひとつだけ。
が、石崎の持ち込んだパソコンは壊され、他の参加者の持ち込んだ携帯電話やCDも消えていった・・・。
・・・無人島でのイベントですが、サバイバルは一切なし。施設内に宿泊、食料などもあり。
いわゆる”孤島もの”を期待されると肩透かしを喰らうかも。
が、奇妙なイベントの真の目的が二転三転する後半のつながりは見事でした。
・・・あと、最新作”皇帝のの新しい服”でシリーズ十二年目にしてラノベ調の表紙になったのはびっくり!
まぁ、ちょっとアホの子っぽい女子高生二人のかけあいを見るとちょっと軽めの表紙の方が良いのかなぁ、という気もしますわ。(笑)
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女子高生・ミリアとユリ、そして彼女たちに振り回されるサラリーマン・石崎幸二のおちゃらけたやり取りや、「無人島イベントの真意」、「持ち物が一つに限定されている理由」、そして「犯人は誰でその凶器は何か」という謎も魅力的でなかなか面白い展開でした。
しかし、事件発生から解決までがかなりコンパクトな為ミステリーとしてはやや物足りないですし、叙情的な動機なので好みが分かれそうな気がしました。
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ミステリ。コメディ。シリーズ2作目。
大きな事件らしきものが起きるまでが長く退屈。終盤の展開は楽しめた。
主人公たちの会話が楽しめるかどうかで評価が分かれそう。個人的に今回はイマイチ。