引きこもる若者たち みんなのレビュー

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投稿者：すいか　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

いつの頃からか「引きこもり」という言葉を聞くようになり、その「引きこもり」は社会現象になっていた。この言葉がまだなかった時代から、家から１歩もでず、家のなかにこもっていた人達もいただろう。「引きこもり」という言葉ができ、その人数はけして少なくないとわかった今、彼らは精神病などではないと、周りの人々もわかってきたのだと思う。病院やカウンセリングに行きたくても、本人が外にでるのを恐れているのだから、家族もどうすれば解決につながるかわからず、途方にくれている事だろう。本書では「引きこもり」をしている若者とその家族の話が綴られている。そして「引きこもり」の人のためのサークルもあるという。ただそのサークルはどこにでもあるわけではなく、希望している人がいるにもかかわらず、まだまだ足りないらしい。最近ではインターネットなどで、引きこもりの人々も他者との交流ができるようになったということだが、このようなサークルが増えて、少しでも外にでられるようになればと思った。