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とにかく導入部が長い。長すぎです。連載時に読んでいた人はしびれを切らしたのではないでしょうか?。最近読んだ「まいない節」や「紅けむり」でも感じたことですが、起承転結のバランスをもう少し考えていただきたいです。
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山本一力さん最新作、図書館より。黒船騒動で揺れる嘉永六年(1853年)、木更津の薪炭問屋「波切屋」の次女・おきょうは、流れついた流木の談判のために、江戸の材木問屋「木征」を訪れようとしていた。ところが思いがけず、おきょうは中川船番所で留め置かれることになってしまう。 彼女を迎えにいった江戸の薪炭問屋「上総屋」の手代・仙之助は、この事実を知って愕然とする。中川船番所同心の関わる悪事に仙之助とおきょうの真摯な恋を応援する、江戸の男達の活躍を描く。序盤縁起を担ぐ仙之助と横柄なうどん屋のやり取りが不要。
黒船騒動を描く「まいない節」のうどん屋が登場。これ必要なのか?タイトルは「戌亥の追風」とおきょうが薪炭問屋「上総屋」の手代・仙之助の後押しにで完。内容は、中川船番所同心の悪事の芽を奉行所同心・中川船番所与力佐野塚の的確な判断で裁く良い話なのだが…佃島の肝いりやら登場人物が多すぎてまとまりなく混乱。
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結局主人公は誰なのかよくわからないお話。登場人物も多すぎ名前も入ってこない。群像劇という見方が正しいのか?
途中、佃島肝煎である五兵衛の熟練の交渉術や鋭い洞察力など見所はありスリリングな展開に期待させる部分もある。
しかし、合間に挟まれる新キャラの説明に度々腰を折られるし、細かく描写したにも関わらず最後まで出てこない双子の記者など、もうちょっと整理してほしい。
吟味役おしまにしても不幸な成り行きから役につき、胃の府を病むほど心労もかさんでいるなら更正の顛末となっても良さそうなものだが途中から消えていなくなる。
我儘なお嬢様にしか見えないおきょうや先見の明はありながら頼りない手代、仙之助など人物描写に無理があり中身に入っていけないのではないか?
私の作品にスーパーマンは要らない、皆それぞれ足りない所があり、お互いが助け合ってきたんだ、というのがテーマなのか、誰か解説してください。
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黒船来航に右往左往する幕府の対応、そんな時代背景のなかで老舗の二女と奉公人の夫婦が結ばれていく姿をえがいたもの