紙の本
斎藤大輔氏による大人気の大河小説です!
2020/09/14 10:46
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『晴れた日はイーグルに乗って』、『エルフと戦車と僕の毎日』、『帝国宇宙軍1 領宙侵犯』などの作品で知られる佐藤大輔氏の作品です。同書は、中公文庫から出されている全9巻からなる「皇国の守護者」の第2弾です。内容は、第1巻に引き続き、東方辺境姫ユーリア率いる帝国軍に蹂躙され、北領に陥落の時が迫ります。厳冬の嵐を衝き皇国水軍が残存将兵の救出に向かうも、海路「転進」を果たすまであと二日しかありません。敵の侵攻を食い止めるべく、剣虎兵大隊指揮官・新城大尉は予備隊を直率し、決死の遅滞防御戦に臨んでいきます。佐藤大輔氏による大人気大河小説です!
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今回も面白かった。
特化したファンタジーとしての派手なものはないのだけど、坦々と読み続けてしまう魅力があって、ページをめくるのが止まらない感覚がたまらない。
どっしりとした設定と一癖も二癖もある主人公をはじめ、登場人物たちがどういう道を歩んでいくのか、次巻も楽しみです。
あと、千早が可愛いくって、重い内容のなかで、ちらほら癒されました。
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2巻目。
帰国してからのお話ですね。
なんだかんだで、いい人物たちに囲まれているなぁ新城。
終わり近くの「同期会(?)」の場面が、描写がミョーにリアルで面白かったデス。架空の料理もなんだか旨そう。
次巻は11月とのことですが、気長に待ちましょう。
佐藤大輔ファンは、待つことには慣れているのだ(笑)。
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故国へ帰還です。
その前に、色々ありますが、本編の最初と最後のこの違い。読んでいると、順々になので、気になりませんが、読み返そうとすると、濃厚です。
何と言っても、前半はまだ、最後の死闘が残っていますからね。ドロドロでクタクタですよ。でも、この最後の死闘のシーンが大好きです。やりきれ無いところが沢山ですが、終わったーっ!て、スカッとします。
後半の貴族的生活が見事にハマってます。育預という言葉で散々軽蔑されていましたが、生活はあくまで、貴族的というか、若殿様と変わりなく、ある意味、今までの行動や発言に納得です。
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凄惨な退却戦とその後に展開を見せる政略的、軍略的なバックボーンを真正面からがっちりと捉えた第2巻。主人公のキャラが難解であったり、言い回しが回りくどかったり古めかしかったりするけど、なんだかんだ言っても読み応えのある良作。
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10/11読了。主人公の歪み具合がなかなかのモノだった。でも漫画ほど何かを訴えてくる印象はなかったな。漫画ではここまでだったがこの先買うか買わざるか…迷いどころ
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この間の途中から漫画化されてない部分に突入。新城がなんでこんな複雑で捻くれた性格になったのか、がかなり掘り下げてあった。次巻からまた話が動きそう。
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戦闘に終始した1巻と対照的に、今回は、新城さんの人となりを中心に語られた感じです。
現実世界もこれほど平和的に戦後処理できたならよかったのに。この世界でそれができるのは、人間なんてどうやってもかなわない、もっと大きな存在が見ているからなのだろうけど。
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確かに大幅に加筆修正されている。ニュアンスや状況の解釈が変わってしまっている場面が少なくないので、文庫化と言うよりも、セルフリメイクに近いのかもしれない。しかし、校正しっかりしろ。誤植ガガガ
おまけは短編ではなく、皇国の守護者執筆に至る道程(エッセイ)
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まさかの捕虜になる……。
あれ?英雄になる話じゃなかったのかな?と思いつつ、捕虜中の新城の労働方法に只者ではない感があり、やっぱり今後が楽しみです。
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北領での戦いが終結します。
新城の剣牙虎たちも奮闘しますが、彼我の戦力差は如何ともしがたく、多くの戦友が死んでゆきます。
敗戦の中で唯一の「英雄」となった新城には、新たな任務が与えられることに。
<帝国>と<皇国>の体制や経済についての解説部分が複雑で、物語の展開が滞る印象もありますが、その描写があるからこそ、単なる「ライトノベル」のような軽薄な印象ではない、重厚な物語になっているのではないかと思います。
ようやく序章の部分が終わったところ、これからの物語の展開に期待が高まります。