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身近な生き物が教えてくれること
2015/07/11 20:11
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投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
田んぼが広がる日本には当たり前の生き物だと思っていたが、両生類は優良な水環境と陸地に上がったときに豊富な餌を必要とするため、環境指標となる生き物と知った。水辺の隣人は、私たちヒトに何を示唆してくれているのか。ヒキガエルが大好きだった幼少期や、学生時代にあれこれ工夫してフィールドワークをする様子など、筆者の生い立ちが目に浮かぶ。これから両生類研究を目指す若い人たちにも、環境学習や生物多様性を知りたい人にもおすすめの一冊。
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分類学者・松井正文著のカエルの生態、系統、有用性について書かれた本。水陸の接点を代表する両生類「カエル」の面白みを分類学者の視点で紹介しています。日本のカエル全種、日本国外の珍しいカエルの生態が書かれています。また環境変化により個体数が減っていることにも触れており、人為的な被害についても警告しています。
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5/26/10
いま読んでる
初めて池袋ジュンク堂書店に行った時に買った一冊。2008年だったかに国際カエル年だったかの特集をやってました。
5/27/10
積読
ちょっと読んでて全然面白くないのでとりあえず中断。両生類にはイモリ類とサンショウウオ類とカエル類がいて…とか新書で説明されてもなあ。
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[ 内容 ]
「最近カエルの声を聞かないね」という声を耳にするようになって久しい。
この、間のぬけて愛嬌のある身近な生きものについては、よく知っているようで知らないことが多い。
そこでまずカエルの属する両生類の祖先から話を始め、日本に生息するカエルのすべてを紹介し、さらに世界中の変わったカエルを取り上げる。
また、薄い皮膚を持つ、か弱いカエルが環境変化の犠牲となりつつある現状への警鐘を鳴らす。
[ 目次 ]
1 カエルは両生類(両生類と他の脊椎動物の関係 両生類の特徴 ほか)
2 日本のカエルたち(日本のカエル相 本土のカエル ほか)
3 世界の変わったカエルたち(すみか かたち ほか)
4 消えていくカエル(カエルの特性と環境指標としての有用性 世界各地でのカエル個体群の減少 ほか)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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カエルを長年実際に現地調査•観察研究を行ってきた著者によるカエルの本.カエルに関しての知識が満載である.珍しいカエルに関しては写真や図がもう少しあるとうれしかった.
また,著者のカエルへの思いとともに,現在のカエル研究者の少なさの嘆きも書かれている.こういう理学分野で研究を続けるのは本当に大変だろう.