電子書籍
永遠の乙女から永遠のヒロインに
2015/08/31 23:52
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投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロードス島戦記を本当に大好きになったのはこの巻からでした。コンプティーク連載のTRPGリプレイにないエピソードのせいか一巻の時にはあまり感じられなかったキャラクターの魅力が確立された巻であったと思います。自分の中で表紙を飾るディードリットが永遠の乙女から永遠のヒロインに昇華されました。そして、寂しさ、物悲しさ、希望を含んだエンディングの美しさには溜息が出そうになります。賀東招二さんの解説に激しく共感を覚えました。
紙の本
幸せを選べなかった事が悲しい
2018/05/21 15:27
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
思い出深い作品の再刊とは嬉しい。
種族を越えてパーンと生きる事を選んだディードリットと傭兵王に求婚されながらその手を取れなかったあの女性。どちらも真っすぐな心根の持ち主なのに対照的な道を選んだ事が印象的でした。
紙の本
囚われたパーン
2018/12/31 21:02
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の柔らかい感じのディードが素晴らしい。
欲を言えば本編の挿絵も変えて欲しかったけど。
ファーラムの剣のヴァンの名前はここで出ていたんだね。
囚われたパーンを助け出すところがいいね~。
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中学生のころには気付かなかったディードの可愛さに気付いたw
あのころはどうしても「年上のお姉さん」という気がして、好みの対象じゃなかったんだよね。
今15年ぶりに読んでみたら、いいじゃん、ディードリット。
作品の感想としては、解説で賀東招二が書いてくれてる。
「よりライトな、はっちゃけたファンタジー作品がどんどん出てきてげんなりした気分になっていた自分にとっては、ロードスを読むと実家に帰ってきたような安堵を覚えるようになってきた。ああ、いいなあ、ロードス。」
そういえば今回は大幅な加筆はなかったかな?
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この巻から面白くなる。ディードリットとパーンの関係がベタだが可愛い。それぞれのキャラを丁寧に描いているのと、パーンが成長してカッコよく主人公の風格がでてきたからストレスなく読めるようになった。しかし、ナルディア。そうか死んじゃうんだっけ。
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第2巻を読破。
前回の事件から2年が経過。
パーンはディートリットとともにロードス島中を旅していて。
彼が捜しているのは、前回のラストで姿を消してしまった仲間――ウッド・チャック。
彼はカーラの魂が入った飾りを持って行ってしまったため、第1巻の黒幕だったカーラはどこかで生きている。
カーラは世界のバランスを保つため、いろいろ画策しては戦争や争いの火種を仕込んで。
そしてなによりパーンの仲間・ドワーフのギムを殺した存在。
でも作中でパーンがウッド・チャックの時間について触れていて、あ、そういう考え方もあるのか……と目から鱗。
パーンはカーラの情報を得るために、いつくもの戦場を渡り歩いて。
今回の舞台はカシュー王が統治するフレイム王国。
そこは長きに渡り、風の部族と火の部族が争っているところで。
プロローグを読んだときは「カーラじゃない?」って思っていました。
が、途中で「あ、ウッド・チャックが持って行ったんだから、カーラは今、女の人じゃないんだわ」って気づきました(;^-^)
じゃあプロローグの人はウッド・チャックなんだろうな……。
とか思いつつ、またまた途中であれ? ってなって。
結局まんまと引っ掛かってしまいました。
笑
今回の件でもパーンの仲間となった人が死んでしまったり、ある女性が犠牲になったりという展開があって。
そのたびにパーンは悩んでしまうんですよね。
そうやって一歩ずつ前へ進んで行って。
傍らにはパーンのあめに永遠の命をかけてしまえるエルフの娘――ディートリットがいて。
独りではないのだ、ってことを教えてくれますね。
おもしろかったです。
神話の謎かけに仕掛けられた展開とかね!
読んでいて「おおー!」ってなりました。
次も楽しみです(*´▽`)
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『2013年 12月 1日 初版 発行』版、読了。
前巻より二年後の話。…のわりには、前巻の結びから状況もキャラの成長も大きく変化ナシな印象でした。正直、二年じゃなく二ヶ月ぐらいで良かったんじゃあ…なんて、思ったり。
あいかわらず文体にクセがあり、慣れないと読みづらかったです。巻末には、作者のあとがきがありますが、これは元版のものを転用しただけで、この新装版用に新たに書き下ろした内容ではないため、正直ビミョーでした。
むしろ解説のほうが、まだ好印象です。
そして、物語の中心である「カーラをめぐる冒険」に進展はあまりなく、前巻で登場したカシュー王と、その王国の内乱の話が中心です。
当の主人公はといえば、新たなパーティのもと、内乱を治めるべく独自にその解決策をつかむため、ディードリットや他の新たな仲間とともに旅に出るわけですが…読了してみると、実はそんなに活躍してる印象がない一冊でした。
むしろパーティメンバーの活躍の方が中心で、主人公の行動の危うさが予測できるので、しょうがないから主人公の目指す解決策を手伝ってやる…といった、印象が強かったです。
今回、エトの出番は名前こそ登場すれども一切なく、反面、スレインとレイリアが中盤以降パーティメンバーとして活躍。前巻のパーティの懐かしさがありました。
読了してみると、次巻も読んでみたくなるのは、この作品の魅力なんだろうなあと思ったり。
今回も表紙絵以外は、全部当時のものな様子。しかも、表紙絵すら、当時の挿絵担当さんでなくなり、一体何を持って新装版なのか、迷走気味に感じました。
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前巻から2年。パーティが少々変わっても面白さは変わらず。その2年の間にパーンとディードリットの関係もいい感じになってきました。
文体と挿絵が当時のままみたいだけどさほど古臭さは感じず読みやすい印象です。こういう重厚感はなかなかないよねぇ。
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昔買って読んでるにもかかわらずついつい新装版を買ってしまったけれど、その中で一番好きなのがこの2巻です。
1巻に続いてカーラを追っかけてはいるものの、内容は信仰と部族間の抗争、砂漠の生活と戦闘、他の巻より地味ですがちょっと違う、厳しく悲しい巻じゃないかなと思います。でも、それがいいんですよね。
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前作から続き、様々な種族や独特なキャラクターな仲間になっていくのは当時RPGの走りとしては斬新だったと思う。ストーリーとしては前回から引き続きの灰色の魔女との戦いの果てに、今度はまさかのウッド・チャックが、という展開
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2巻の主役はカシュー王だと思う。
そのカシュー王は最後哀れな感じだった。
結婚を迫った相手が目の前で焼け死ぬなんて…トラウマになりそう。
この巻でひとつのストーリーになっていて、うまくまとまっていて読了後にすべてが腑に落ちた感覚になった。
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1巻も楽しかったけどさらに楽しめた。序盤、パートの成長度合いが急激すぎる感じもしたけど、1巻に比べるとパーンもディードも内面が描かれて感情移入しやすくなっている。単巻としても面白くシリーズとしてパーンとロードス島の行く末が気になる良い2巻でした。