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憲法と平和を問いなおす みんなのレビュー

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みんなのレビュー31件

みんなの評価4.1

評価内訳

31 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

イデオロギーなしの憲法考察

2017/04/08 22:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

憲法論議はとかくイデオロギーに染まり、感情的になりがちですが、本書は法哲学的観点から、そもそも憲法とは何か、国家とは何かを問い、イデオロギーに左右されないで考えるヒントを与えてくれる、比較的読みやすい良書です。

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紙の本

「誰に、向いているとかいないとか」「じゃあ、読むしかないじゃないか!」

2005/12/19 19:53

16人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

進行中の憲法「改正」論議。この問題を考える上で、参照するに値する本。ありきたりでない、憲法の入門書をお探しの方にもお勧め。
憲法学のホープと目されている長谷部氏であるが、以前の著作のエッセンスも抽出した、「長谷部憲法学」の入門・概説書としても好適。
コンパクトながら中身の濃い、お得な一冊。

あとがきでは、面白いことに、本書が「全く向いていない」人が挙げられている。
一つ目は、《憲法に反する自衛力の保持を断固糾弾し、その一日も早い完全廃棄と理想の平和国家を目指すべきだ》とする人(便宜上「左」に分類)。
二つ目は、《充分な自衛力の保持や対米協力の促進にとって邪魔になる憲法九条はさっさと「改正」して、一日も早くアメリカやイギリスのように世界各地で大立ち回りを演じることのできる「普通の国」になるべきだ》とする人(便宜上「右」に分類)。

では、《「憲法と平和」というテーマ》なのに、どういった読者層に向いているのか。《筆者としてもはなはだ心もとない》と謙遜しているが、私はそんなことはないと思う。
各種世論調査では、憲法九条「改正」に反対する人は全体の半数前後である。この中で「左」の意見を持つ人は、少数派になっていると思う。
自衛隊を何らかの理由(例えば「必要悪」あるいは「解釈による運用」など)で認めつつも、九条は維持していきたいという人が多数だと思う(中間左派に分類)。
また、「改正」賛成派も憲法九条の意義は認めつつも、「実態と合わせるために」、「改正」の必要性があるとする人が大半であると思われる(中間右派に分類)。
アメリカやイギリスと同じような国に日本を変えたいとする「右派」は、少数派だと思う。
ここでの「左右両派」が相容れることは、難しいであろう。
しかし残りの「中間両派」は、議論をしてなんらかの合意に達する余地は充分にあると思う。そのための叩き台としても、本書は役に立つ。
第三章で、広い意味での平和主義のタイプを5つ挙げているが、中でも著者が重視するのは「穏和な平和主義」というスタンスだ。詳しくはお読みいただきたいが、この立場は日本人の、恐らく多数を占める「中間両派」に対して、よりアッピールするものと思う。
「原理と準則」という法規範を用いて、九条と「穏和な平和主義」とを架橋し、他の主張と比較検討しながら「現実」と「理念」をすり合わせようとする手際は、専門家ならではのものだ。

本書が論ずるのは、平和の問題だけではない。著者はこんな疑問を持っている人が、本書に向いているとする(一部抜粋)。

《国家はなぜ存在するのか。国家権力になぜ従うべきなのか(それとも従わなくてもよいのか)。》
《人が生まれながらに「自然権」を持つというのはいかにも嘘くさい。そんな不自然な前提に立つ憲法学は信用できないのではないか。》
《多数決で物事を決めるのはなぜだろう。多数で決めたことになぜ少数派は従わなければならないのか。》
《女性の天皇を認めないのは、男女平等の原則に反するのだろうか。》

まあ、しかし、私見としては、こういった疑問が特になくとも、向いているとか向いていないとかいうことすらも越えて、広くお勧めしたい。

《立憲主義は自然な考え方ではない。それは人間の本性にもとづいてはいない。いつも、それを維持する不自然で人為的な努力をつづけなければ、もろくも崩れる。世界の国々のなかで、立憲主義を実践する政治体制は、今も少数派である。立憲主義の社会に生きる経験は、僥倖である。》

なるほど。「僥倖」とまでいう経験をしているなら、それを享受している誰しもが、立憲主義の視点から憲法と平和について深く考え、問いなおしていく価値はある。
「立憲主義」そのものを問いなおすことも含めて。
その担い手は、わたしであり、あなたである。

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2004/10/04 22:28

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2006/10/26 19:12

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2013/01/12 22:38

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