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ニーチェに振り回されることなく生きていくためにも、この最初の歌を味わって読んでおきたい。
残念なお知らせをまず致します「いつも世界は不公平です」
「何が良くて何が悪いか」という価値判断、つまり道徳というものは実は非論理的なものです。
そのため、人間ははじめから不公平な存在であり、世界もまた不条理にできています。
だからといって「こんな世界はクソだ!ゴミだ!」というのではなく、それに立ち向かうこと--それが生きるということだとニーチェはいいます。
-本書の第1章から引用-
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ほかに書いてるひといるけど確かにトイレに置いておきたい本だった。短歌だし暗誦するぐらい読み込むことで意味がにじみでてくるのかもしれない。ガチの哲学の本ってカントの純粋理性批判よもうとしてだるくなって積ん読になって以来、読もうと思わなかったけど、この本は57577の定形リズムでなんとなく読んでいけるので楽しかった。
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孤独は決して悪いことではない。
自ら強いと思い込んでいる者が他人に同情する。
疲れたら、まずゆっくり眠れ。
自分からよく考える者こそが危険で優れた組織人となる。
苦しんで悩め、それこそ人間を向上させるすべてであった。
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ニーチェ入門書としては最適でしょう。
私の短歌観からみて、これらが短歌かというと、微妙です。
ニーチェの思想を内在律で要約してみた『新しい短歌の取り組み』という感じでしょうか。
でも
珍しい花をつけてる生垣の下に行くには短い 生は
という、情景と心象が重なると「よいなあ」と思いました。
として