紙の本
溜飲を下げるだけではねえ
2013/12/28 00:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:愚犬転助 - この投稿者のレビュー一覧を見る
週刊新潮のもっともおもろしろいところが詰まった本。ただ、週刊新潮の近年のネタがありきたりで、つまらなくなっていくなか、小生には週刊新潮は買うのもばかばかしい。単行本を待っていた。中身は高山節炸裂。いつもどおり納得がいく。
たた、そればっかしでは、先がない。日本の先人たちは、従軍慰安婦、靖国問題をはじめ、さまざまな問題を半ばでっちあげ、国際外交問題に仕立てあげてきた。これは、国内問題でもあれば、日本の外交宣伝問題でもある。高山氏一人の奮闘には限りがあり、本書は英訳、支那訳されてはじめて大きな価値を持つと思う。先人たちのご意見の退場は、新たな世代の仕事になる。まあ、便所掃除と同じ、報いの少ない作業だが、やるしかなかろう。
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いい、実に良い。
今まで詰め込まれている知識が邪魔をして、全てを信じることはなかなか出来ないけど、半分信じるにしても、日本人として救われる。
それに、他国の人に対して怒りをもってしまいそう。
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週刊新潮・巻末の人気コラム。欧米人が植民地の悪を言うので、調子に乗って大英帝国の大罪を言うと不機嫌になり「非白人が白人の悪口を言うな」と本音を漏らしたというのはいかにもありそう。侵略と征服で成り立つヨーロッパ諸国は奴隷制を文明の基本にしていた。キリスト教は自殺禁止と奴隷化訓導、聖職非婚は教会財産を世襲させないため。白人は黄色人帝国は一つたけでも多すぎと思うので、昭和の始め頃から日本は中国(ただし統一政権はなかった)に従えと理不尽に圧迫。著者の見るところ、今は日本の技術をオスプレイ実用化に提供させるのを狙う。
『さすらいの旅路』という映画はユダヤ人を乗せた難民船がアメリカへの入国を断られる筋書。唯一受け入れたのが日本であり上海特別区/ユダヤ人ベアテは憲法に本国に無い「男女平等を入れた」とほざくが白人(黒人も)の強姦の自由は「自明の権利」なのかね(そこで「慰安婦」を設定した、せめて金払え)。戦後、ベビーブームで人口急増、「産児制限」とて中絶を自由化した(強姦による混血児が…朝鮮人の血も)/合衆国を見習い、原住民を激減させ後、アフリカから黒人を入れてプランテーション経営をした例が少なくない(カリブ諸島、南アフリカ…)
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貸してもらった本。
週刊新潮にて連載中のコラム『変見自在』シリーズ第8弾。
連載中のコラムはたまに、単行本としては前にちらっとしか読んだことがなく、初めて1冊まるごと読んだ。
なかなか面白かった。
中国、朝日新聞に対して特に、な印象はあるが、ズバズバ斬っていく。
サバサバしていてすっきりする。
文章も固くなく、分かりやすい。
歴史のことを自分なりに色々調べて読んで考えて…と勉強しているわけではない私がこの本を読んでそのままただ鵜呑みにすることは何だか違う、と思っているのでこの本を読んだだけでは“歴史”のことが正しく分かった!なんてことは言えない。
ただ、私もニュースや新聞で見た事件、現在進行中の外交、国内の問題について述べられた本。
何となく、の感覚だったものが、記者として務めていた著者が様々な過去の事例なども挙げて説いてくれ、理解しやすく、危機感を抱く部分も改めて身にしみて感じられたことは良かった。
普段どんなにぽやっとしているんだって話ですが。
ほんと、もっと勉強することがたくさんあるわ…。
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高山先生の、日本人を舐めんなエッセイ絶好調。
だけど先生、そういう日本人がほぼ枯渇して参りました。