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紙の本
もっと、歯医者と医者の連携が必要か−
2007/01/02 16:08
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:7ひきのこぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
「歯を大事にしないと、全身の病気の原因になりうる」ということは、だいぶ前からおぼろげながらも知っていた。だが、肉体的な病のみならず、精神面の病気にも罹りうるとは初耳だった。本書は歯の治療の後「噛み合わせが悪い」と歯医者に訴えれば「むしろいい」といわれ、精神科を訪れれば「気のせい」と積極的なカウンセリングはしてもらえずに、ドクターショッピングの一歩手前まで行った著者の体験記である。
結論を先にいえば、著者の病気は「口腔心身症」であった。「たとえば胃が痛いと思って胃腸科へいっても異常の見つからない人がいる。そういう人はストレスだと言われることが多い。つまり心理的・社会的な葛藤が臨界点を超えると。その人のいちばん弱いカラダの部分に症状が出てくる。口腔心身症は、これが口腔領域に出る病気」。ストレスだからといって胃は簡単には切れないが、歯のほうは患者が痛みを訴えれば、簡単に削れる。しかし、本来の痛みの原因は精神面なのだから削っても、よくなるどころか、かえって痛みを助長する。
「心身症」と「精神病」の線引きを今ひとつ説明はできないが、おそらく体が病むことにより心が病むのが「心身症」。対して最初から直接に心が病むのが「精神病」ではないか。だから、著者の場合には精神科の医者では手に負えないのは、うなずける。もちろん、“普通”の歯医者では「口腔心身症」などの病名は、思いもよらない。
そもそも、医師と歯科医師とはあまり交流がない。かろうじて、口腔外科を介して、両者が接点を持つ。著者がやっとの思いでたどりついたのは、「東京医科歯科大学歯学部付属病院」。そこの「総合口腔心療科」(現・頭頸部心療科)である。中心となる小野教授はもちろん、それ以外のメンバーも心療内科の勉強をしているそうだ。
小野教授がこの診療科目を立ち上げたのは1999年4月。果たして、いまどのくらいの口腔心身症の認知度があるのだろうか。口腔心身症の名にしても、「歯科心身症」やら「口腔神経症」と統一されていないらしい。
電子書籍
つまらない
2016/02/14 02:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おだんご - この投稿者のレビュー一覧を見る
頭のおかしな人の文章で半分すぎるとウンザリしてくる。最後まで読んでも得るものはない。
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