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紙の本
敵の正体
2015/08/28 13:20
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
イルによって父・高遠恒明と母を失った高校生・高遠楓は、その仇を討つためにイルの辻斬りをしている最中、九重八重丸率いる内調イル対策課に所属する中学生・七条明日花と出会い、イルの血を浴びて感染し、極めて稀なケースとして、ウィルスが不活性化した上に、リンクと呼ばれる状態になってしまった。互いの気持ちが伝わったり、互いのダメージが伝わったりするのだ。つまり、一方が死ねばもう一方も死ぬ。
そんな状態であるため、監視を兼ねて明日花が楓の家に居候し、剣鬼・紀尾井竜玄の指導を仰いでイルを倒すための力を磨いている。そんなある日、黒金というヒト型のイルが彼らの前に現れる。それは、過去5年、内調イル対策課に最も被害を与えて来たイルであり、高遠楓が敵と狙うイルでもあった。
七条亜季乃が隔離街送りになってしまい、七条美也や御影奈津だけでは黒金に対抗するのは難しい。そんな状況の中、隔離街から抜け出し暗躍する七条沙耶や吸血鬼クルト、御影マチらが現れ、楓たちと同様に、黒金を倒そうとしてくるのだった。
楓や明日花らのテンションが高過ぎて暴走しがちで、キャラクター的にまとめ役を欠くこともあり、全体的に落ち着きがない印象になっている気がする。冷静なツッコミキャラは手元に置いておきたいところだ。
今回の物語は、展開的にしんみりとするエピソードのはずなので、もうちょっと落ち着き目の演出にした方が、グッと来たんじゃないだろうか?一本調子に上げていくばかりではなく、起伏と落差が感情を刺激する鍵になると思う。問題は何を書きたいか、なのだろうけれど。
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