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【生き方】どん底からはいあがる生き方の話/木暮太一/20140802(63/237)
◆きっかけ
・同著者の「カイジ、勝つべくして勝つ、働き方の話」を読んで関心あり。
◆感想
・自分の生き方について非常に示唆に富む内容だった。一言でいえば、"Mind your own business!"に尽きる。すなわち、自分と自分の意見をもっと大切に扱い、自分に関係のあることに集中すべき、ということ。周りの雑音が大きすぎるし、それを気にしすぎている自分を認識した。それができていれば、「受動的に全体に組み込まれる歯車になるか、積極的に自分の居場所を求めて主体的に他者とかみ合う歯車になるか」の問いに答えは出せているはず。
・またポジショニングワークという戦略的な発想も参考になる。為末選手が好例だ。そして、その為には、欲張らず、捨てる勇気が必要。しかし、それをやろうとしたとき、周囲の評価を気にするようなのは、まだまだ自分自身の考えを大切にしていない証拠でもある。。。
◆引用
・ビジネスにおいて、自分が伸びいくためには、課題を発見し、その課題を解決していかなければならない。そして、その前にその課題を適切に定義しなければならない。
・課題解決=現状と理想のギャップを把握することが第一歩。
・エア試合(居酒屋での愚痴)は無意味。
・失敗しても元に戻るだけ。
・「カイジ、勝つべくして勝つ、働き方の話」:現状維持は後退。人生の喜びには、快と楽がある。努力して必死にがんばって成功し、達成感を味わう喜びが快。家で横になってビール飲んでいるのが楽。
・イカサマがない社会などない。ズルがない社会など実現できない。その前提で戦うべき。
・お金=それまでの人生で積み重ねたものと等価。
・人脈はつくるものではなく、惹きつけるもの。
・人生を変えるためには、今までと違う考え方、今までと違う行動をしなければなあい。
・人と違うからこそ自分が生きる。
・目標がなくなることが本当の困難。
・会議室や居酒屋等、敵のいない安全な場所で偉そうなことを言っても、いざ何かに挑戦するとなると、途端に役立たなくなる人は沢山いる。
・人が目標を持たない、自分に期待しないのは、社会が悪いからではなく
自分が傷つきたくないから。どうせ俺なんて。。。といって自分を守っている。
・チャレンジする人は往々にして、完璧を求める。行動している人は、行動しながら改善していく。最初はダメダメだった。鉄人28号は28番目の鉄人。27号までを補強してできた。第一号は空き缶くらい。それほどの未完成なもの。
・自分の居場所を複数確保することで、自分の気持ちが変わり、余裕を持つことができ、窮屈でなくなる。
・受動的に全体に組み込まれる歯車になるか、積極的に自分の居場所を求めて主体的に他者とかみ合う歯車になるか。
・為末選手:100mでは勝てないので、400mハードルに転向した。勝つために一番目立つ花形を捨てた。自分のポジションを見つけ、そのポジションでレギュラーになる道を選択肢に入れるべき。空きポジションを探せ。=ポジショニング・ワーク(自分のポジションを決め、そこでのレギュラーを勝ち取ること)。チームの中にいるからこそ意味がある。
・将来多くの可能性と選択肢を残すという意味で、いろいろなことができるようになるのはいい、しかし、苦手を克服しようとするあまり、得意が伸ばせず、それを嫌いになるのは本末転倒。=捨てる勇気がないだけ。
・相手の願望実現にちゅうしすること。自分がいかに相手の願望を解決するか。
・自分には何もないと嘆くのではなく、自分には何があるのかを真剣に探すべき。
・Mind your own business!自分に関係のあることに集中すべき。
・人や周りを意識しているうちは真剣に生きているとは言えない。
・人生を企画せよ、今日を企画せよ。他人から提供されるものを受け入れているだけでは、心はざわつかない。未完成でもいい、自分で企画する。
・人生を変える=考え方を変える。
・明日から頑張ろうでは永遠に頑張れない。今日だけ頑張ろう。という意識が努力を継続させ、やがて人生を切り開く。
・自分と自分の意見をもっと大切に扱うべき。
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現在のネットにおける様々な誹謗中傷とか妬み、炎上などの本質がわかる。そういった分析だけでなく、さまざまな提案がこの本に垣間見られる。「人のために」ではなく、まずは自分のために生きよう。自分に関係のない他人にではなく、自分に関係あることに集中しよう、など。大変勉強になった。
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漫画「賭博黙示録カイジ」等のカイジシリーズから、どのように生きるべきかを学ぶ本。世間をシビアに捉えており、現実をしっかり見つめろという痛烈なメッセージを感じます。読めば読むほど、「強くならなければ!」と感じさせてくれます。「やってみたいけど、失敗するのは怖い・・」「毎日がなんとなく過ぎている気が・・・こんなんでいいのか」と感じている人にとっては、「一歩なんだ!まず一歩踏み出せ!」と後押ししてくれる良い本です。
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みんなと一緒でいたいと願う気持ちを捨てる
自分を人材として見る視点→自分がいかに相手の願望を解決するか。
自分の能力を見つける→仮に新入社員が自分と同じ仕事をすることになったら、どんなことを教えなければならないか?
