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レジに持っていくのがすごく恥ずかしかったけど買ってしまった。男と女のすれ違いの原因を動物行動学、脳科学の観点から書いている。著者が女性ということもあってか竹内久美子の本と似ているような気がする。おもしろい。ニマニマしながら読みました。男性向けに書かれた本だけど女も読んだ方がよい。ただし、著者はカウンセリングに来る患者の発言を度々引用して主張を裏付けているが、そもそもカウンセリングに来ない人もたくさんいるわけで、本の中の男性像・女性像にあてはまらないような男・女は世にたくさんいるということも心得ておくべきである。
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著書の参考文献をほぼ読んでいるので、理論的にはなじみのあるもので、結局、人間は大昔、男は狩にでかけ、女はその間家と家族を守るという行動様式で、それをふまえて脳や遺伝子の違いが生まれているということに基づく。
いささかこの論理には飽きたのだけど、ただ、現実的な男女の脳の発達の違い、実験による、情動に結びつく脳の活性化部位が明らかに違うこと、ホルモンの違いについては、紛れもない事実だ。そんなに違うんだから、男女の思考特性は違うはずだよなと納得はできる。
男はザルで女はバケツ(男女のいさかいについて、男はその場しのぎで処理して終らせるが、女はどんどん溜め込んでバケツがあふれたときにキレル!)というのには、共感できた。
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「あなたはいつもそうなのよ」
「あなたのそういうところが我慢できないの」
◆
いかにも恋愛指南書っぽいタイトル。
実は恋愛指南書ではなく、心理学の本。
女性と男性の思考回路の違いを解明してくれる。
◆
単純に心理学書として読むも良し、
恋愛指南書として読むも良し。
◆
実に興味深い。
女性が読んでも、男性が読んでも楽しめるはず。
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男の脳は解決脳、一方、女のは共感脳。共感されない不満事はどんどん溜まっていき、ある日突然溢れ出す、恐ろしい。
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前作「女はなぜ突然怒り出すのか」の続編。あまり前作と変わらない気がするが、こっちの方がより実践的な気がした。
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これまでのすれ違いに納得。脳が違うんだから仕方ないということを知れば、もっと余裕を持って異性と接することができそう。
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今までの男女間についての解説本は、結論的には男に意識改革を求める物が多かったように思う。
この本では、女が男を守るんだという、他の本では見られなかった女性が影響できる部分について書いてあって、非常に参考になった。
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家になぜかあったので読んでみた本。
男と、女の脳の違いや、本能的に求めるものの違いなどを分かりやすく解説。
例えば、女性脳では不平不満などを「バケツ」に溜め込むが、男性脳ではその場で不平不満を「ザル」のように通すのだという。
男と女の違いについておもしろく書いてあります。
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彼女と別れた時に読んで死ぬほど感銘を受ける。
今までの自分はここに書いてある理由でフラれて来ている。
内容すごくいいが、男と女しか世界にはいないと言いきっている所などから多少納得いかないところもあり★3つ。
【個人的POINT】
≪男は「解決脳」女は「共感脳」≫
女にとっては問題の解決策を探すよりも、まず気持ちに焦点を当てて共感してもらうことのほうがずっと大事(故にいつまでたっても解決に向かわないこともある)
ポンポンと言葉を次々に出すことに女は快楽を感じる
≪男は女より相手の情動に関する察知能力が低い≫
≪男はザル、女はバケツ≫
なぜ女は急に「別れよう」というのか?実は急なことでは全くない。
男はその場しのぎでトラブルから逃れようとするが、女は不快な記憶としてため込んでしまう。
女の感情記憶に「時効はない」
→why?
