紙の本
下品だが至極真っ当
2016/07/10 21:11
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投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず、言葉は下品んだが、書いてある事は「至極真っ当」。この絶賛低成長国家で、死なずに生きて行けるか。楽に仕事できるか。能力ある女性には「世界に出ていけYO!」と乱暴ながら、背中を押してくれる。著者がこの本で伝えたい事は、最後に書かれている「自分が生きたい人生を生きる」だろう。「女子力」という曖昧で、身につけた処、足かせになるだけな力より、自分の力で独立した個人として生きて欲しいと。巷に溢れる「自己啓発本」や、小難しい言葉を並べて「日本は素晴らしい」とうそぶく保守系雑誌より、数百倍説得力がある。嫌がらせで、ネトウヨな上司の机に置きたいくらい。5億あっても、ねるねるねーるねは食べないな。あれ食べた後、舌が痛い(笑
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ネット用語がキツくて読みにくい。
海外在住のためか、日本の現状も少しズレている部分もある。
が、自立しよう!というクダリは共感できるし、読み終わるとなんだか気持ちは前向きに。完全に共感はしないけど、自分でかんがえて、努力してろという部分はその通りだなと思う。
でも、これについていけないと、感じる人も多そう。
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勝間よりも良い。
異なる人を受け入れるには、精神的な私塾が必要。その人が好きなこと、違うことを受け入れ、受容する。
外に出せない仕事というのは創造性やかなり高い専門性が要求される仕事は国内に残る。
バリバリ仕事する男性は格好悪いこと恐れずに、果敢に挑戦する。
付加価値の高い仕事をするには、高い教育や訓練が必要、それに必要なのはお金。
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Girl Power;Power exercised by girls;spec.a seif-reliant attitude among girls and young women
オペア制度 イギリス
自分の望む形で働いて満足する
仕事は銭をもらえるサークル活動
人生をかけるものではない
細く長く
身近な人の働き方ををコピーする
自分にしかできないスキル
結果を出して黙らせる
欧州で女性が多い:消費財、サービス、小売り、医療、福祉、広告代理店、ファッション、政府、教育
保険のアンダーライター、マーケター、セラピスト、科学者、研究者、税務、ジャーナリスト、広報、検査技師
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日本って世界からこんなに尊敬されてるんだぜスゴイだろ!なバラエティ番組が多くて、ちょっと辟易していた昨今。
「将来はお嫁さんで専業主婦になりたいの♡だとぉ〜アホか!国際社会からは日本は今だに男尊女卑だと思われてんだよ!なーにが日本ハ素晴ラシイ〜wonderful!だよ!政治も法律も社会システムも、あんたらに埋めよ殖やせよ社会で出しゃばるなよって言っておいて、でも平均的な家庭生活送りたければ割に合わない給料だけもらえる会社で出しゃばらずに働いてね〜って思ってんだよ!バカ!氏ね!」
以上、作者の魂の叫び(ほぼ原文ママのテンション)(爆笑)です。小気味良いです。痛快です。それにしたって罵詈雑言過ぎませんかね?!と思うとこまで含めて楽しい(笑)。
ぶっちゃけ私も、冒頭のようなバラエティは公共の電波を使った壮大なるマスターベーションに思える時があるので←つられた笑
日本の女性に対して、「もうちょっとグローバルな視点で自分の性を見てみ?」とアラートしています。
日本人女性が多く働く外資系企業の実態にも容赦無くメスを振るいます。「きらびやかな会社に見える?実際はていの良い駒よ、社畜よ!」ですと…(°_°)そうなのか
「だけど女性の参画で業績を著しく伸ばす企業もあるのよね〜実際!」と、まあ飴と鞭の使い方がお上手(笑)。
ビシバシと甘えたな女に檄を飛ばしつつも、「本気だしてやんなさい!やればできんのよ!」と激励する著者のパワーに、終始圧倒された本作でありました。
メモメモ(^o^)φ
日本女性の同調圧力peer pressure(同質化と共感を押し付けること)の凄まじさたるや!
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タイトルのトピックについて、めいろまさんが問題提起から、その状況を踏まえた上で日本女性がキャリアをどう構築すればよいかの提案をしている本。
冒頭の日本の現状を分析、海外メディアの論調を説明している章では、日本人女性として腹立たしさを覚ええないし、気持ち悪いと思った。日本人女性も甘えすぎだし、日本社会はあきらかに無理な仕組みの上に経済が成り立っていて、大問題なのに、いつまで経っても変わらないのが不思議でならない。
事例、データの引用、著者の考え等について有益な部分は多いが、海外から考えればそんなの当たり前なので、この本は日本の文化、社会の慣習、ゆえにキャリアを諦めるあるいは間違った道へ進む女性への警告なような本であり、その点理解している人には価値がないだろう。
また、めいろまさんらしく、語気が激しいので(それが好きってひとが多いかもしれない。私は実際に何度も吹き出したが・・・)重要なところがそのせいで説得感が減っているかもしれない。
なんにせよ、めいろまさんと同じく、私も日本の女性がかなりの無理を強いられている現実に、男女関係なく怒るべきだと思うし、そもそも無理な働き方の改善や、問題の根本解決の道を日本政府に進めて欲しいと感じた。
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最後の「女子力」をこき下ろす下りが最高で笑いが止まらなかった。笑
p.206
・その「女子力」って何ですか?
・誰が決めたの?
・誰が得するの?
・「女子力」があると旦那さんはリストラされないの?
・「女子力」があると家を買えるんですか?
・「女子力」があるとワタシは食べていけるの?
そうだよなwww爆笑したwww