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四人家族の綿貫家。それぞれが現状に小さな不満や悩みを抱えながらも、お互いを支え合う日常を描いた物語。
家庭が崩壊するしないの分岐点は、そこに「信頼」があるかないのかだと思う。平凡で特別なものは何もないのに、この綿貫家はとても輝いている。
私の年齢的に、母・春子と父・明弘の章はとても共感できた。「ちん・まん」とか、「意味なしおちゃん」「やる気なしこちゃん」なんてツボだなあ。
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綿貫家の人々の四者四様の日常の切り取り、、。家族・夫婦・親子・姉弟としての繋がりはあれど、微笑ましさの血は争えない!?一人一人の個性は個性♪。
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綿貫さんは四人家族。
父、母、娘、息子の普通の家族。
それぞれの視点からの短編。
「ダリアの笑顔」真美はクラスでどのグループにも属さない子。自分に自信が持てない。
ある日、母親が書いた真美の育児日記を見つける。それを読んで、どれほど自分が愛されて、大切に育てられてきたかを知る…
真美ちゃんが本当のダリアの笑顔で笑えるようになれるといいね。
ほっこり心があたたかくなる話。でも、育児日記をゴミに出すなんて…なんで?
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夫婦に相性があるように、
兄弟だって親子だって相性の善し悪しはあるだろう。
人一倍声がでかくて、感情そのまま表に出す母に
繊細でナイーブな心を持つ娘。
積極的とは程遠い日々を淡々と過ごし、
ゆっくり釣りに行くことを夢見る父親に、
元気溌剌やる気の塊のような小学生の息子。
個性がバラバラの家族が、
それぞれ小さな問題や悩みを抱えながらも
社会から大きくドロップアウトすることもなく
ちゃんと毎日を過ごして行く。
幸せを噛みしめるように、ハーゲンダッツのクリスピーサンドを子どもに隠れるて食べるお母さんが可愛い(笑)
そんな小さな楽しみでも、生きて行く励みになるのです^^
代わり映えのしない毎日でも、
明日もがんばろうと背中を押してもらえる一冊でした。
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ある一家のお話。
家族でも、みんな違うんだよなぁ〜と改めて思うきっかけになりました。
特に娘のお話と娘の成長していく姿が良かったです。
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4人家族の日常をそれぞれの視点で語られている4部構成。自分の家族の同じ家族構成でやはり母親の春子目線で共感しながら読了。自分だって娘時代があったから真美の想いも分からないではないけれどやはり今の自分と近い立場の春子の気持ちに寄り添ってしまう。旦那のうつ病?という最終章は日常ながらも少しドキドキした。家族といえどもそれぞれに物語があるものだと再認識。
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よくある4人家族の日常生活を描いた4編の連作集。こういう小説を読むと家族って毎日一緒にいて、一番知ってるように見えるけど、本当は何も知らないのかなと思う。
今はまだ子供が小さくて一心同体のように一緒にいるけど、手が離れたら個として尊重してあげなければ…。
日記も、連絡帳もアプリの現代だけど、子供が自分の育児日記を見返す場面を見て、母子手帳くらいは毎年きちんと手書きしようと思った。
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4人家族のそれぞれを主人公にした4つの連作短編集。作者に一番近い母親編が一番踏み込んだ内容で読み応えがあった。