これは感情を処理する場所が男は扁桃体であり、女は前頭葉であることに起因する。
男が自分の気持ちをうまく言葉にできないのはこのためである。
幼いころは男女ともに扁桃体で感情を処理するため、うまく言語化できない。
*扁桃体…情動反応を処理する器官、とりわけネガティブな感情に反応しやすく、それは言葉にしようのない不快感である。短期記憶を処理する。
*前頭葉…大脳皮質の一つ。理性、分別、知性、言語司る。ここで感情を処理すると、なぜ悲しいのか、なぜ不安なのかといったことを繰り返し考えるようになる。
また言語化することができる。繰り返し考えるうちに重要事項として側頭葉に送られ長期記憶になる。
≪女はネガティブを増幅させやすい≫
不安を緩和するセロトニンが男より少ないため。
愚痴をこぼしてくれる方が精神的には安定状態。ため込むと危険。
≪男にとってメールは手紙、女にとってメールは会話≫
返信がないと、女はしかとされた気持ちになる。
≪浮気調査は一種の自己防衛本能≫
女は浮気や恋愛の情報キャッチ能力がもともと高く設定されている。
多くの情報を分析・収集するため多くの情報を流せるようになっているし、より細かい情報までキャッチできるようになっている。
「産み、育てる性」である女はかつて経済的支えをすべて男に依存していたため、その男を他の女から死守しようとする「競争原理」が働いていると考えられる。
≪そのうちなんとかなるさ、は女に通用しない≫
女は生理が始まって以降、約40年間、月に一回体の一部が破壊される。今日元気でも明日もそうとは限らない。
突然頭痛や腰痛が起こり、だるくて体が思うとおり動かないことも。だから今日一日を無事に、ハッピーに過ごすことの方が重要。
未来設計できないわけではないが、ロマンより安定が最優先。だから生理が終わった更年期、一気にはばたきたくなるのである。
男はいつも一定。一年後も同じような自分でいると思ってしまう。したがって未知の世界に飛び込むことに躊躇しない。
≪女にとってセックスはコミュニケーション≫
つながり確認作業の意味合いが強い。ろくに話をせず黙々とことに励む男は嫌われる。
女性は相手と自分の位置を確認したがる。そのために言語能力が発達したともいえる。本当に安心していい相手なのか、種を残すにふさわしい相手なのかを確認するためだ。
故に、会話は性的興奮に欠かせないアイテム。
≪男は性的バイアスをかけて女を見る≫
過度に期待し過ぎることがあるのはこのため。女性としてはただのコミュニケーションだったりする。
≪女にとって助けてくれる人か助けてくれない人かは重要な判断基準≫
助けを求めているのに、それを無視したり、気づかなかったりしては絶対にいけない。いざというときには駆けつけるスーパーマンでいよう。
大げさなことではなく、電球を替える、パソコンの調子が悪いとき見てあげる、飲み物をこぼしたとき。小さなことの積み重ねが重要。
≪口下手な男は嫌われる≫
女は会話によってドーパミンを得る。ストレスを発散できる。これは共感脳だから。
故に、話がおもしろい男が求められるのである。
しかし、「男の脳はおしゃべりに向いていない」。
左脳と右脳をつなぐパイプが女より細く、感情を織り交ぜて話すことが苦手。ポンポン言葉が出てこない。
≪男にとって言葉は相手を説き伏せる道具、女にとっては共感するための道具≫
故に、女の言葉が男のプライドを気づ付けることも多い。これは一種のセクハラである。
≪男は閉じた脳、女は開いた脳≫
閉じた…外から干渉されることが好きでない、自分の世界を深く追求していくことに快楽を感じる。ストレスからは居心地のいい世界に逃げようとする。オタク、自閉症。
開いた…いつも周りから愛されたいと思う。コミュニケーションをとって輪の中にいたい。しゃべりなしでは生き行けない。注目を浴びるためのリストカット。
≪カウンセリングは「受容」「共感」「支持」「保証」「説得」の5つの技術を持って相手の話を聞くことがベース≫
女は「受容」「共感」に力を入れるべし。話を聞くだけで解決してないのに解決することも。
男は弱みを話したがらないが「カウンセリングが問題解決につながる」ということを理解してもらえばわりとスムーズにいく。
その後はとりわけ「保証」「説得」を重んじることが重要。問題が解決できることを保証し、そのためにこうしなければならないと説得する。
*まだまだあるけど結婚系の話はその時に読んで学ぼう。
【TO DO】
・女には不快をため込むバケツがあり、ひっくり返ってもなくなるわけではなくまた下にたまっている。
自分にどうしてほしいのか常にアンテナをはり、共感をし、不満を貯めさせないこと。不満の吐き出し口になってあげよう。
プチサプライズはドーパミンを活性化させるのでお勧め。
・女は「共感したい欲求」をどれだけ満足させられるかが鍵となる。共感でつながっていたい。彼女を喜ばせるメールは効果的。
嬉しかったメールは長期的に覚えていることもある。メールでもいいの��会話をすること。
聞く時は一生懸命聞く。相槌から始まり、なぜ?その時どうした?相手はなんて言ったの?そういうことを聞いてあげる。
「共感」
「会話」
「プチ幸せ」
「手助け」
