紙の本
「制約」をどうとらえるか
2011/10/19 08:09
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名にある「7つの制約」とは、時間、場所、人、お金、働き方、服装、思考、を指しています。著者の本田直之さんはこれら「7つの制約」から自由になる生き方、すなわちこの大変化の時代を賢く楽しく生き抜こうとする生き方を提案しています。
ただ、なるほどその通りだと、すべてのことごとを本書から受け入れることはよくありません。
著者も何度か本書のなかで書いていますが、「まったく制約がない方が幸せだと感じるのか、ある程度の制約がある方が安心だと思うのか、自分がどちらのタイプか見極めることが重要」です。
お金の話をすれば、銀行や郵便局でコツコツと貯める人もいれば、ハイリターンでハイリクスの投資で増やそうとする人もいます。いくらハイリターンであっても性格的にコツコツ貯金でないと受け入れない人がいるように、制約もある方がいいという人もいます。
本書を読む前には自身の性格がどちらなのかを見極めることが必要ですし、読んだあとも参考にすべきこととできないことを分別することが必要です。
また著者は「自由に生きたいと本気で思うならば、人からどう思われてもいい、と覚悟すること」と書いています。
すべての人が自由に生きれば軋轢が生じます。自由に生きることと自由気ままとは、本質的に違います。
「覚悟もリスクも受け入れず、かつ努力もしたくもないのであれば、しばられない生き方など目指さないほうがよい」と著者もいいます。
まるで読む前の諸注意を書いているようですが、それほどに「制約にしばられない生き方」というのは誤解を与えやすいのです。
俳句の世界は「制約」にしばられています。五七五の定型、季語の存在など、です。もちろん、そんな「制約」にしばられないと、自由律の俳句も誕生しました。
ただ、俳句は「制約」があるから文芸としての面白みがあるのだと思います。「制約」の中でどれほど自由に想像し、描写していくか。
私たちの生き方もこの俳句の世界によく似ているように感じます。「制約」のなかでどれだけ自分の生き方を全うするか、それもまた新しい生き方ではないでしょうか。
紙の本
常識にしばられるな
2017/11/14 09:00
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投稿者:まきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
常識は他人が作ったもの。確かに。
制約されず自由に生きるためには「覚悟」が必要と。
逆に制約がなくなると、自分で考え決めていかなくてはならないので、制約を受ける方が向いている人も認めているところも「しばられない」考え方ですね。
自分自身の力を高めていくために何をするか、どう考えるか。
日常に流されていることに気づいた時に読み直したいと思います。
電子書籍
自由への道
2015/09/12 08:48
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投稿者:ベネットヨウコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自由になりたい、と思う人は大勢いるだろう。
それがどんな分野かに関わらず。
しかし、
この本を読んで気づかされたことは
私達は、知らないうちに制限だらけの中にいるのだ、ということ。
自由になりたいと、制限された思考の中で考えているかもしれないのだ。
さて、私が既に持っている自由は何だろう?
自分の中をじっと見つめる作業が自由への近道かもしれない。
電子書籍
考えに固定概念を持たない
2024/02/22 15:26
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投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は東京とハワイに住まいを持つ人です。まずこうした一見実現不可能な事を実現している点に於いて、物事の考えに対し一方的な凝り固まりを持たない様、再三再四告げています。そういった意味で説得力がありました。
但し何でもかんでもという訳ではありません。自分がやってみたい事柄について、端(はな)から諦めたり否定したりをしないで、という事です。
現実問題として若しくは実際上、自分自身の描いたものに対して何をどれだけ挑戦するかは中々難しいものです。依って本書はそうしたスピリットを忘れずに、そして実現を目指すならば、どの様に形成していくか課題点をクリアしつつ、地に足を付けて邁進する必要があると感じます。
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モヤモヤ考えていることをすっきりさせてくれます。
「(本に記載していることは)あくまでも自分の考えであって、他の人の考えが悪いとは言っていない」としっかり反論吸収的に書いてあるところがなぜか異様に印象に残ったのでしたw
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■マインド
1.永遠に生きられるかのように夢を見て、今日死ぬかのように生きろ。James Dean
2.あなたの時間は限られてる。だから、他人の人生を生きて時間を無駄にしてはいけない。世間の常識にとらわれてはいけない。それは、他人の考えに従って生きることになるのだから。他人の意見に惑わされることなく、自分の内なる声をかき消したりすることがないように。 Steve Jobs
3.常識にしばられるな常識とは他人がつくったもの。
