投稿元:
レビューを見る
メルヘンで素敵な能力を持つ家族のお話。
近くに咲いている花や木の見方が変わりそうです。
最後のお話で起きた奇跡に涙が出ました。
投稿元:
レビューを見る
最後のお話は、ぜひともティッシュ箱片手に読んで欲しいです。本がべちょべちょになってしまう前に!
村山先生が書く本は、別れと救いの内容が多いです。
人生はお別れの連続…大切な人ともいつかは別れなくてはならない。不条理だと思っても、その時は選べず、私たちは途方もないほど大きな運命の流れの中でたゆたう、小さなひとかけらでしかありません。
でも、だからこそ、忘れたくない思い出や出会い、大切な人との時間はこんなに煌めいているんだと、その何一つが無駄でなく、時間と思い出こそが永遠の物なのだと、先生は本の中でいつも改めて教えてくれる。
大切な人との別れを経験したことのあるすべての大人に勧めたい物語です。優しい気持ちになりたい人、疲れている人にそっと寄り添う物語。
投稿元:
レビューを見る
村山さんの描く、こういう、ちょっとした魔法のお話好きだー。
茉莉亜さんがラジオで語りかける言葉がやさしくて良かったです。
それに応える花たちもやさしい。
桂くんと猫の話は本気で泣けました。
猫と住んでいる人、猫と住んだことがある人はハンカチ必須です。
りら子さんの言うことは大事だなあ。「あんただけじゃないんだからね」のセリフでブワッときました。おねえちゃん…!
投稿元:
レビューを見る
これもまた、新しい風早の街の物語です。
じつは、2回、読み直しておりました。
植物と交流ができる花咲家の人たちと、街の人との心に沁みるお話です。
<草のたてがみ>
220Pの秋生くんが桂くんに言う台詞が、ずんと胸に来ます。
「(略)自分は弱いから仕方ないって思って、それで安心してるんだろう? そのままで。強くなろうとしないで。(略)」
この言葉、そっくり義母に言いたい。
<十年めのクリスマスローズ>
これは、クリスマスイブの夜に読むべきだったと反省です。.(笑)
現実は難しいですけれど。本当に、世界中のみんなが、笑顔で、幸せな気持ちに包まれたらいいなぁ。そう思います。
投稿元:
レビューを見る
同じ場所が舞台だけど、黄昏コンビニ堂シリーズの方が好きかもしれない。花咲家の人々のキャラクターがわかる前にストーリーが進行していくからか、世界感に入り込めなかった気がします。 沢山の植物達と花咲家の長女まりあさんが作った料理を想像するだけで楽しいのだけど、花咲家のお母さんの死がどの家族にも、影を落としていて、優しい話なのに悲しい印象を受けました。メインの語り手りら子よりも、泣き虫の弟桂の話や、今は丸くなったけど、昔は女王様的だったまりあさんの過去話、おじいちゃんの昔の恋物語の方が好きだったかな。桂が助けた白ネコ三びきとか、漫画家先生の幽霊ネコとかモフモフしたいです。漫画家先生のマリアさんへの想いがどうなるか、続きが気になるところです。
投稿元:
レビューを見る
作家生活20年を迎える、村山先生の最新作。幼い頃に読んだままの、優しい世界はそのままに、おとなになったからかまた違った雰囲気で読む事ができました。昼下がりの午後におすすめです。
投稿元:
レビューを見る
【あらすじ】
風早の街で戦前から続く老舗の花屋「千草苑」。経営者一族の花咲家は、先祖代々植物と会話ができる魔法のような力を持っている。併設されたカフェで働く美人の長姉、茉莉亜(まりあ)。能力の存在は認めるも現実主義な次姉、りら子。魔法は使えないけれども読書好きで夢見がちな末弟、桂(けい)。三人はそれぞれ悩みつつも周囲の優しさに包まれ成長していく。心にぬくもりが芽生える新シリーズの開幕!
【感想】
投稿元:
レビューを見る
植物と話ができる花咲家の人々。
茉莉亜、りら子、桂の視点での話が順に続き、最後は、お父さんの視点も混ぜたお話。
もっとガンガン植物と話をして、不思議ワールド全開な感じかと思いきや、全然違いました。
あくまでも、主人公…彼らの物語を描いて、想いも描いて、そこに、スパイスとして、植物との会話が。
でも、話自体には植物が満載というか…あぁ、この人たちの人生は、緑で溢れてるんだなぁ、と。
文体が物語調で、正直、読みやすくはなかったです。
もどかしいというか。
でも、そのあたたかさは確かに物語の温度には合ってる気もする。
そして、それを含めて、まぁまぁ面白かったと思う。
新シリーズの開幕、とあるので、この次が、また面白い話がくるのか、結果的にインパクト勝負になってしまうのか。
期待できます。
投稿元:
レビューを見る
草太郎さんとツイッターでやりとりしてみたい!楽しいだろうなあ。
読み進めていくうちに、最初はちょっと苦手だったりら子ちゃんを好きになった。十年目のクリスマスローズのあのやり取りがツボ。
続きが楽しみ!
投稿元:
レビューを見る
村山早紀さんは、コンビニたそがれ堂シリーズは3冊読んでいます
この本も、現実にはありえない不思議なお話でした
やさしくて、安心して読めるけど、ちょっと物足りない
面白いけど、きれいすぎるかなっとも思ってしまう
さらっとした、さわやかなお話でした
投稿元:
レビューを見る
泣くと分かっていて、ぼろぼろ泣きながら読みました。
自分が年をとったせいか、ひとつひとつ、さりげない所で、たぶん若い方は何で泣いているかわからないような所でも。
優しい語り口調のせいでしょうか。
泣いても良いと思わせてくれる本だと思います。
この物語のように、身近な植物が、自分勝手な人間を恨んでいないといいな、と切に思います。
投稿元:
レビューを見る
風早の町を舞台にした1作。
とっても素敵な、優しい魔法のお話。
ですます調なのもあって、優しい童話を読んでいるような気持ち。
植物と心を通わせることのできる不思議な一族も、彼らを自然に
受け入れている町の人たちも素敵。
じんわり心に沁みてくる。
投稿元:
レビューを見る
桜子さんがお元気そうでうれしい。「夏の怪盗」がよかった。美世子さんは許せたのか……。三角屋のおじいちゃんが切ない。りら子ちゃんの今後が楽しみなので続編を早くお願いします。
投稿元:
レビューを見る
まっすぐに、泣ける。
周りの植物がこんなことを考えているのかな、と思うと少し幸せな世界になった気がします。
投稿元:
レビューを見る
植物と会話ができる、花咲家のお話。
出てくる人か温かくて、最後にはウルウル。
優しいお話でした。
続編も楽しみ。