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宇沢弘文の解説と訳者間宮の「若干の覚書」が実にいい。「一般理論」を読んだことはないが、他のマクロ経済学の教科書等でケインズ理論をかじったことがある者は、本書を読めば、目からウロコがボロボロ落ちること請け合いである。
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The general theory of employment, interest and money ―
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/34/7/3414520.html
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[ 内容 ]
<上>
経済学の歴史に「ケインズ革命」と呼ばれる一大転機を画した書。
資本主義の抱える大量失業と不安定な経済循環への処方箋として、雇用と有効需要、利子率と流動性とを組み合わせた「一般理論」を構想。
現代経済学の出発点にして、今なお必読の古典。
待望の新訳。
<下>
資本主義の根源を分析し、その独創的な閃きを厳密な論理によって体系づけ、二〇世紀の世界経済の指針となったケインズ『一般理論』。
下巻には、第五篇「貨幣賃金と物価」、第六篇「一般理論の示唆するもの」を収録。
充実の訳注、索引、文献一覧。
[ 目次 ]
<上>
第1篇 序論(一般理論;古典派経済学の公準;有効需要の原理)
第2篇 定義と概念(単位の選定;産出量と雇用の決定因としての期待;所得、貯蓄および投資の定義;使用費用について;貯蓄と投資の意味―続論)
第3篇 消費性向(消費性向(一)―客観的要因 消費性向(二)―主観的要因 限界消費性向と乗数)
第4篇 投資誘因(資本の限界効率;長期期待の状態;利子率の一般理論;古典派の利子率理論;マーシャル『経済学原理』、リカード『政治経済学原理』、その他に見られる利子率について;流動性への心理的誘因と営業的誘因;資本の性質に関するくさぐさの考察;利子と貨幣の本質的特性;雇用の一般理論―再論)
<下>
第5篇 貨幣賃金と物価(貨幣賃金の変化;ピグー教授の『失業の理論』;雇用関数;物価の理論)
第6篇 一般理論の示唆するもの―短い覚書(景気循環に関する覚書;重商主義、高利禁止法、スタンプ付き貨幣および過少消費理論に関する覚書;一般理論の誘う社会哲学―結語的覚書)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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難解でした。。。
過去の思想の影響をうけつつも,現実に向き合いながら,いかに新しい思想をつくりあげるか・・・そんなことを読後に思った。