4.何も条件がなく、なりたい自分、やってみたい生活をまずは想像してみることがハッピーなライフスタイルへの近道です。
5.自由に生きたいと本気で思うならば、人からどう思われてもいい、と覚悟すること。
6.どんなことでも、長期的な視点でやっていかない限り、短期的にいくらプラスだったとしても最終的にマイナスになってしまう。
7.常識というのは、常に他人がつくったもので、それが本当に正しいことなのか、自分にとって幸せなことなのか、その根拠は何なのか一度考えてみるべきでしょう。
8.周りの目を気にしても、他人をうらやましがっても、仕方あがありません。それよりも、自分が楽しく生きるにはどうすればいいかを考えるべきでしょう。
9.自分自身に負荷をかける2つの大事なタイムマネジメント。 1:締切をつくること 2:時間割をつくること
10.世の中に自分のことを知ってもらうには、売り込みではなく情報やノウハウを提供することが大事なのです。
12.予測できなかった偶然の出来事や出会いはチャンスと捉えて、あえて流されてみることも必要なのです。仕事とは経験してみないとわからない部分が多いものです。
13.浪費型の習慣をさける。浪費にはお金はもちろんの事、時間についてもいえることです。
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(2011/5/1読了)私は独立するような気合はない。しかし、会社員なんかやってる割には、まあ制約少なめで生きてるほうだと思う。私は月金で会社に通うという制約がないと堕落してしまう人間なので、通勤という制約は甘んじて受けますよ。
一番そうだそうだ!と思ったことば↓
『自由に生きたいと思うならば、人からどう思われてもいい、と覚悟すること』そういう覚悟なしにはロリータなんてやれませんw
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本田直之さん著書ということで購入。
本田さんの考え方は参考になることが多い。
制約を受けない生き方を実現させるには、スキルを磨いたり行動を起こす前にまず「覚悟」が必要。
制約のない生き方の場合何かあった時に誰もが自分を守ってはくれない、そのような状況になっても何かやって行こうとする覚悟とリスクを受け入れなければ自由というものは得られない。
自由にいきたいと本気で思うならば、人からどう思われてもいいと覚悟する事。
覚悟もリスクも受け入れず、かつ努力もしたくないのであれば、しばられない生き方など間座さない方が良い。
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改めて得るような知識はなかったけど、ポイントがそれぞれ簡潔に捉えられていてとても読みやすくサクッと読めた。
ちょっと気分転換をしたい人にはオススメです。
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制約に縛られない生活は、自由そうに見える魅力だけではない、生活に苦労することもある。それだけの”覚悟”が必要。”覚悟”のある人は、ぜひぜひ。
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・自分のテンションをあげるため
・大胆なリスクテイクをするにあたって弾みをつけるため
に購入しました。
特に目新しいことはなかったけど、それでも上記の目的は果たされました。
この本で述べられているような、外部から負荷がかけられるという状況ではなく、内発的な負荷をかけて楽しみながらどんどん成長して行けるような環境に身を置きたいです。
そのために今できることはすぐやる、今制約になっていることを書き出して排除できるものからさっさと排除する。その覚悟を決める。決めたら本気でやる。そんな決意ができました。
確かに、他人が決めた常識に縛られて生きるのなんてつまらないですしね。
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レバレッジシンキングに続いて、本田氏の著書を読んだ。制約にしばられないというタイトルに共感し読もうと思った。何かひとつでも実行しよう!
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あなたの時間は限られている。
だから、他人の人生を生きて時間を無駄にしてはいけない。
世間の常識にとらわれてはいけない。
それは他人の考えに従って生きることになる。
谷のの意見に惑わされることなく、
自分の内なる声をかき消したりすることがないように。
■7つの制約
時間、場所、人、お金、働き方、服装、思考
■制約がなければどんな人生を送っているか?
■7つの制約に縛られないための考え方
・覚悟する、リスクを受け入れる。
・捨てるものを決める。
・ゴーングコンサーンを意識する。
・ゼロベースで考える。
・さまざまな価値観に触れる。
・他人と比べない。
・順番を間違えない。
・同時に複数の仕事をする。
・お金を払ってでもやりたい仕事をする。
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人生は続く。テニス馬鹿では終わらない。
自分の常識は他人の常識ではない。
他人と違うことをするなら覚悟をする。⇒批判する以上に仕事をする。
・goalを持つ。自分に足りないことを考える。外部からの圧力ではなく、内面からの圧力。
自分の人生に足りないものは何かを考える。
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今の現状に満足していない人は読むべきです。
特に20代の若者が!
古い考え押し付けてくる世代に疑問を抱えてる方は是非。
燻っているヤル気を呼び起こしてくれるかもしれません。