紙の本
短篇集的
2019/03/07 09:16
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投稿者:taddy - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はやはり短篇集だと非常に面白い。特に、田舎のダークファンタジーは。
紙の本
恩田版、至極のホラー。
2015/08/25 00:50
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「恩田陸の新刊、予約人数…、1人!?やった!」
ポチっと、図書館の予約を心待ちにしていた。
なぜだか実物を受け取った時に、予想より暗く濁った空気が感じられた。
完っ全に、油断していた。
後になると、この一言がはまってしょうがない(苦笑)
後日、「今読んでる恩田陸の本さ、『私の家では何も起こらない』っていうタイトルなんだけど、
すっごい恐い…。恩田陸ファンだからって、迂闊だった。」と話した時、
「そんなの『その家では何か起きる』に決まってるじゃん!」とあっさり返された。
そうだ、ホラージャンルの常套的タイトルではないか。
すっかり恩田フィルターをかけていた自分が恥ずかしくなった。
一軒の家をめぐる、数奇で怪奇なエピソードの数々。
日が暮れたらもうそこでしおりを挟んでしまいたくなるほどだったが、
不思議な事に止められない。 これが恩田さんの力だと思い出す。
ホラー映画の類はほとんどみないが、この作品は、ホラー映画や漫画、本を
自発的に手に取る人には、別の怖さを披露してしまうのではないかとも思う。
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投稿者:sakura - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に怖い話だった。恩田陸ならではのリアルさ。ありえない話とわかっていても怖い。恩田陸でなければ読んでないな。
紙の本
独特の雰囲気。
2015/08/31 16:56
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
古い映画のような。ジメッとした空気感が感じられます。結局はっきりとしないまま、よくわからないのに、読み進めてしまう本でした。
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ある丘にある家にまつわる連作短編集。
結構本気でこわいものもあれば、不思議な感じのものもあり読み応えあり。
大工の話でほっとしたのにー。
さすが恩田陸。
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正当派幽霊屋敷物。
大工さん親子の話が好き。
3話のパブは酒肆ローレライ(六月の夜と昼のあわいに)かなぁ。
「この世に人が住む家はすべて幽霊屋敷」にはすごく同感。
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私好みの「なぜ?」と思わせる内容がとてもいい。
ある「家」という空間の中でそれぞれの人々が幽霊と共存しあるいは恐れ、また殺人を犯す。
ある「家」は幽霊屋敷と化し主人達を不可思議な死に追いやる。
オムニバスホラー
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ぞくり。。
連作短編集。
どろりと暗い。
もやりとする感じがたまらない。
恩田陸さんのホラー愛が伝わってきた。
すぐ読めます。
装丁もすてき。
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いやあ、面白かった。ホラーというより、幽霊譚、怪談と言った響きが合うかも。それも英国怪談風なので深い霧の中で夢現が曖昧になる感じですね。
丘の上に建つ幽霊屋敷を舞台とした連作短編集。キッチンで殺し合った姉妹、床下に秘められたもの、聞こえてくる這う音。ひとつひとつの物語は短めでキリリとキレがあります。そしてそれぞれが響き合い、全体を見渡すと別の影が見えてくる。ある話で語られたことが別の話で起こる出来事になっていたり、最後の最後に虚構と現実の境をも曖昧にしたり、構成自体が面白いです。恩田陸の魅力である語り口の巧さが、物語を重ねる面白さを広げています。
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ゾクゾクするような、恩田さん
独特の書き方ですき!小さな丘に
建つ古い家。あー!読み終わっ
ちゃったよー(°_°)一気に読めた。
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丘の上にぽつりと建つ、一軒の家にまつわる物語。連作短編。
あまりホラー物、幽霊物は読まないせいか、「怖い」という印象はそれほどもてなかったが、様々な時間の中の様々な人々の語り口がとても雰囲気があり、その情景がセピアがかった映像で頭に浮かんだ。
「幽霊は、思い出に似ている」という恩田さんの考えには、はっとさせられた。
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私の家では何も起こらない/私は風の音に耳を澄ます/我々は失敗しつつある/あたしたちは互いの影を踏む/僕の可愛いお気に入り/奴らは夜に這ってくる/素敵なあなた/僕と彼らと彼女たち/私の家へようこそ/附記・われらの時代
実は沢山の事が起こっている。私の家でもあなたの家でも。あんなことやこんなことが……
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恩田陸、そう、この感じ。久しぶりに読んだので懐かしかった。
読後感が良いかと言われれば良くないが、この世とあの世の境界線に立っているような不思議な感覚は味わえる。
人間、いつかは否応無く向こう側に行くわけだけど、どうしても生きてる内に暗い穴を覗き込みたくなるのかも。
面白いのは、誰でも幽霊になれる訳ではない、という所。そっかぁ。向こう側にもそんな苦労が。
一番面白く読めたのは、悪徳不動産屋を大工と幽霊達で懲らしめる「俺と彼らと彼女達」(唯一和む)、ラストが胸を打つ「素敵なあなた」。
・・・作中のミルクラムってどんな味だろう。。本を読むとかなりキワドイが、勿論純粋な意味で。
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わたしの家では何も起こらない。
と言いつつ、この幽霊屋敷いろんなことがめっちゃ起こってます。
ホラーというか、けっこう怖かったです。でも、けっこう好き。
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ホラー系は家が舞台になることが多いのは、幽霊たちがまだそこで住んでいるから、その人達の生活がまだあるんだなとおもった。
生きてる人間のがおそろしい、その通り。