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紙の本
これは、凄いとしか言いようがない。
2005/11/06 20:47
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぬほがち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「衝撃の問題作」と騒がれた、新人の御影瑛路さんの作品。
まずこの作品を読み始めると(特に最近のラノベを読みなれている人ならば)すぐに気づくと思います。
この作者、ケタが違います。表現力、文章力、世界観。どれをとっても、今までの新人とは一線を画しています。故に賛否両論となるのは常かもしれませんが、私ならこの作品を『大』肯定しますね。
人の内面—それも、抱いている自分ですら分からないような、そんな内面にある感情。それをここまで直接的・野蛮に、しかし魅力的に表現するとは。読み始めてから、終始物語にずっと引き込まれっぱなしでした。私的に「心情描写」に重点を置いている小説は大好きなので、正にこの作品はストライクでした。そのほとんどが濃密な心情描写により構成されているので。
途中、妙に推理小説っぽい展開になりましたが、まあ気にするほどのものでもありません。それに論理的展開で読者の虚を突く作品は大好物ですし(コラ
「笑える面白さ」とか「楽しさ」という要素—最近のラノベが陥りやすい展開—は期待しないほうがいいです。ただ、これだけはいえます。この作品は、「傑作」と読んでも相違ないでしょう。賛否両論なのは承知です。が、例え否定派でも、この小説から感じ取れるものは一緒なハズです。オススメを通り越して、是非とも一読して欲しい作品。
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