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みんなのレビュー130件

みんなの評価3.7

評価内訳

130 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ディーヴァーの短編が面白くないわけがない!!。

2007/05/28 16:53

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 全宇宙でストーリーテリング大賞、第5位のディーヴァーです。
(この本が、面白かったので、前の9位から5位にジャンプアップしました。
 ほかにどんな作家がエントリーしているかは、私も不明)
ついでに、日本という地球のローカルエリアでの出版物
「このミステリが凄い!」では、2007年度版で海外部門の二位でした。
 その、ディーヴァーの本邦初の短編集です。
リンカーン・ライム物の(初!)短編も収録されていて
それが、日本版の表題になっております。

 この本の紹介で、よくプロの書評家さんたちが、
長編の才能と短編の才能は、別とか、書いていますが、
(あとがきの、三橋暁さんも書いてた)
長編で、ドンデン返しの連続のディーヴァーの短編が、面白くないわけがない!!。
 短編であろうとなかろうと、ドンデン返しの連続は、健在。
というより、短編の長さでこれをやられると、読者は、たまったものでは、ありません。
短編集で、一作ぐらい、オチがわからなかったり、最悪、
面白いの表題作だけじゃん、、ってのもありますが、
この短編集、どの短編も恐ろしいほどの、出来で、
唯一の懸念は、あまりもよく出来すぎていて、ちょっと恣意性を感じるくらいで、
どの短編も、驚愕のラストがあなたを待っています。

 それに、ジャック・リッチーのクライム・マシンと同じで、
正に一遍の外れ、なし!!。
 ディーヴァー自身の前書きで善に見える悪と悪に見える善が、
最後に、なんて書いていて、
 ひっくり返るんだろうなぁってことが、
なんとなく判っていてもやられてしまった感じです。
 ディーヴァーは初の歴史ミステリ「獣たちの庭園」は、ちょっとなぁ、、と思っていたのですが、
(でも翻訳エンターとしては、十二分に面白いですよ!)
本作で改めて、ディーヴァーの力量を再認識。

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紙の本

16の物語に投げ飛ばされ続けることの快感を味わえる短編集

2006/03/26 21:55

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ボーン・コレクター」に始まる一連のリンカーン・ライムもので知られるジェフリー・ディーヴァー。彼の手になるイカした短編小説を16編集めた文庫本です。私は思い切り堪能しました。

 16作品のほとんどすべてが、読者の思い込みを巧みに利用した「だまし」の物語です。
 登場人物が憂いに満ちた表情を浮かべていれば、そっと駆け寄って、悲しみにくれるその人物のために力を貸したいと思うことでしょう。平穏な日常を切り裂く事件に娘が巻き込まれた父親が、決死の覚悟で決着をつけようと奔走する姿には、やはり心寄せたくなるでしょう。
 読者のこうした「当然至極な思い」を梃子にして、思い切り遠くへ投げ飛ばす物語群が詰まった580ページの書です。次から次へと繰り出されるディーヴァーの巧みな投げ技に感嘆のうなり声を抑えることが出来ません。

 巻頭の「ジョナサンがいない」にまず圧倒され、続く「ウィークエンダー」に息を呑み、三話目の「サーヴィス料として」のコミカルな欺きの手口にニヤリとさせられます。
 四話目くらいになれば、読者もディーヴァーの手口を学習し始めて、先読みの心を働かせ、「これ以上は騙されまい」と身構えるものでしょう。しかしそれでも私は七話目の「三角関係」や九話目の「釣り日和」に、まんまと嵌められました。

 しかし投げ飛ばされた後に読者をじわりと襲ってくるのは、自分がいかに思い込みに満ち満ちた存在であるかという恥じ入る思いです。世間や他人を単純明快な図式に当てはめて判断することのなんと無邪気で剣呑であることか。

 そしてさらに思い知るのは、信じている家族や友人ですら十全に理解することの絶望的な不可能性です。どんなに相手に心を開いても、その言動を信じても、その心の奥に闇が広がっていることを知りえない場合がある。
 最後はそんな底なしの悲しい思いに駆られる短編集といえるかもしれません。

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紙の本

思い込みの激しい人にも疑い深い人にも贈りたい

2012/02/01 02:11

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者のディーヴァーは現代最高の語り手であり、騙り手であると思うのです。
 現代が“TWISTED”(ひねり)というこの短編集は、収録作どれもがひねりとオチのある一冊。『魔術師』や『ウォッチメイカー』などのめくるめくディヴァーの世界の入門編として、うってつけの作品集。なにより、一編一編が短いのが嬉しい。それでいて、ぜいたくなほどの仕掛けがほどこされているお得感満載の作品集。
 作品の肝は“だまし”。眉に唾つけてもだまされることの心地よさ。思い込みが覆されるときの無重力感。自らの狭い見識を痛感する自虐的な愉しみ。思い描いていた世界が崩壊し、三次元的に世界が展開することの爽快感。
 同じような主題が出てきて「あぁ、これは前に出てきたアレだから、たぶんコレだろう」という予想は、たぶん裏切られます。ミステリの愉しみは欺瞞を暴くことですが、欺瞞に溺れることも幸せなのだと感じさせてくれる一冊。
 個人的には“ストーカー”と扱ったニ作品の読み比べをおススメします。それがどれとどれだかは書けません。だって、そのほうが面白いでしょう?