「バケツにアンテナを張る」
これ重要。
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成長するにあたって脳の仕組みが変わることで、男と女の記憶の残し方がかわってくるなど生物学的な視点からかかれている。
私は無口な男性に苦手意識があったが、少し変わった気がする。
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タイトルに思い当たるところがかなりあるので読んでみた。しかし、突然不満をぶつけられる、というのはまだフラれたうちには入らないだろうと思った。
そのような事態がなぜおきるのか、仲良くするにはどうすべきか、ということが書かれていてそれはそれでいいことが書いてあるが、タイトルに当てはまる傷心の男子を癒す効果はあまりないように思う。フラれてから読んでもたぶん遅い。
この本でも、男の会話は問題解決型、女の会話は共感型とある。つまり、本当にフラれるときは、女は会話をまず遮断してくる。それがたとえ、婚約して、新居に引っ越して、これから新生活がはじまる、というタイミングであっても、平気で、「電話してこないで」などと言ってくる。
なぜこのように、常識的に考えてありえないタイミングで男をフることができるのか、その秘密を知りたかったが、さすがにそれはこの本の想定外だった。
このような事態になって半月も婚約者と連絡がとれなくなり、仕方なく親を通して向こうの親に様子をきいてもらった。すかさず、向こうの親から平謝りの電話がかかってきた。「後から本人にも電話させますから」。見かけ上どうみてもフラれているが、どうやら結婚をやめる気はないらしいと一安心したのもつかのま、かかってきた電話をとると、「言いつけたでしょう! 怒られたじゃないか」と抗議された。
女の心理として、<守ってもらうことを求めている>、とあるのはなるほどと思った。上記のようにすさまじく冷え込んだ関係も、婚約者の友達夫婦によばれて、2人きりでなく4人だったわけだが、久しぶりに婚約者と食事することになった。その帰り。真夜中なので彼女を家まで送ってあげた。このときものすごく感謝された。ようやく二人の関係は元にもどったと安堵した。男女の仲を元に戻すのに、相手の不安を敏感に感じ取って適切に助けてあげられるととてもいいと思う。
ただ、それから半月後、クリスマスを別々に過ごすことになったのはショックだったが。イブの夜は嫌われないようにするにはどうしたらいいか、と考えているところに、「24日は用事があるから、じゃあね」という短い電話。クリスマスの「ク」の字もなし。この電話までに何があったのかはまったく分からない。結局この結婚は、この後次々と悲惨な展開になり、破綻に向かって突き進むことになった。
結局は、「小さな不満が蓄積してフラれた」ということがあてはまるようなのだが、この本では、女は嫌いな相手にどれだけ冷酷になれるか、ということまでは考察していない。自分の体験はレアケースすぎて、とても本では謎は追いきれないのかもしれない。
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この本も男と女の「違い」をテーマにしているものです。
感想は”女はなぜ突然怒り出すのか?”と、同じです。
この本を読んで勉強してねと言いたいくらい、的を得ています。
相手を変えるより自分を変える方が楽だし、自分が変われば相手も変わります。
まずは自分を客観的に「男」「女」と捉えて、”違い”を明確に理解できれば…
今までイラついていたことや悲しんでいたことも、
「そういうものだから仕方ない」「悪気がない」と思えて
すれ違いやケンカが少なくなると思います。
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タイトルにドキっとさせられるが、内容も思い当たるフシがあり、なるほどという気づきがあった。コミュニケーションって難しい。
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性別によって脳の中で感情を処理する部分が違うらしい。そのため、不幸なすれ違いが数多うまれる。
性別ってなんなんだろう。
この本にある通り、そんなにくっきり分かれているものか?
感情の処理
男性 扁桃体 脳の中心部にある大脳辺縁系
女性 前頭葉 脳の外側にある大脳皮質
扁桃体 情動反応を処理する器官
好き嫌い 快不快 怒り悲しみ
ネガティブな感情に反応しやすい
子供は男女差無く扁桃体で感情を捉える。
本能的な不快感
言語化しづらい
短期記憶を処理する場所
前頭前野 女性は年齢と共に不快な感情を捉える場所が扁桃体から前頭葉へ移動する。そして自分の感情の理由をくり返し考えるようになる。
大脳皮質 高度な脳活動を司る
理性 分別 知性 言語
記憶の貯蔵庫
長期記憶
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印象に残ったフレーズ:この世には男と女しかいない。女から輝きを奪ってしまうのは男の責任だ。男を萎えさせてしまうのは女の責任である。