紙の本
猫との日常
2017/02/26 13:40
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫と一緒の日々、しかも会話が出来るなら幸せだろうな。そういう猫好きの願望が漫画化されたような作品です。しかし 猫たちがみんないい子!
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表紙とあらすじから判別るように、動物漫画、ほのぼの系
だが、時に真面目な雰囲気も醸す
ギャップとまでは行かないが、この変調が読み手のこの作品に対する興味の色褪せを防いでいるようで、好感が持てる
適当でなく、簡素と言った印象を受ける絵柄にホッとできるのもイイ
猫の可愛さ全開の内容である反面、しんのすけさんを初めとした人間の日常風景にも重きを置いているトコが、オザキ先生らしい
読み手を急かしたりは決してせず、スローテンポで話は着実に進んでいくので、思考の迷路に入り込んじゃっている時や、身近な人との関係が少し拗れちゃっている時に読むのがお勧め
人に堂々と発表できる物語にもならない、ありふれた何気ない、平凡な日常にこそ、努力じゃ手に入らない、普通の幸せが芽吹くのだ、と思わせて貰った
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なごみつつ、小さく笑いつつ、ほっこりしつつ、さりげなくジーンとさせられて、ちょっと涙目になったり。
しんのすけさんも、猫たちも、その飼い主たちも、みんな素敵。
いい作品に出会えたなあ。何度読んでも飽きない。
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相変わらず個性豊かでみんなかわいいなぁ。それぞれの家族とのそれぞれの物語にほっこりしたりほろっとしたり。こっちまで一緒にお昼寝したりひなたぼっこしてる気分です。それにしてもねこちゃんたちとおしゃべりできるしんのすけはやっぱりうらやましい!
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顔の半分が目で
脳みそより目が大きい
『猫』という、愛くるしくて不思議な生き物。
(人間で言えばパーツのバランスが幼児と一緒なんですよね笑)
猫は進化する過程で
脳やパーツの性能を良くすることより、
人間から『可愛く見られること』を
遺伝子が選んだというのが
なんとも面白いですよね♪
そんな生まれながらに可愛い猫だからこそ、
その殺人的な魅力に骨抜きにされる愛猫家も多いんやけど、
まさか、この作品にまた会えるなんて!
もう猫好きなら
狂喜乱舞すること間違いナシ(笑)!
本作の特徴である
ジワジワとボディーブローのように効いてくる
無敵のほっこりさはそのままに、
長毛猫に密かな憧れを抱く「くま」や(笑)、
珠子の顔面で寝る黒猫の「男爵」(爆)、
ロボット掃除機の挑発的な動きに
思わず猫パンチがうなる「くま」(爆)、
捨て猫に自分の姿を重ね気遣う「くま」、
精肉店の娘、珠子と鮮魚店の息子、良二との淡い恋模様、
ちくわ以外にかつお節にハマった「くま」(笑)、
花火に戦々恐々の猫たちと
花火に対抗するための秘密の猫会議(爆)の様子、
そして、涙なしでは読めない
精肉店の看板猫、「男爵」と「ハムカツ」の絆の秘密など、
「えーっ!? そうやったん!?」 っていう新たなエピソードにも
ガッシリとハートを掴まれ
よりこの作品が好きになりましたよ(*^o^*)
思い出って
つまんないことの方がよく覚えてたりするもの。
去年短い生涯を閉じた我が愛猫ヤミクロとの思い出も
わざわざ読んでる新聞の上にスフィンクス座りするそのぽってりする姿や
寝てるヤミクロの肉球にジャムを塗って
こっそり猫拓したこととか(笑)、
酔っ払った勢いでヤミクロに
扇風機の前でバルタン星人の声真似をさせようとして
唇を引っかかれて
夜中の救急病院で何針も縫ったこととか(笑)、
あとになってみると、
どうでもいいことやくだらないことが
実は一番強くてあったかいのです。
猫の言葉が解るクールなしんのすけと
しんのすけを
まるでオカンのように気遣う(笑)猫の「くま」との思い出や
些細なエピソードも
読む人の心の深いところで
いつまでも光を放ち続けるんやろうな。