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紙の本

どの作品も

2015/11/15 13:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ディーヴァーらしさ前回で珠玉の短編集。
ライムというお馴染みのキャラはもちろんだけどどのキャラも生き生きとしてて物語に引きこまれる。
起承転結の聞いた話はどれも読後感が良い。ちょっとブラックな味がするのもディーヴァーらしさ。
いっぱい詰め込んだからかページ数が多く、カバンにしまっておくにはちょっと重いな、電車の中で読もうとすると手首が疲れるなって事くらいしか悪い所が見付からない。
なのでお家でベッドに寝転ぶなりソファーでくつろぐなりしてのんびり読みたい本です。

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紙の本

テンポよく進んでいくストーリーの最後に待っている、やられたっ! という快感。騙される楽しさが堪能できるミステリ短篇集です。

2010/02/03 16:34

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『TWISTED』(ひねり)という原題のとおり、話に“ひねり”が利いていたり、逆転必殺の“オチ”が付いていたりする短篇集。

 この作家の作品を読むのは初めてだったのですが、話の展開のさせ方、お話の作り方が堂に入っていて、巧いもんだなあと堪能させられましたね。乗り心地の良い車の助手席に座って、流れ去る外の景色に目を走らせているうちに、目的地の終点近く。「えっ!?」という、ツイストの利いたサプライズ(驚き)が待っているという妙味。小気味よく楽しませてもらいました。

 収録16作品のなか、特に「やられたっ!」と痛快な心持ちにさせられたのが、「三角関係」と「ひざまずく兵士」。前者の騙しのテクニック、後者の話の絵柄が反転するエンディング、いずれも巧妙で鮮やかでした。

 そうしたひねりの要素は薄いけれど、出来のいいショートストーリーとして贔屓したいのは、「ノクターン」の一篇。O・ヘンリー風味の心あたたまる一品。音楽好きの警官が活躍する音楽ミステリとして、これはなかなかの逸品ではないでしょうか。

 原書に掲載されていたものなのか、それぞれの作品の扉の頁に載っている挿絵が、ちょっと洒落ていて素敵。話の中に入っていくムードを盛り上げてくれて、好印象を持ちました。

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紙の本

怒涛の16作品

2019/11/23 21:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

怒涛の16作品。最初から、ガツンときます!筋書きが何となくわかるどんでん返しもあれば、叙述ものあり、そう来るかというものもあり、実に楽しかったです。訳が何人かで分かれており、ディーヴァー作品はやはり池田さんの訳が読みやすくてスッと入ってきました。

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紙の本

リンカーン・ライムで嵌った人には物足りないかも

2017/05/06 21:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

やっぱり紙数の限られる短編では登場人物の造形で知らぬ間に物語の世界に引き込まれるほど書き込みはできないのですね。
著者の数々の長編で圧倒的な魅力を放つ犯罪者たちは残念ながらこの短編集では登場しませんでした。
それでもトリッキーで捻りの効いたストーリーはどれも見事で良くできた短編集でした。
多分、この作品で初めてこの著者の作品に触れた人なら、満足こそすれ不満をおぼえることはないと思います

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紙の本

もっと短編を!

2013/02/03 20:52

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

リンカーン・ライムからディーヴァーの世界に入った私にしてみれば、それ以前に短篇集があるとは露ぞ知らなかった。各書評を読むと大変評判も良いようだ。ということで遂に購入して読んでみた。

 短編の世界で読者を楽しませてくれたのは、長編でも傑作を描いた作家兼元政治家のジェフリー・アーチャーである。短編はその一語一句が見逃せない。どんな意味が含まれているかが分からないからだ。一篇の全てをその一語一句に集約してある場合もある。書き手も神経を使うかもしれないが、それに呼応して読み手も神経を使う。つまり密度が高いと言えるであろう。

 ディーヴァーの書き方はそうすらすらと読めるとは限らない。日本の小説のように会話形式がそれほど多くないからだ。つまり、状況や登場人物の感情の説明に多くの頁が費やされているといっても良い。

 本書は短編16編という分厚い文庫本である。登場人物は男女の組み合わせが多い。よって、人物の背景や経歴、そして感情の動きの説明が多いのである。16編の中には何とリンカーン・ライムの断片を削り取ったような一篇もあり、見事に読者の期待に応えている。登場人物ももちろん同じである。

 ただし、私にとってはストーリーを語る短編が好みなので、作品の内容としては十分に満足したとは言えない。展開の早いライムのような刑事モノの方がよかった。

 訳者も異なっており、目次には誰が訳したかが記されている。誰であっても著しい差異は感じられないが、いずれも読者に滑らかな読書感覚を提供していると言って良い。アーチャーのように、短編と長編を交互に著し、短編ファンに楽しみを提供して欲しいものだ。

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2006/02/28 09:36

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2006/03/22 22:49

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2006/04/30 16:58

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2006/06/27 09:07

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2006/09/01 09:17

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2006/10/26 13:55

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2006/11/11 14:03

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