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邂逅の森と少し違う視点かも
2015/06/06 17:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アトレーユ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人の作品はどれも熱い。日本の原風景という言葉の似合う作品が多い。改めて、古代の呪術がなぜ、ここまで生活とつながっていたのか、腑に落ちる思いだ。好みもあるだろうが、自分には、この人の作品はどれも、単なるエンタメやミステリの範疇には入らないような奥の深さがある。この作品、ミステリとはいえないだろうなぁ。ストーリーだけ追えば、結末はあまりにも陳腐かと(苦笑)そこを求めちゃいけない(笑)リーダビリティは抜群!そしてこの文章の強さは相変わらずで素晴らしい。
紙の本
熊谷達也の少し違う一面を持つ作品
2014/10/11 08:17
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投稿者:アトレーユ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人の作品はどれも熱い。
日本の原風景という言葉の似合う作品が多い。
今回は少し、高橋克彦テイストだが。
改めて、古代の呪術がなぜ、ここまで生活とつながっていたのか、腑に落ちる思いだ。
好みもあるだろうが、自分には、この人の作品はどれも、
単なるエンタメではなく、ミステリの範疇には入らないような奥の深さがある。
この作品、ミステリとはいえないだろうなぁ。
ストーリーだけ追えば、結末はあまりにも陳腐かと(苦笑)
そこを求めちゃいけない(笑)
リーダビリティは抜群!
一気読みしたくなる。
この文章の強さは相変わらずで素晴らしい。
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「邂逅の森」で直木賞、「邂逅の森」で直木賞、山本周五郎賞ダブル受賞を果たし、その勢い留まるところを知らない熊谷達也の 2001 年の作品。舞台は得意の東北だが、内容は何と山岳信仰と奈良・平安期の史実をモチーフにした伝奇小説。前半の重々しい雰囲気は最高だったのだが、途中から妙に軽い調子になってしまったのが残念。
人物造詣が甘いせいもあり、この取って付けたような最後のオチはどうもいただけない。
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この著者さんを知ったのが「邂逅の森」<直木賞受賞作
やったので、ものすごく意外やなぁーと思いつつ手に取りました。
するすると読める文体だったので、即購入。
んで、お楽しみにとっておいて、ようやく本日読み終わりました。
読み始めてからはあっという間でした。
風呂で、移動中に、などなどの細切れ時間を使って3日くらい。
んとねーなんていうかねー面白いんだけれどもね
ちょいと説明部分が正直つらいなぁ・・・という部分もあり。
けど、エンタメ小説としてはスンバラスィ部類に入ると思うので
ぜひともよんでいただき鯛!
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しっかりした構成。でもだんだん話が展開するにしたがって、「フツー」の本になっていってしまうのはなぜ。
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鬼とかミイラの話。
親友が採燈祭っていう昔やってた霊を下ろすお祭りをやりたいとか言い出す。のを止めたりとか。女関係とか。
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熊谷達也の伝記ホラー小説。
これまで読んだ『邂逅の森』『相剋の森』『ウェンカムイの爪』などとは異色の作品だ。
舞台は東北地方であるが、ストリーは内田康夫シリーズのように歴史と現代とがつながっていく。
主人公工藤が活躍する続編が出たら面白いかなと思います。
山登りをしているときに、ふっと冷たい空気を感じることがある。
単独登山がちょっと怖くなりそうな一冊です。
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フィリピン出張のお供に持っていきました。僕にとっては「邂逅の森」以来の熊谷作品。これは全くジャンルが違うのですが、邂逅〜と同じく、ストーリテリングのうまさ、読ませる技術が凝縮された作品でした。さすが直木賞作家。もっと売れてもいいと思うんですが…
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多分ホラーやと思うけど全く怖くない。読者を怖がらせる事に重点を置いてないのかも知れん。舞台設定とかは『屍鬼』みたいで好きやねんけどなぁ・・・。ある人達の計画はストレートでも問題無かった気がする、せやから、わざわざ遠回りしてページ数稼ぎをしてる気がしてしゃあない。終わり方も何か続編が有る様な感じやし・・・。色々確認したいけど再読するのメンドイし・・・。
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この人の作品はどれも熱い。
日本の原風景という言葉の似合う作品が多い。
今回は少し、高橋克彦テイストだが。
改めて、古代の呪術がなぜ、ここまで生活とつながっていたのか、腑に落ちる思いだ。
好みもあるだろうが、自分には、この人の作品はどれも、
単なるエンタメではなく、ミステリの範疇には入らないような奥の深さがある。
この作品、ミステリとはいえないだろうなぁ。
ストーリーだけ追えば、結末はあまりにも陳腐かと(苦笑)
そこを求めちゃいけない(笑)
リーダビリティは抜群!
一気読みしたくなる。
この文章の強さは相変わらずで素晴らしい。
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お盆に山から下りてくる先祖の霊を迎えるための祭りを開催しようとする村の青年団と、先祖の霊に混じって悪い死霊(鬼のこと)が降りてきてしまうから阻止しようとする霊能者たちの戦いが主な内容です。
こんなふうに書くとサイキックウォーズみたいな感じですが、ワクワクドキドキというより、嵐の前の静けさというか不気味さが延々と続く地味な作品でした。説明調の文が続くので、京極作品を読んでいるのに近いところがあります。
即身仏に関する歴史とか、霊を認識するとはどういうことかなど、薀蓄が多くて自分は結構好きな文体だったのですが、ラストが裏切られたような結末だったので残念でした。きっと作者も力作過ぎて力尽きてしまったのだと思いました。
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物語の中間でグッと加速。一気に読み終えると思いきや、最後にちょっとガックリ。
元々、幽霊とか霊魂とか信じていないし、この手のオカルト小説も余り好きでは有りません。それでも平井和正の「幻魔大戦」や白石一郎の「黒い炎の戦士」などに嵌ったことはあるので、もう少しSFチックな仕掛けなら、私には受け入れやすかったのかも知れません。
やっぱり問題は最後の戦いのシーンでしょうね。突然の裏切りと思いも寄らぬ援軍、どちらの扱いもなんだか浅薄な感じがしてなりません。