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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.8

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18 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

普通に生きている人間の体温

2022/12/29 18:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第122回芥川賞受賞作。(2000年)
 芥川賞の受賞作は欠かさず読んできたはずだが、さすがに20年以上前の作品ともなれば、ほとんど内容は覚えていない。
 記憶にあるのは、藤野千絵という、なんだか少し異質の作家が登場したという程度。
 今回改めて作品及び芥川賞選考委員の選評を読むと、「ゲイ」と書かれていたり「ホモ」と書かれていたり、さすが時代を感じる。
 まだLGBTQといった言葉すら認知されていなかった。
 受賞してから20年以上経って、今読み返すと、もしかしてこの作品は時代を先取りしていたのではないかと思える。

 物語はゲイのカップルとその周辺の、どうということない、ある夏の日常を描いたもの。
 どうということない、はずがない。
 主人公のマルオとその相手ヒカルは昼日中から堂々と手を組んで歩く恋人同士で、小学生にからかわれるのは当たり前。
 マルオの友達たま代は性転換した女性(元男性)だし、だからといって、大きな問題が彼ら側から起こることはない。
 あるとすれば、彼らの周りの側だろう。
 異質になりそうな世界でありながら、そうならない。それこそがこの作品の面白さだといえるし、藤野千夜さんの魅力といえる。

 この作品を受賞へと強く推したという三浦哲郎選考委員は選評で「この作品にごく普通に生きている人間の体温を感じて心が安らぐ」と書いているし、池澤夏樹委員も「気持ちのよい作品」と評している。
 この作品から20年以上経て、この2人の選考委員が評価したことを、藤野千夜さんがずっと持ち続けていることもまた、素晴らしい。

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2006/07/16 23:40

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