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上高地の切り裂きジャック みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー30件

みんなの評価3.2

評価内訳

30 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

表題作より

2021/10/05 16:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

2話目の山手の幽霊のほうがおもしろかった。全体にいつもの御手洗シリーズらしい趣きが楽しめる。
著者の作品には切り裂きジャック・百年の孤独という名作があり、その意味でも2話目を表題作にしたほうがよかったのでは?と思う。

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紙の本

タイトルほどの衝撃はないけれど…御手洗が好き☆

2011/12/13 10:57

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

みんな大好き(?!)御手洗シリーズ。
出版社も様々なので第何弾かはわからない。

本書には2篇の中編が収められている。
表題作は御手洗がヨーロッパに言ってからのおはなし。
もう1篇の『山手の幽霊』は御手洗が横浜にいた頃のおはなしである。



『上高地の切り裂きジャック』
上高地で女優・細川みどりの死体が発見された。
遺体には暴行された形跡があり、
さらに異様なことに、下腹部の臓器が切り取られていた。
これはまさに「切り裂きジャック」か?!
警察から協力依頼を受けた石岡は、
ヨーロッパにいる御手洗に連絡をする。

そして、御手洗はいつものごとく石岡との
電話のやりとりのみで鮮やかに事件を解決する。
この天才的かつ超人的な御手洗が
わたしはなんともいえず好きだ。
確かに奇人で変人かもしれないけれど、
やはり恰好いい。
実はわたし、御手洗がヨーロッパに行ってからの方が
好きだったりする。

ただ、「切り裂きジャック」というタイトルの割には
事件の衝撃性はなく、ちょっと拍子抜けかな。



『山手の幽霊』
こちらは横浜時代のおはなしだから、
石岡と御手洗が共に事件を追う。

うーん。
実際に事件を追う御手洗も素敵(笑)。

幽霊の仕組を論理的に解明しているおはなしなのだけれど、
地味に大事(おおごと)で楽しい。
表題作よりも好みかな。



読みにくくはないけれど、すごいとも思えない一冊。
でも御手洗はすごく好きです。





『上高地の切り裂きジャック』収録作品
・上高地の切り裂きジャック
・山手の幽霊

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電子書籍

タイトルと結末が噛み合っていない

2018/10/03 23:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

腹を横一文字に切り裂かれ、内臓のかわりに石が詰め込まれた女優の死体が上高地で見つかり、浮上した最有力容疑者には鉄壁のアリバイがあるという厄介な事件の話です。膣から検出された精子は強姦殺人を意味するのか、死姦を意味するのかといった問題も浮上します。北欧にいる御手洗は死体の写真に写っていた蛆の状態から謎を解くという中編です。

「切り裂きジャック」というタイトルからつい連続殺人犯を連想してしまいましたが、殺人事件は1件だけで、腹を切り裂いて内蔵を取ったという意味では猟奇性がありますが、動機は結構平凡な感じなので、タイトルから連想されるイメージと作品の結末が全く噛み合っていないという違和感が否めません。

その点を除けばとても面白い展開でした。

横浜時代の御手洗が活躍する中編『山手の幽霊』も収録されています。怪談が多く、野狐の祟りがあるという噂の山手に建つ一軒家で、医学生の正木幸一が入居前に完全に塞いだはずの地下室から一か月後ほどして死体が発見され、警察が事件を持て余して御手洗を頼るところから物語が始まります。発見された死体は家を正木に譲った前所有者でした。持ち主および住人が次々と亡くなっている件の家にはどんな謎があるのか。その謎について考えている御手洗のところへ根岸線の運転手の奥さんがやってきて、その運転手がある日の終電で体験した怪奇について話します。その日のうちに御手洗は怪奇事件以来臥せっているという根岸線の運転手のところに押しかけ、一挙に二つの事件の関連性を認識し、解決に持ち込みます。幽霊の正体は、人の執念のたまものと言ったところでしょうか。なんともやるせないエピソードでした。

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2006/11/21 16:26

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2006/12/11 12:20

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2007/01/18 11:02

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2007/01/26 23:08

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2007/02/15 23:41

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2007/05/18 16:53

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2007/09/06 05:10

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2007/10/23 09:51

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2007/10/21 19:56

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2008/03/18 20:22

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2010/02/03 13:39

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2013/09/08 06:43

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