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セラピスト みんなのレビュー

    一般書

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    みんなのレビュー76件

    みんなの評価4.2

    評価内訳

    76 件中 1 件~ 15 件を表示

    紙の本

    (ふた昔前のスタイルの)臨床現場の静かな時の流れが、印象に残った。

    2016/02/21 14:24

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    深く印象に残る力作。

    著者が取材のために著名な精神科医である中井久夫と何度か面談し、心理テストを受けたりして
    その模様が記されているのだが、逐語録によってその場での静かで穏やかな時の流れが
    伝わってきて、それがとても印象に残った。

    著者は言う。
    『それは、いまだかつて経験したことのない内容の濃い時間であるように感じられた。
    これが、因果から放たれた対話の力というものなのだろうか。日々の暮らしの中にこんな時間が少しでもあれば、
    人はもっと穏やかに、安らかに、生きられるのかもしれないと思った。』


    本書が執筆されたそもそもの動機については、こう書かれている。

    『そもそも私はなぜ専門機関に通ってまでこの世界を知りたいと思ったのだろう。
    私の内面にどんな動機や衝動があったのだろう。
    守秘義務に守られたカウンセリングの世界で起きていることを知りたい。人はなぜ病むのではなく、
    なぜ回復するのかを知りたい。回復への道のりを知り、人が潜在的にもつ力のすばらしさを伝えたい。
    箱庭療法と風景構成法を窓とし、心理療法の歴史を辿りたい。セラピストとクライエントが同じ時間を過ごした結果、
    現れる景色を見てみたい。思いはたくさんあった。』

    『箱庭療法や風景構成法は、数多ある心理療法の一つにすぎない。認知行動療法が隆盛の今、時間も手間もかかる
    ふた昔前の療法を採り上げることにどんな意味があるのかという声も聞こえてきそうだ。
    しかし、これらが日本で独自の発展を遂げ、数え切れないほどのクライエントを癒し、彼らの認知世界への理解を深め、
    心理療法の歴史を塗り替えたのは確かである。
    その担い手であるセラピストのことを胸に刻むために、私は本書を書いた。』


    本書では、心理療法と精神科治療の、日本での歴史も書かれているが、これも面白かった。
    1980年にアメリカの新しい診断基準である「DSM-3」が日本に入ってきて、
    その後、広く受け入れられるようになっていった。
    精神科医の中には、これを「黒船」と呼ぶ者もあったという。
    そして精神科医も時代とともに多忙になっていき、患者の話をじっくりと時間をかけて聞き、治療していくような方針は取りづらくなっていき、
    現代の薬物投与が中心の治療法になっていく。


    本書のなかで主要なテーマが幾つかあり、それで多少は雑多な印象も受けたが、
    著者の個性と関心が、取材テーマと共鳴したことによって、このようなスタイルの本になったのだろう。印象に残る一冊。

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    紙の本

    すごい取材力と文章力

    2015/09/04 23:05

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    精神病の治療というのは、非常に難しい。そもそも、何が正常で何が異常なのか、ハッキリしない部分がある。特効薬などはない。カウンセリングのやり方はそれぞれ違うし、料金も違う。作者はそんなカウンセリングに疑問を持ち、自らカウンセリングを受けてみることにした。
     この作者の精密な描写、読者をひきつける文章力はすごい。分厚い本なのに、読んでいて飽きるということがない。知識もたくさん手に入る。それで、この値段は安い。買ってじっくり読みたい一冊だ。

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    紙の本

    なぜ「カウンセラー」でなく、「セラピスト」なのか。そして、誰の「セラピスト」のことを書いたのか

    2015/07/26 15:55

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

    おそらく、一般的には心理士や精神科医が行っていると思われている「カウンセリング」が、実際にはどのようにして行なわれるのかということを著そうとした本なのだろうと思う。本書の帯にも、「心の病いは、どのように治るのか」「心の治療のあり方」といった文字が特に赤くなっているので、「カウンセリング」の実際や実態を著すことを意図していたのだろうと察せられる。
    だが、そうだとしたら、これは非常に奇妙な本だと思わざるを得ない。
    まずタイトル。
    『セラピスト』である。すごく簡略化してしまえば、「セラピスト」とは「治療者」であって、何もカウンセリングをする人だけを意味するわけではない。もちろん、精神療法・心理療法の世界で治療者のことをこう称することはある。だが、何か違和感が残る。
    次に、ここで取り上げられている「カウンセリング」は大きく2つしかない。箱庭療法と絵画療法(その中でも、中井久夫先生の風景構成法)だ。この2つだけを取り上げて、「カウンセリング」を語ることができるのか。確かに中にはいかがわしいカウンセリングもあるが、ことさら言語に頼らないカウンセリングを取り上げることにどんな意図があるのか、それとも意図はないのか。
    そのあたりのことは「第一章 少年と箱庭」で少し触れられているが、本書はそうした「カウンセリング」業界の実態を描こうとしたものとも異なる。途中で、日本に「カウンセリング」が導入された時代背景などにかなりのページを割いているところもあるが、それが本書のメインとは言いにくい。
    むしろ、メインは著者自身が中井久夫先生のもとに通い、風景構成法などを実際に行った時の話であり、河合隼雄氏の流れを汲む箱庭療法家・木村晴子氏の古い論文にあるケース報告の経過とそのクライアントに実際に会う話の方だ。具体例から全体を描くというのはノンフィクションの手法の1つであろうが、あまりにパーソナルな部分が見えてしまうと、普遍性に欠けてしまうようにも思える。
    これら奇妙な感覚がついてまわりながら本書を読み進めたのだが、最後にきて何となく、この奇妙さの理由がわかったように思う。
    詳細は省くが、これは著者が主に非言語的心理療法による治療を受けようとした記録だ。著者が自分自身のために行なったことを、さも普遍的なことであるかのように1つのノンフィクションに仕立て上げたのではないのか。
    本書で述べられていることや、そのために綿密に取材したことは、「カウンセリング」の業界の一端に身を置いている者としてはよくわかるし、そこには大切なこともきちんと書かれている。だが、それと自分のセラピーを一緒にしては良くないでしょう。
    個人的には、途中に見知った人たちの話が出てくるので、そこのところは特に興味深く読んだが、あとは部分部分を拾い読みして参考にするしかないかと、今のところは思っている。

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    紙の本

    セラピスト

    2015/08/21 00:18

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ほのぼの - この投稿者のレビュー一覧を見る

    専門的な内容、読んで楽しいというものではない。興味がある方限定だと思う。

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    2014/07/06 18:08

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    2014/04/01 07:56

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    2014/03/08 17:28

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    2014/02/10 14:33

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    2014/02/16 22:14

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    2014/02/18 20:02

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    2014/04/27 19:06

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    2014/04/03 17:04

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    2014/04/24 18:19

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    2014/03/04 11:06

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    2015/07/21 15:36

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