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家出少女の「鳥子」、料理が抜群にうまい「きみ夜」、派手なホステスの「紫」、紫と同居する地味な「寿々」という4人の女と不思議な50男の「電気」がばらばらと登場し、短編小説風の物語が絡み合って長編になってつながるという構成。一人一人の個性が強く、童話のようでもある。何だかよく分からない不思議な読後感は、川上弘美作品のよう。そういえば、作中の表現も何だか似ているような気がしてきた。
新聞の書評を見て読んでみた。すらすらと読めるが、手放しで面白かったと言える感じでもなく、著者との相性や作品の評価は、次作以降で判断したい。
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壊れそうな古いアパートに住む電気ちゃんに拾われた女の子。時を選ばず、音が聞こえてきてそれが彼女をいたたまれなくする。家族からも逃れアパート暮らしをするが……。関わる人が少しずつ増えてきて話は進む。不思議な感じの物語。
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短編集かと思いきやつながってる
電気ちゃんアザができるほどの殴ったり蹴ったりはダメだよ
私だったら冷める
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子どもの頃から幻聴に悩まされ、ある日衝動的に家出をした16歳の鳥子。
乳がんの宣告をされたOLの寿寿。
料理を作り、様々な男に食べさせることで幸せを感じているきみ夜。
寿寿と同棲している美人ホステスの紫。
それぞれの場所で、それぞれの生活をして過ごす彼女たちは、いずれ鳥子を拾った「電気」と名乗る男を介し、つながっていく。
不思議なお話でした。少し寂しくもあり、哀しくもあり…なのになぜかふわっと温かい。でも人間ってそんなものかな。すべて満たされているなんてことはなく、何かに不満を持っていたり、どこか寂しくて孤独だったり。人と触れ合うことで傷つくこともあるけれど、癒やされることもある。そんなお話でした。
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ダメ男の電気ちゃんとそのアパートに住む孤独な女たちの連作短編集。不思議な大人の童話のような独特な雰囲気で引き込まれました。私は「チョコレート」が好きでした。誰もが一人ぼっちだけど思わぬところで繋がって誰かに見守られてると信じられるような少し心が温まる短編集でした。
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児童書かと思って図書館で借りて家に持って帰ってびっくり!!!
これは娘たちには読ませられない。
児童作家さんの作品だから安心していたのに。
やっぱり子どもには自分で読んだ本を手渡さないといけませんね。
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人間関係や自分自身の生きかたに少しずつ問題を抱えている女性たちが主人公。あっさり読めたけど、良くも悪くもなく。