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ユニバーサルストーリー(普遍的な物語のつくり方)
「聖書」人間は生まれながらにして、神と契約して生まれてくる。しかし、業が深い人間たちは神との契約に背き、七つの大罪
傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲
を犯してしまう。「普遍的物語」とは、人間が克己し、その七つの大罪を乗り越え、神との契約に回帰するまでを描いたものでなければいけない
映画を始め、映像コンテンツは手で触れられる「商品」ではありません。例えばDVDという記憶媒体の中に映像は記録されますが、DVDという媒体そのものに、家具やコップのような実用価値があるわけではなく、そこの記録されている「物語」に価値がある訳です。そして、その価値の実態が何かというと、人の心を揺さぶる「感動」だったりする。その「感動」に対して人々は対価を払うわけです。
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BSで再放送中の「龍馬伝」。そのメインディレクターは、NHKを辞め、映画監督一本で歩むことにした。製作現場の裏側も、ちらっと読むことができます。
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どうクリエイティブで喧嘩するのか?
→いい企画をつくるためには、いまある凝り固まった枠を壊して、その外にでることが一番の近道であり、企画とは自分の頭で立てるもの
簡単に他者の言うことを聞いてはいけない
他者と違うところから思考をスタートすることで、何が違うのか、どこが違うのかという自分だけのオリジナリティーや考えを消去法的に探していくきっかけになる
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独立心を養い、自分に疑問を持ち、戦うことを怖れるな。
ようやく読んだ。
この方をよくわからずに読みましたが、一番印象に残ったのが「深く潜れ」の演出してた人か!というところ。
本人は失敗したドラマの中でも得た話、という形での持ち出し方ではありましたが、
当時このドラマにどハマリしていた人が居たなあ、ということを思い出しました。
一般的にはるろうに剣心の映画、龍馬伝、映画プラチナデータの方と言った方が良いですね。プラチナデータしか見てないので恐縮ですが、そんな自分でも参考になりました。
独立心を養い、自分に疑問を持ち、戦うことを怖れるな。
そんな風に奮起させられているような気持ちになる本。
個人的にはフジテレビがライブドアに買収されそうなった時に、既にフジテレビの価値は「過去のバラエティ番組やドラマ」にあったんだな、と改めて書かれていて切なくなりました。昔フジテレビの番組が大好きだったからかなあ。
組織に染まらず、自分の好きなもの、熱意、これだけは譲らないというものを明確に。安定に逃げたくなったら読み返したい本ですね。
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NHK大河ドラマ『龍馬伝』で史上最年少の演出チーフを務め、独立後は映画『るろうに剣心』『プラチナデータ』などヒット作を手掛けるカリスマ演出家による常識破りの仕事術とは!?
生き馬の目を抜くエンタテインメントの世界で勝ち続けるためにはどうすればよいのか。
舞台裏のやり取りとともに、仕事の極意とヒットの秘密を臨場感たっぷりに記す。
大友啓史さんが説くオレ流を貫く仕事のこだわりとは、いい企画を作るために今ある凝り固まった枠を壊して外に出ること、長い物に巻かれず媚びそうになっている自分に喧嘩をふっかけながら自分の内にあるスタンダードを確認し言語化し具体化していく、自分の内に仮想敵を作って理論武装すること、監督としての心掛けはキャストやスタッフと撮影前に題材についてしっかり話し合いどういう物を撮りたいか共有した後は段取りの大まかな動きをリハーサルで確認した後いきなり本番に入る方法で役者のリアルな動きや感情を長回しでカットを切らず撮ることでライブ感や情念をフィルムに刻み込む、現場で細かく説明せずスタッフや役者に自ら考えてもらうことで主体的なクリエイティブを生むようにしているなどの映画界の風雲児・大友啓史が説く覚悟の仕事術を「ハゲタカ」「龍馬伝」「るろうに剣心」「プラチナデータ」での撮影秘話を通じて教えてくれるので、クリエイティブな職業以外でもサラリーマンでも読めば自分なりのスタンダードを作る助けになる本です。