紙の本
今日を刻む時計
2021/07/14 09:17
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
髪結い伊三治捕物余話 第9作
一足飛びに前作から10年の月日が流れ読者としてはあたふたあたふた
作者の宇江佐真理さんが生きてるうちに最終回を書かなければとの思いから10年ワープさせたとのこと
長い間、何かと関係がぎくしゃくしていた伊三治と十兵衛(姉の夫)も娘のお吉の登場で良い方向に行く兆しが見えてホッと安心
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すっかり伊佐次たちが脇役になりつつある名シリーズ。10年も話を飛ばすとは、宇江佐さんも思い切ったことで。
前作の立派な言挙げで泣かせてくれた不破の息子がグダグダの大人になっていて残念。しかしこの容赦のなさがシリーズの魅力だと再発見。
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「髪結い伊三次」シリーズの・・・・・何作目だっけ?
前作から、一気に10年進みました。
2世世代も、すっかり一人前の貫録を見せてますね。
でもって、親世代もまだまだ現役で、ここぞという場面では活躍を見せます。
うーん、作品の安定感が心地よい。
また当分先になるであろう次回作を待ちましょう。
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フラカンの深夜高速(coverd by 湯川潮音@youtube)聴いていたら泣けてきた。それとおんなじ気持ちになった。切なくてさみしいようなさわやかさ、っていう感じ? 知らないうちに、自分もとしをとっているんだと実感。
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久しぶりの髪結い伊佐次シリーズを堪能した。
推理小説の主人公が次々と事件を解決しながら、たいがい年をとらずにシリーズが何年も続くのに対し、時代小説シリーズの登場人物たちが、それぞれに年を重ねるのは、スッキリと納得できる。
この伊佐次シリーズは、いつのまにか10年も過ぎてしまった(笑)
今回の主役は、不破の息子龍之進で、伊佐次やお文は脇役に退いている。捕物も背後に退き、もっぱら登場人物たちの日常や結婚話が主題である。
著者自身の解説で、このシリーズに対する思いを書いているが、読者としても、これからも伊佐次シリーズを見守っていきたいし、応援したい。
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201301/時の流れの切なさ。もともと捕り物としては読んでないので気にならないけど、期待はずれに感じる人もいるかも。
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第九弾
久しぶりに読む!ほとんどこれまでの登場人物の件を忘れている。
今回は息子の不破龍之進の嫁取りの話か?
日常が淡々と、そして男女の機微が書かれている?
最後まで読んで、納得、前作から十年の年月が流れている。
新シリーズの始まりか?
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突然10年飛んで驚いたが、今や27のマザコン龍之進の嫁取りに終始し、事件らしい事件もなく、捕物らしいところはなし。とっかえひっかえ出てくる嫁候補にウンザリして斜め読みをした。が、最後の著者のあとがきで涙ぐむ。何年もこのシリーズを追いかけ、伊三次と歳をとってきたファンにはわかると思う、一抹の寂しさと暖かい心持ち。終わることなく、彼らの小さな幸福が続きますように。
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髪結い伊三次シリーズ第9作目。時は、あの大火から一気に10年も過ぎ去り、伊三次お文夫婦に娘が誕生していた。そして本作では、主に不破同心の長男・龍之進の嫁探しを主題にしたストーリー。
さすがに10年が経過すると、登場人物に年を重ねた落ち着きが出てきて最初は戸惑う。それでも、筆者の巧みな文章で、後半は物語を堪能できる。宇江佐さんの伊三次シリーズに対する想いも収録され、ファンにはたまらない一冊。
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前作から10年、龍之介坊ちゃんは立派にぐれてました。
おかーさん譲りの剣の腕と容貌なのに、嫁の来手がないからです。
しかもその原因は大好きなおかーさんの過去にあったからです。
それに関してはお文姐さんがびしっとしめてくれますが、いなみさんの普段を見ていればわけがあるのだろうなというのは分かりそうなもんだけれど。
そういうことがわからないあたり、若いな坊ちゃん。
もともと女の趣味悪いしな!
1巻のころのかわいいあの子はどこにいったのかと思うほど、おとーさんの悪いところだけそっくりになってきています。
その彼が立ち直り、無事嫁取りをするまでのこの巻。
魅力的な御嬢さんが幾人か出てきます。
作者ごひいきの坊ちゃんの嫁候補なだけあって、いずれも個性的でかわいらしい。
そして坊ちゃんは無事お父さんと同じように『彼女』を『救い出し』にいくわけです。
ひさしぶりに宇江佐さんの小説でさわやかなラストを読みました。
まー、シリーズタイトルに偽りありという気分は抜けませんがね。
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【人気シリーズ、待望の新章スタート】江戸の大火ですべてを失ってから早十年。伊三次とお文は女の子を授かった。一方、若き同心不破龍之進も身を固めるべき年頃だが……。
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伊三次の物語も余話です
伊三次・お文が一緒になるまでが作者の
メインテーマだったのかな?
自分の子供たちや、不破様の息子のエピソード
が物語になっていきます
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前回からいきなり10年余りが過ぎた内容だった。
今回も龍之進が中心になっていた。
若者らしい悩みなんかも丁寧に書かれていた。
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いきなり十年たったと言われても。
伊三次とお文に娘もいて、
伊与太は絵師の修行のために家に出て、
龍之進は置屋でふてくされていると言われても。
龍之進や伊与太の成長話を楽しみにしていたのに、
少しがっかり。
次々と龍之進の嫁候補が現れて、
最終的にひょいっと結婚してしまうのは面白かった。
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人気シリーズ。
大火の10年後、無事に暮らしている人々に起きている変化は‥?
髪結いの伊三次と妻のお文は大火事で家を失ったものの、家族は無事。
その後に生まれた娘のお吉もすくすく育って、明るさを振りまいています。
伊三次は義兄が倒れたために、義兄の店を半ば継いだ状態で働き、お吉もその店に通っています。
不破の息子の龍之進は、芸者のお文の働く料理茶屋に入り浸りとなり、まわりに心配をかけている状態。
というのは一人だけ結婚が決まらず、その理由というのが‥
とはいえ、仕事となれば駆けつけ、周りが困っているところに乗り込んで、勢いで捕縛したりするのが妙にカッコイイ。
このくだりは新作歌舞伎になりそう!
(海老蔵に似合うでしょう)
大店の娘おゆうが龍之進の母いなみに行儀見習いに来たり、そこへ妹の茜やお吉も参加したりと、それぞれ違う個性が出会い、巣立っていく様子が描かれます。
龍之進の後輩の姉に、いきのいい女の子が登場。
恋愛模様が多い回でしたね。
伊三次とお文もそれぞれにらしさを発揮する機会があり、満足な読み応えでした☆
作者急逝は惜しまれますが‥
読んでない作品を大事に読んでいきたいと思います。