紙の本
夢追い人とサポーター
2016/08/15 16:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の話に出てくる女の子は、理想とする人生とそれを得るための方法論を持っていて、それにあったパートナーを選び、適宜、パートナーを教育してる。で、男の子は、自分の夢よりもパートナーの女の子を幸せにすることに重きを置いている。こいったカップルのあり方が、自然で、幸せのような気がします。
20世紀なら、母親がしゃしゃり出てきて、男の子を通じて引っかき回したんでしょうね。21世紀になって良かった。
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14年ぶりに再会した同級生女子4人。33才という年齢もあって、結婚・妊娠・出産の話題が濃い。
そんなに年代も離れてないし、実際友達も子供産んでるし、重なる部分がチラホラあったかな。
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誰にでも、どれだけ欲しがっても、どうしても手に入らないものって、きっとあってさ。そういうものがあるってことにおいては、誰でも平等だと思う
4人の女性の視点から描いた短編集。
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久々に飛鳥井さんの本で「これは良かった!」と思えた一作だった。ここ最近の飛鳥井さんの作品は、ちょっと女のモヤモヤした黒い感情がむき出しな感じのする作品が多くイマイチ好みではなかったのだけど、本作はそれを上手に浄化していく作品で読んでいて心地よかった。それそれの言葉に救われ、ハッとさせられた。
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図書館/主人公は4人。高校の同級生だった彼女たちが33歳になってひょんなことから度々食事会をするようになって…。満里子→悠希→仁美→理央、とオムニバス形式で独立してるんだけど、時系列が進んでいるのが新鮮で面白かった。
それぞれの立場から思うこと、悩みに頷けるところが多かっただけに、しんどい部分もあったけど。ちゃんと頼って向き合っていこうとする夫婦の在り方とか、実は誰かが誰かに憧れてたり必要としてたり、そういう付き合い方はとても穏やかで理想的で、いいなあと思った。高校の同級生に会いたくなる。
※男性が読んだらどういう風に捉えるのか興味ある
※谷川さんのカバーすてき。どんぴしゃ。
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飛鳥井さんの描く、かつて女の子だった、4人の女性それぞれが、自分の何処かに秘めているものだったのでびっくりした。
いつも飛鳥井さんの描くものにはびっくりさせられる。どうしていつもこんな繊細に、ある一点をついてくるのだろう。
麻里子なんか悪く言えばビッチそのものなのに、そんな風にまとめず描かれていて。ほぉと声が出てしまったほど。学級院タイプの悠希はイメージした通りのストーリー、けれど泣けたな。いちばん普通な女の子な仁美、不妊治療の話。そして自由人だった理央。彼女の旦那さんの言葉がすとんと落ちてきて憧れた。
どれも女性のための物語。
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『女の子は、明日も。』と言う王子様を待つような可愛らしいタイトルとは裏腹に、30過ぎの女性の生殖。がメインテーマな生々しいお話が詰まってました。
いやでもそこは大事なところだし。
ちょっと考えさせられました。
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アラサーにじわじわくる感じでした。
四本だて、仲間内四人の視点が変わる感じで展開。
自分と同じ境遇のひとはいないけど、
それぞれ言い分はわかる。
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2015.1.25
女の子はいつも、女友達の持っているものを欲しくなる。私の方が持っていると思ったり、比べたりする。
結婚しても、それは変わらないんだろうな。
4人、それぞれ輝いているから、そう思うんだろうな。
それは誰にも当てはまるだろうと思った
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女の子は、いつも。
ぱっと見は単純でも心の中は複雑。
複雑なように見えて実は単純。
だから関係を保つのは難しいこともある。
心を開いたらうまくいくこともある。
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女の子特有の感覚がリアル。
自分が群れないタイプなのも、媚びないタイプなのも、過去の経験の影響ってやっぱりあるよねぇ・・・。
私にもこうゆーお友達、今からでもできるかなぁ。
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始めはさらっと読みだしたのに、後半はほろほろと涙が出てしまった。なんでかな?
多分、大人の女性で既婚なら誰もが感じる不安や寂しさかも知れない。
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女の子って
いろいろあるよなー
仲が良くても
悩みを
打ち明けるのは
難しい
全部
わかってもらわなくても
いいかもだけども
でも、
心から信じあえる
女ともだちは
大切。
2014.8
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仲良くても苦手だったり敵対心のようなものを持ってみたり...30代前半の女の子4人のそれぞれの立場から描いた連作短編集。
仕事やパートナー、妊娠、出産など様々なことへの思いがそれぞれの事情で描かれている。女の子はいつでもどんなときでも、戦っているけれど、実は支えてくれる男の子がいるんだよという印象が残りました。出てきたパートナーの男性がみんないい人すぎたからかもしれません。
谷川史子さんのイラストから、谷川さんの作風を思い浮かべすぎてしまったのか、もうちょっと、自立した女の子のお話かなと思っていたので、ちょっと違ったかも。そして、なぜ全員既婚者だったんだろう?と違和感が残りました。
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高校の同級生の4人が東京で再会して月に一度の食事会をする連作短編集。特に高校時代仲良くなかった4人がそれぞれ仕事を持ち、結婚して、将来のことを考え出す32歳という年齢で集まっているところがミソです。30前後って経済的安定や仕事の成功、結婚、妊娠、出産とそれぞれの選択肢が分かれてくるので嫉妬と羨望が生まれてドロドロするのですよね。本当にリアルでした。私は特に悠希の男性に頭を撫でられるのがイヤっていう気持ちに強く共感しました。私は子供の頃から女の子扱いが大キライで手を払いのけてたからなぁ。だからって今更もう遅いのですが、この本を読んで、あぁそうだった、わかるわかると思うシーンがたくさんあって楽しめました。