まずは、自分を大切に扱う→自分の心が満たされていなければ、他人の心を満たすことなどできない。自分も大変なのに、あなたのためにやってあげている、と相手が感じ取る。
人生を企画する→他人から提供されたものを受け入れるだけでは、心はざわつかない。自分が、これが好きということを、自分で企画する。
人生を変えるとは、今日を変えること。今日を変えるとは、今日の考え方を変えること。
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「平等」な世の中になったからこそ、「不平等」をより感じるようになる。
誰にでもチャンスがあるからこそ、自分もできたはずなのにと成功者を妬んでしまう。
しかし、「今」の自分を作り上げたのは、自己責任である。それを認めて今から、考え方を変えて人生を変えていこうと思った。
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上司に勧められた一冊。
カイジ自体読んでないが、この本はちょっと私には暑苦しすぎるような印象を受けた。
ところどころのキーワードはささるものあり。
このごろ何冊かビジネス書?というか啓発本を読んだが、どれにでも共通するのは、自分に誇りを持ち信じて生きること、というもの。
誰かの願望に繋がる仕事をしていくこと、というのも、納得できた。
が、やはりこれを上司から勧められるのは、暑苦しい、と思ってしまうのたが。。
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○ビジネス作家の木暮氏の作品。「カイジ」シリーズの3作目(完結?)。
○本作では、「カイジ」を通じて、これからの仕事の仕方、選び方、取り組み方など、社会人としての心構えを中心に解説した作品。
○前2作にくらべ、若干精神論が多かったが、それも含めて楽しく読めた。
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シリーズ通して参考になったが、第2弾の印象が強すぎてこちらはやや内容が薄いように感じた。単品で読むよりは、1、2と読んできた人向けのように思う。今回は生き方についてなので、さらに抽象的な内容に感じてしまうのかもしれない。1と2ではパンチが強すぎると感じる人にはいいと思う。
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【こんな人におすすめ】
なんとなく、今の自分ではダメだなーと思っているけど、何も行動を起こせていない人
【おすすめのポイント】
アニメを内容をベースに書かれているので、活字だけの本しか読んだことがない方でもとっつきやすいところ。
また、一般的に「常識」と思っている部分を否定しているので、自分の考え方を壊すということでは刺激があっていいです。
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シリーズの中では1番抽象的というか、漠然としていたとおもう。
生き方に正解はないし、内容も広いなぁと思いながら読んでいた。
でも、この本の通り、忘れてはいけない大切なことはある。
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《気になるフレーズ》
① 階級制度の崩壊(誰もが上を目指せる時代)が妬みを生み、とりあえず出る杭を叩く様(不安だから)になった。
平等社会がより不平等な意識を生んだ。
② 減点主義の思想が人の行動を足踏みさせる。
③ 人脈は相手に自分にもう一度会いたいと思わせて初めて人脈。その人が欲すること、潜在的欲求に応えられる人物になること。
④ 人と同じでいたいという欲求が行動を縛る。
⑤ 自分の居場所は複数もつこと。
⑥ ごめんなさいよりありがとう
⑦ 相手に望みを叶えるものが勝つ。
⑧ ノロマの亀の自分を尊重。自分を受け入れる。
⑨ おれにも一言言わせろをやめる。
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挑戦して失敗しても、それはマイナスではなくゼロに戻るだけ。
そして自分を大事にしつつ、自分を磨き続けること。
そして自分のペースを守ること…。
まずは現状をしっかり見つめることからスタートですね。
泥だらけでのたうち回るような作業になるでしょうが、やるしかないでしょう。
自分のことは自分でする…、シンプルながら非常に大切なことですね。
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人生を変えたかったら今日から変わること
これがすべてだと思う。
人生は長いようで短い。
今の自分は本当の自分では無いというのは、昔から対生しない人の言い分。
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帰属する社会が1つしかなければ失敗を恐れてしまうと感じた。
→学校という社会が小学生や中学生にとっての社会となるため失敗を恐れ他人を蹴落とす。
トクヴィルの相対的不満
→人は平等の状態であればその平等な人間が自分よりも評価を得ると嫉妬をしてしまう。
カースト制などの階級制では生まれたその時からその階級なので奴隷が貴族に不満を持つことは少ない。
(奴隷Bのほうがたくさん食べ物をもらっているなどのことのほうに意識がいく)
努力をできない、またはしない人間は
アドラー心理学でいう人生の嘘で
やらないもっともらしい理由をつけて自分を守っている。
人間はずるをする場合にずるをしたときに起こりうる損失と利得を比べ損失が小さい、または損失に比べ利得が大きい場合にはずるをする。
インセンティブへの反応(やばい経済学)
人脈
→人脈とは自分がBさんを知っているということではなくBさんが自分を知っておりかつ自分と関わることによりメリットを感じてくれている状態。
よって人脈は自分でつくるというよりも惹きつけるものである。
他者がどう思う(必要とする)かはそれぞれで自分にはわからないので必ずしも他人に合わせる必要がない。
(自分の帰属する社会で、最も大事にしている人間ならばそうとは限らないが。)
チャレンジをして失敗を恐れるのは減点法を意識しすぎているから。教育がそうだから仕方ないかもしれないが。
チャレンジをして失敗することはあまり大きな問題ではないが自分の今でき得る最高の準備を最速でしなければ成長はもちろん次のチャンスはなくなる。
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カイジを題材にした三部作の完結編。カイジのお金、働き方を通して生き方という総合的な一冊になっている。