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残業時間が残業代として認められるか否かは別として、5時以降に働いて果たして生産性が上がるのだろうかと40歳を過ぎた頃から考えるようになりました。30代前半までは会社にいる時間が長いほど仕事がはかどった感があるのですが、体力も関係しているのか最近はいかに効率よく仕事をするかを考えています。
効率よく仕事をするには、このタイトルにあるように時間泥棒を以下にして減らすかがポイントだと思うようになりました。そのような問題意識を持ち始めた私にとって、この本は良い時期にめぐり合えたと思います。
以下はためになったポイントです。
・時間管理で大切なのは、誰かの目的で使われている時間を自分の意思で使えるようにすること(p35)
・重要なことは、自分にとって何が大切かとい観点から、そのときの最優先事項を選択する(p57)
・相手の話、宙吊り広告のフレーズをメモするポイントとして、そのフレーズが自分にとってどんなアイデアに利用できるかを考えることが重要(p63)
・なぜの繰り返しは、それ自体が時間泥棒になりがち、いったん「なぜ」を棚上げにして、How(どのようにすれば)で物事を考えることが大切(p79)
・脳の中の異なる部分を使うときだけ、「ながら作業」が効率的に機能する、例として、「顔を洗いながら、テープで英語の勉強」「歩いている時に、アイデアを練る」である(p84)
・1つの作業に2つ以上の意味を見出していくことは、2つの作業を同時にやることより、ずっと簡単である(p86)
・リーダーに必要な第一条件は、見せかけでも良いから自信を持つこと、自信をもって物事を断言できるからこそ、皆がついていこうと思う(p121)
・重要かつ緊急は、そもそも「重要だけど緊急ではなかった仕事」が放っておかれるうちに、いつのまにか「緊急」に昇格したモノが多い(p129)
・ずるずる時間をとられるよりは、「これでいい」と自分の中で折り合いをつけて、70%程度で仕上げてあとは上司判断というのも一つのやりかた(p131)
・切りの良いところで仕事を終えるのではなく、必ず次の仕事の書き始め、にとりかかってから仕事を終えるのが良い(p134)
・結果を宣言することで、自分を追い込むことは一つの方法であるが、その目標は自分でコントロールでき範囲に収める(p148)