電子書籍
面白かったです。
2020/09/14 14:40
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
孝介を跡継ぎにしたくってこういったことをしてるのかと勝手に勘違いしてましたが、高瀬さんが自分が跡取りになるためだったんですね~。
紙の本
地味ですね
2017/01/27 19:43
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
パリの街、曲芸の一座と面白い要素が色々とあるのに地味で華が無いという印象。丸く収まったけれども今ひとつ残りませんでした。
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誰かが誰かを大切に思っていて。
そのために自分を投げ打って。
三木さんのお話は、読み終わったときには、やっぱり悪人がいないんですよね。ほぉ…って、静かなため息で余韻を味わう感じ。
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パリを舞台にした時代ものの連作短篇集。
『日常の謎』ものに分類されるが、後半は富豪の後継者争いや身代わりなど、それなりにドロドロした内容に変化して行く。
日常の謎からヘビー路線に向かうのは他でも見かけたことがあるからいいとして、イマイチ街の描写が甘く、雰囲気が掴みづらかったのが残念。
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三木さんお得意の時代背景での探偵小説です。
舞台は巴里。まずバケットがおいしそうと思う私はやはり食いしん坊です。
勿論、内容は正当な探偵小説です。
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朝倉商会の後継者問題で、高瀬が孝介を追い落とそうとした理由が全く腑に落ちない。「決壊石奇譚」でも納得の行かない心理(理由)があったけど、これもそうだった。そういう理由付けが今ひとつ上手くないのでは?と思う。晴彦には自分から本当の事を孝介に打ち明けて欲しかった気もする。それ以外はまあまあ楽しめた。でも、新しいシリーズ(になるのかな?)手掛けるより、高広&礼のシリーズを進めて行って欲しいな。
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パリで暮らす日本人コンビのプチ探偵。
でも、このコンビ、各々何か抱えてて。。。
まぁ、軽く読めます。
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面白かったですが、状況描写というか、説明が不足気味で突然な事が多くて、??ってなりながら読んだ部分が多かったような感じです。
話は面白かったので少し残念。
でも最後はほっこりして、清々しい気持ちになりました。
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表向きの設定だけのほうがよかったような、それだけでは退屈だったような。年齢設定が老けてるような若いような・・・。
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三木笙子新刊。今回は、気難しくてなかなか懐かない、頭のいい年下くん×秘密をかかえた万事そつのない、その従者くんのコンビです( ̄▽ ̄)。お料理上手なとこに萌え。餌付けは大事だ。
舞台は巴里。まだ馬車が走り、阿片窟が残り、海外への渡航手段は客船、という時代。日本を離れても、こういう旧い都が舞台なのねー。
まるで帝都シリーズの合わせ鏡のようなお話。探偵役こそ逆だけど、世知に長けた魅力的でアブナイおっさんが出てくるし、過去を引きずるキレ者の青年が出てくるし。もちろん大好物なんですがね。
シリーズだけでなく、単発のこういう作品も面白い。次作楽しみに待ちます。
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明治×男子コンビミステリーは三木さんのおハコですが、今度の舞台はパリ。
旅回りの一座の番頭という設定のおかげで、パリ社交界の華やかさもあるミステリーに仕上がっていました。
ただ、晴彦の秘密や高瀬さんの同期など、説明されてるけど納得しがたい部分が多かったかな…。
誰も悪者にしないのが三木さんの作品の良いところでもありますが、それが仇になってぼやけちゃった部分もあったのがちょっと物足りなかったです。
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■明治時代の巴里で繰り広げられる物語
明治時代のパリを舞台として、二人の男性が様々な謎を解いていく推理小説だ。
内容(「BOOK」データベースより) ヨーロッパを巡業中の曲芸一座で、敏腕の番頭として名高い孝介と料理上手の新入り・晴彦。裕福な贔屓客から頼まれ、ストーカー退治や盗難事件の解決など厄介事の始末に奔走する日々を送っていた。華やかなパリで生きる人々の心の謎を解き明かすうちに、二人は危険な計画に巻きこまれていく。人の温もりと儚さがラストを彩る連作短編ミステリ。
