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「物体とは、単にデータが硬い殻をかぶっているものにすぎない。」(p.61)
と言い切られると面白い。
建築とは秩序立てられた材料の関係性のことであるとは、建築論ではよく言われることである。その全体化。データの物質化したものがモノであるというモノ=情報論。
そのモノは単独では存在できず、つねに社会を構成する。ソーシャルマシンとは、モノのインターネットにおける疑似的な主体の単位なのだろう。アバターとしてあらわれるのだ。
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M2MからIoTへの流れの中でモノをソーシャルマシンとしてソーシャルネットワークに参加させ、そこでどのようなビジネスを行うか、そしてどのように開発するかなどをビジネスの事例と進め方について具体的に解説、読んだからといってビジネスが成功する保証はありませんが、IoT(IoE)入門書としてはとても分かり易くて良かった。
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先日、JINSから『JINS MEME(ミーム)』というセンサー付きのメガネが発表されたけど、多分そういうものをソーシャルマシンというのだと思う。
第4章の冒頭にある『リアリティ・グラフ』という周囲のソーシャルマシンと友だちになることができる仕組みの話の例の舞台が東京なのだけれども、なんで東京にしたのだろう。携帯電話会社が発達しているからだろうか。なんだか日本にたいして興味を持っていそうな感じだったので、日本語訳に対する著者のコメントとかほしかった。
自動車にはOBD-IIという大量の利用状況データを取得できる仕組みがあるということを初めて知った。自動車のシステムって本当すごいと思う(自動車には興味ないけど)。
第7章の犬がどのくらい犬小屋を使っているか分かる道具についての問題がすごい。7歳でわかるもんなのか。無線通信機とか光センサーとか。
ソーシャルマシンの7要素は、すごいややこしい。いまいち違いが分からないものもある。
無線通信の例に『ジグビー』というものがあったのだけれども初めて知った。使用電力が非常に小さいらしい。
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世界の一方には未来に手を伸ばそうとしている人間っ地がいて、彼らは周囲の世界とより親密で広範な関係を結びたいと考えている。
ソーシャルマシンの概念においては、機械は世界と積極的につながっている。
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人間には自分の働きかけに対する反応=存在意義を確認できるものが必要。(マズローのナントカというやつですね)
モノそのものや、モノを通じての他者から、どのような反応を得るか、というのが今後のビジネスのテーマになるだろう、というように読みました。
成熟社会では、価値=サービスにならざるをえないので、純然たる品物から、いかにその部分を取り出しすか、ってかむしろ付帯サービスや価値だけでモノそのものなんて実はどーでもいいのかも?ってところまで来てしまっているわけですね…。
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クラウドやスマホのようにCPUやストレージを外部化することで、通信機能(近距離通信機能だけでも可能)を持つだけで様々なものがインターネットにつながる。この事実が持つ将来の可能性について論じた本。最近でもApple Watchが発表された(2014年9月)こともあり、それはさらにいよいよ大きな可能性を見せつつある。
金融商品(保険が例に挙げられている)ほとんどすべての領域に影響がありそうだと。
本として、面白かったか(卓越性や意外性が感じられたか)というとその点ではイマイチ。でも、ソーシャルマシンと呼ぶにせよIoTでもM2MでもIoEでもいいが、非常に大事なコンセプトであることは確か。
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流行りのIoT、IoEに関する内容だが、既存のビッグデータやシェアの概念との差を今ひとつ掴みきれていない。
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2013年3月出版
Social Machine How to Develop Connected Products That Change Customers’ Lives
バグラボ
http://www.buglabs.net/
ソーシャルマシンの7要素
特権
アクセス
ステータス
アクティビティ
プレゼンス
発見可能性
ID
↑
Internet
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・「つながる製品」は時間とともに価値を増していく
・エアビーアンドビーの「宿泊サービス」ビジネス
・ルールを熟知すれば、巧み破ることができる ― ダライ・ラマ14世
・あらゆる戦略は、敵軍と対峙したときに崩れ去る − ヘルムート・フォン・モルトケ