紙の本
初心者に丁寧に
2015/09/10 08:23
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここがわかってくれないと情報理論の基礎がゆらゆらしてしまいます。そこを誠に丁寧に噛み砕いている。著者は初心者や大学一年生に噛んで含める教え方にかなり努力されたのであろう。
この分野のかかる業務についていたりすると、若い人や門外の人に二進法からの基本的説明を聞かれると、やはり少し詰まるのである。
実務的に慣れ過ぎたIT分野の人は、回路の中で実現されている言語よりも電気のオンオフが信号になり「シャノンの定理」にいたる基礎論を思い描くことは少ないけど、知っておいてほしいし、ここから始めてほしい、そういう入門書になっている
紙の本
現代の情報社会において、知っていくべきシャノンの情報理論を分かりやすく纏めた書です!
2020/02/18 09:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たちが日常生活の中で、常に取り囲まれている膨大な情報を理論化したシャノンの情報理論について分かりやすく解説したものです。シャノンは現代社会における強大な情報科学の基礎を築いたことで有名な科学者です。彼の理論では、目に見えない情報というものをどのように表現し、その価値をどのようにして表すのかを明快に説いています。同書の構成は、「1章 情報科学の歴史」、「第2章 情報とはなにか」、「第3章 情報の価値?」、「第4章 通信量を減らす?」、「第5章 伝言ゲームでは困る」、「第6章 情報科学の歴史の中の情報理論」となっており、情報に溢れた現代社会に生きる私たちの多くが読むべき一冊となっています。
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シャノンの情報理論については、学部の時に指導教官から非常に秀逸な授業を受けて以来遠ざかっていたので、とね日記にある参考書と共に一度まとめて読んでみたいと思います。
参考書:ちくま学芸文庫『通信の数学的理論』130人が登録★評価4.00
クロード・E.シャノン ワレン・ウィーバー著、植松 友彦訳
http://booklog.jp/item/1/4480092226
同『情報理論84人が登録』★評価3.20』甘利俊一著http://booklog.jp/item/1/4480093583
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シャノンの理論を、
価値ある情報を高速に、正確に送る
として、基本概念をていねいに解説する良書。
もっと詳しい話をしたいとウズウズしてるのを我慢してる感じが面白い。
これこそ電子本で読みたいな。
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内容を絞って、話が複雑にならないように配慮されている。それでも途中に何箇所か簡単じゃないところがあるので、そんな時は手を動かしながら読んでみるとよいだろう。
高校生は情報の先生と一緒に読んでみれば、書かれている内容の全容をつかむ事ができるだろう。
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つい買ってしまったが、入門ということもあり驚異的に中身が薄くあっという間に読んでしまった。
シャノンの業績はあまり知らなかったが、染谷勲も証明した「標本化定理」(再現したい周波数の2倍でサンプリングすれば元の波を再現出来る。人間の耳は20kHzまで聞き取れるのでCDは44.1kHzになっている)や、「情報源符号化定理」(有る特定の情報源について、瞬時に複合可能ないかなる符号の平均符号長も、その情報源のエントロピー以下にはならない)のくだりで出てくる「ハフマン符号化」のやり方など、多少役にたったところはあったけれど、10ページもあればかける内容を、無理にわかりやすくするために変な例をたくさん出して余計にわかりにくくなっている気がする。
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「価値ある情報を高速に、正確に送りたい」
以前かじった情報理論のおさらい、あるいは知識のリフレッシュとして読んだ。
改めて、シャノンはすごいと思った。
相互情報量、情報源符号化定理、通信路符号化定理、標本化定理って、ホントよくできている。
研究に対するポリシー(「価値ある情報を高速に、正確に送りたい」)が明確で、その研究の中でぶれることなく首尾一貫している。本書もそのポリシーとそれに対する回答についてやさしく解説されていた。
なお、第5章 5-3標本化定理のあたりがちょっと駆け足な感じ。フーリエ変換のあたり、もっと説明が必要。その分、第6章の昔のコンピュータの話は要らなかったのではと思う。
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大学の時以来、久しぶりに眺めてみたくなって読んでみました。
大学の講義という下地があるのと、入門編ということであまり数式が出てこないことにより、
理解できた部分が多かったです。
今でも基本の理論ですので、入門編として読むには本当にちょうど良い本だと思います。
(以上、ブログ全文です。)
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4424292.html
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読了.全体的にわかりやすいし,歴史にも触れており,興味深いんだけど,イマイチなところもあり… けど,この調子で,計算理論に関しても上梓して欲しい. #fb
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高校で文科省検定の教科書を教えるよりも、この本を読ませたほうがよっぽどいい。大学の情報処理の授業でへたにコンピューターをいじらせるよりもこうした理論をしっかりやったほうがいい。
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情報についての教養の初歩にあたる内容.その「触り」を知ることができる.この分野を切り拓いたシャノンの業績とその筋の良さが光る.
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さほど情報理論に興味があるわけではない。私が求めているのは、例えば「システィーナ礼拝堂天井画」のエントロピーであり、「マタイ受難曲」のエントロピーである。更に詩歌のエントロピーやマンダラ&マントラに至るエントロピーなのだ。
http://sessendo.blogspot.jp/2013/06/blog-post_23.html
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標本定理はなるほどと思った。
それ以外は説明分がわかりにくく、どうも掴みにくい感じがした。
惜しい感じ。
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難しい概念がわかりやすく説かれていた。
情報源符号化まではすいすい読めたが、相互エントロピー、通信路符号化の話は難しく、読み進めるのに時間がかかった。
情報理論の基礎を理解するのには最善の本ではないかと思う。
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情報は、なぜディジタル化できるのか?情報をどのように表現し、情報の価値をどう表すのか?シャノンの築いた情報理論を分かりやすく解説。