紙の本
知的財産
2021/01/13 08:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットの発達によって、知的財産権のあり方、とらえ方が大きく変わってくることが、よくわかりました。新しい始まりを実感しました。
投稿元:
レビューを見る
いつもお話しを伺っている福井先生の新著。TPP、ACTA、海賊党など最新のトピックスから著作権の未来を展望する。
投稿元:
レビューを見る
インターネットにおける著作権の取り扱いについて述べられている。インターネットは国の隔てなく世界共通に開かれているが、法律は国ごとに適用される。本書では例えば、米Youtubeの日本語版ではどちらの法律が適用されるか(この場合は日本)やサーバが実際ある場所は海外であったりする場合はどうなるかなどかなり具体的な事例が述べられている。もうちょっと踏み込んだ内容だったらよかったかなと感じた。
投稿元:
レビューを見る
一気に読んだ。
「著作権の世紀」もよかったけれど、こちらの本はもっとよかった。TPPであまり注目されていないが、知財の取り扱いルールをどうするかが重要なポイントだと、本書を読んで理解することができました。日本はコンテンツ大国といっていますが、まわりを見れば、ディズニーからダースベイダーからハリウッドのキャラクターをそれこそ大量消費しています。日本は「コンテンツ大国」と言っていますが、米国からのそれらに比べれば圧倒されています。そこに、米国流の知財の取り扱いを押し付けられたらどうなるか、訴訟社会の荒波をもろにかぶる形で日本のコンテンツ業界はどうなるのか、ユーザは、不安な気持ちがもたげてきます。
TPPの脅威をはじめ、この本には、2012年度初めのSOPA,PIPA事件や、いま旬のネタである違法ダウンロード刑事罰化ももりこまれ、今の「ネットとコンテンツ」の情勢について知るには、これ一冊読むとだいたい理解できると思います。
福井先生の読みやすい文体、章立てもとても気に入っています。おすすめ!
投稿元:
レビューを見る
TPPといえば農業絡みのイメージですが、
知的財産という面から論じており、目からウロコでした。
ネットにどっぷりな現代人は農業よりもこちらの方が切実な問題になるかもしれません。
続けざまに橋本治氏の「その未来はどうなの」を読んだせいもあり、
一気にTPP慎重派になりました。
投稿元:
レビューを見る
違法ダウンロード刑罰化やアメリカのSOPAといった著作権周りの話に関する本
アメリカのSOPAやTPPに見られるような国内法で実現できなかった主義•主張を他の重要な問題と抱き合わせたり、単独で法文化した国際条約や協約という圧力に載せて、その批准により国内法を整備する「ポリシーロンダリング」の話はかなり興味がある分野
ただ、日本の著作権周りの法整備は最早TPP基準以上との噂も。
投稿元:
レビューを見る
著作権保護の必要性は理解できるが、インフラがこんなにも激変しているのだから、今以上に保護されることはないのだろう。これをほのめかしている記述が散見される。
著作権の収益モデルが今後の最も重要な課題のひとつだと思われるが、新しい収益モデルの具体的提案を期待したい。
TPPについては、インターネット上での著作権侵害に適用するルールを自国の法律にすべく、交渉が始まっているという話。
投稿元:
レビューを見る
ちょっと前に話題になったTPP、農業だけじゃなくて著作権とかの知財面でも問題だったらしいです。
アメリカから与えられたものをそのまま受け入れるのじゃなくて、間違ってもいいから自分で考えること・・・・うん。
投稿元:
レビューを見る
著者の他の2冊の新書と同様に、大変分かりやすく、書かれています。TPPにおける知的財産権の問題を始め、ネット社会のより良い進化を考えるために、是非お勧めします。
投稿元:
レビューを見る
SOPA、ACTA、TPPと著作権が絡む法律、条約、協定のことがわかると同時に著作権にまつわるもろもろについて考えることが出来る本。
著作権自体を否定することはないです。面白いものを作れる人が作ったなりに何かしらの対価を得ることは必要だと思います。しかし、行き過ぎた保護は新たな創作の妨げになるのは否めません。
良いと思われるコンテンツはどんどん流通させて、流通することで対価が得られる仕組みがあればいいなあと思います。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4331854.html
投稿元:
レビューを見る
(推薦者コメント)
同じく光文社新書の『著作権とは何か』『著作権の世紀』で著名な福井健策氏の著作なので、信頼度は高いだろう。TPPに参加するか否かという問題から、日本の著作権や知的財産、ひいては「ネットの自由」を考察した一冊。ネットで動画を見たりすることの多い現代の若者にとっては、是非知っておきたい記述が多いのではないだろうか。前述の2冊はもちろんのこと、所蔵のある本では『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』などと一緒に是非読んで欲しい。
投稿元:
レビューを見る
TPPを知的財産の面から論じている。
TPP関連の本は、バイアスのかかりすぎたものが多く、なんとも判断がつきかねていた。よくある農業や医療などの問題を扱ったものではないけれど、やっと素直に問題点を理解させてくれる本に出会えた。
投稿元:
レビューを見る
TPPに加盟すると知財がやばいらしい、くらいの認識しかなかったのでちゃんと解説してくれる本に出会えてよかった。今読むべきだと思う。リークされた案について丁寧に解説してくれている(と思う)
著者の他の本も読みたい。
投稿元:
レビューを見る
SOPA、ACTA、そしてTPPと著作権をめぐる法律や条約についての議論がたえません。本書は、それについて生じた議論やユーザー・企業らによる反応を整理したうえで、それらの法律・条約に盛られている条項が、「誰に」「どのような」メリット・デメリットをもたらすのかを、わかりやすく説明されていると思います。
この本の主張は、第3章第6節のタイトルにあるように、著作権の正解は創作モデル・収益モデルによって変わってくるということ、だからこそそのルールをつくるのが誰であるべきなのかを考えていかなければならないということだと思います。
著作権の議論はどうしても、それぞれの立場の人々が、それぞれの立場の利益だけを守るための意見の言い合いになりがちですが、筆者である福井さんがおっしゃるように、「文化」の側に立ち、文化がもっとも多様で豊かになるために、どのようなルールが必要なのか、を考えていかなくてはならないのでしょうね。
投稿元:
レビューを見る
弁護士でもある著者が、
最近話題になっているTPPの知財条項などについて
問題となりそうな点を紹介している。
ネットなどで問題になっているものがどのようなものなのか知りたければ一読するといいかも。