曲芸一座の敏腕番頭である孝介と一座への新入りで料理上手な晴彦が、明治時代のパリで数々の謎に挑んで行くという物語。ポルターガイストの謎やストーカー事件の謎などを解きながら、孝介と晴彦自身の謎を解いて行くという連作短編という形をとっている。
明治時代のパリという時代設定が丁寧に描かれているのもこの物語の魅力のひとつで、未だに行ったことのないパリであり、さらに明治時代のパリという時空を超えた場所の様子がふんわりと頭の中に思い浮かんでくる。
推理小説として出てくる数々の謎は、どれも人の心の中にある哀しさと優しさを含んでいて、謎が解かれるたびに心の中にじんわりと温かいものが流れる。物語全体を通じて描かれている孝介と晴彦自身の謎に関しても、 人生の厳しさや哀しさを含みながらも、人の優しさと温かさを含んでいる。
物語の最大の謎である孝介と晴彦との関係は最終話で明らかになるが、各短編で張られた伏線が絶妙で、物語の最後に明かされる謎にハラハラしながらも人の心の温かさを感じることができる。
この物語全体に流れているのが「人生の厳しさ」と「人の心の哀しさと優しさ」、そして「人の心の温かさ」だ。だからこそ、読了した時には心の中がほんのりと温かくなり、優しい気持ちになれるんだと思う。
登場人物の会話やストーリー展開のテンポも良く、スラスラと読んで行ける軽やかな物語だった。休日にゆったりと読んだり、仕事から帰ってから寝る前にノンビリと短編を楽しむという読み方も似合うかもしれない。
三木笙子さんの作品は初めて読んでみたが、読み進めて行くうちに気持ちを心地よく解きほぐしてくれる物語だった。これからもひとつずつ読み進めてみようと思う。
■本を買うというのは一種の冒険
推理小説といえば、1841年に出されたエドガー・アラン・ポーの短編小説「モルグ街の殺人」が世界初の推理小説といわれている(諸説あるが)。私の世代でいえば、江戸川乱歩や松本清張などの推理小説を読んできただけに、推理小説といえば残酷な事件や悪の心を持った犯人が出てくるというイメージがある。
しかし、今回ご紹介した「クラーク巴里探偵録」では登場人物は普通の人々で、普通の生活をしている中でどうしようもなく事件の犯人になってしまうという点が読んでいて好感を覚えた。
もちろん、殺人や非道な詐欺などを扱った推理小説を読むのが好きな方もいるだろうし、こういった温かい気持ちになれる推理小説を好きな方もいるだろう。���しみ方は人それぞれであり、様々だということだと思う。
大切なのは「自分に合った推理小説」を探すことだと思うが、そのためには色々な作家さんの本を読んでみるということも大切ではないだろうか。
しかし、本を買うというのはある意味では冒険のような要素もあって、本好きの人なら誰しも「買って損した」と思うような物語に出会ったことがあると思う。私も書店のポップや本の裏書きを読んで買ってはみたものの、結局はすべて読み終わることなく本棚に仕舞ったり売却してしまった本は数しれない。
また、新聞の書評で評判が良かったので買ってみたけれども、読んでみたら自分には合わなかったという本もある。最終的には「読んでみないと分からない」ということになってしまうが、だからといって今まで読んだことのない作家さんの本や新たなジャンルに手を出さないというのはもったいないことだと思う。
読んでみて面白くなければそれも経験になるし、そんな経験があるからこそ自分にピッタリ合った本に出会うと無性に嬉しくなる。そんなことを繰り返しているうちに、いつの間にか自他ともに認める本好きになってしまうのではないだろうか。
私はこれからも「自分のカンと度胸」でいろいろな本を選ぶという、一種の”知的冒険”を楽しんでいきたいと思う。
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20世紀初頭のパリを舞台としたコンビもの。
サーカスの番頭と、パリへ出稼ぎにやって来た青年が謎を解くひとが死なないライトなミステリ。
パリの町並みや時代背景をうまく使った話もあるものの、登場人物はほぼ日本人だし、他のシリーズに比べて必然性が薄かった。
それより最も残念な感じにしているのは、文章も展開も子供っぽくなっていっている気がする点。
必要な状況説明もなく始まり登場人物に感情移入しづらいし、物語の中の展開も早くどんどん展開してしまう。
作品全体の仕掛けとして用意されたある思惑は読者に対してもっと効果的な知らせ方があったのではないかと思ってしまう。
とにかく感情移入しづらくて楽しめなかった。
トリックもご都合主義的で現実味がない。
色々と残念な作品。
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【収録作品】第1話 幽霊屋敷(メゾンアンテー)/第2話 凱旋門と松と鯉/第3話 オペラ座の怪人/第4話 東方の護符
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時代は明治の巴里にて。
警察よりも頼られる男がいた。
そんな帯に魅了され読んでみれば、不可思議事件を解決する曲芸一座の番頭さんと居候?くんにどんどん引き込まれていきました。
面白かったです。
この本、本当に素敵