投稿元:
レビューを見る
ヒューイとモニカが中心。
なんだか、だんだん切なくなってきます。
1930年代の事件も裏でやつが手をひいてると思うと憎たらしい!
投稿元:
レビューを見る
成田さんといえばここのところ「drrr!」一色なので久しぶりの馬鹿騒ぎを満喫させて頂きました。
印象としてはちょっと・・・お疲れ?;
ラノベというジャンル上、キャラ読みは邪道でないと思うのですが、今回は本当にキャラ把握しきってないと辛いなー、という感じがします。
なんというか、群像劇が成田作品の醍醐味なのに、大慌てで駆け抜けた薄さのような。
普段は1日のエピソードを二冊に渡って追っているのだから、数年を一冊で済ませたことを考えると仕方ないのかもしれません。
後書きで成田さんも言ってますが、バッカーノ!にしては珍しいオチ開示型の巻だったのも遠因かと。驚愕が無いからいつも充満してるラノベっぽさが薄く、でも文体はいつものまま、ですので。
あと、年代と場所上、出演しないとおかしいんだけど、でも物語の展開上不必要なキャラが多かったです。
キャラ読みで期待を突き通すと出オチィィィィィィィ!!??と泣く羽目になるし、展開を期待するといくらか拍子抜けかも・・・といので星二つ。
ただ、次回への橋渡し具合のよっては見直しに来ると思います。
ああ・・・貴方の活躍を期待してたのです!本当にっ!!
投稿元:
レビューを見る
バッドエンディングと決まっていてもヒューイとモニカの関係にニヤニヤが止まりません、しかし最後は『どうして見つけてしまったのだ』という言葉が頭から離れなくなりました
切ないうえに脱力感が襲ってきます
投稿元:
レビューを見る
とある劇作家の手記。
実はバッカーノ!シリーズは借りたりうっかり買ったり、途中いくつか読んでない巻があったりしていてそれこそ欠けたピースが多いのですが…どの順番で読んでもいいよね!(開き直った)
本編はヒューイがひどい。鷲掴み。ああもうっ本当にこの3人組大好きだ。
投稿元:
レビューを見る
“「俺は、お前を信用しない」
「……ッ!」
「モニカが俺の過去を誰かに話したんじゃないか、という疑いも消えたわけじゃない」
抱きしめられると同時に、震えが収まっていたモニカは、その言葉を聞いて悲しくなったが――それでも、言葉が自然と口にでる。
「……うん。いいよ、それでも」
「俺は、お前の事を利用する。それも変わらない」
「うん」
――それでもいいよ。
頷く事まではできる。
――だけど、ううん。だから……。
だが、その先の言葉を口にする事ができない。
――だから、もうどこにも行かないで。
ただそれだけの一言が、どうしても喉から絞り出せない。
モニカは自然と涙がこぼれ、悲しみに心が押しつぶされそうになる。
仮面を失った彼女の泣き顔を守るのものは何もない。
こんな自分の顔をヒューイに見せたくはないと思うも、彼女にはもはやどうする事もできなくなり、彼女は本当に舌でも噛みかねないほどの絶望に包まれかけた。
しかし――
「それでも……モニカの事を、好きになってもいいか?」
「……え?」
モニカは、最初、相手の言葉の意味が解らなかった。
ヒューイはそんな彼女を更に強く抱きしめ、確認するように呟いた。
「俺は、モニカを信じたりしない。だけど、モニカが俺を裏切っていたとしても、俺の敵だったとしても……それでも、モニカの事を好きでいいか?」
「ヒューイ……君」
「俺には、モニカを愛する資格があるか?」”
1705年の念願の続編。
モニカ可愛いよモニカ。
最後の『仮面職人』の活躍とか。
ああいう最後のほうにやってくる成田さん特有のどんでん返しがどうしようもなく好きなのだけど。
だけど、やっぱりこの本の一番最後のどんでん返しは悲しすぎた。
あとがきで、もう書かないといったことを言っておられるのが唯一の救いというか何というか。
モニカとヒューイがあまりにも幸せそう過ぎて可哀想過ぎて。
少し泣ける。
すでに知っていたことではあるけれど、やっぱりモニカの死は切なかった。
“「……」
沈黙するエルマーに、ヒューイは目に狂気にも似た光を滾らせながら語り続けた。
「ああ、俺は、奴らと闘う為に、モニカを救う為に、この街を犠牲にする事も厭わない。ジャンピエール・アッカルドが描いたのはまさに真実だ。俺は、モニカの為ならこの街を火の海にする事も厭わない!」
そして、少しだけ悲しげな色の表情を浮かべ、エルマーの顔を見る。
「だが……俺一人では絶望的だ。だから俺は、今、お前の事も巻き込もうとしている。俺の、俺がモニカを救いたいというエゴの為に、何もかも利用しようとしている!だが、恥を捨てて頼む。どうか――」
その瞬間、エルマーが手を前に出し、ヒューイの言葉を遮った。
「……?」
「んー」
エルマーは、ヒューイの言葉を真剣に聞いていた。
だからこそ、彼は優しく笑った。
真剣に微笑みながら、ヒューイに対して問いかける。
「君は、モニカを助けると嬉しいか?」
「……当たり前だ」
「モニカとまた会えたら、笑うかい?」
「人生最高の笑顔を見せてやる」
即答だった。
エルマーはその答えに満足したようで、ケラケラと笑いながら口を開く。
「最初から、それだけ言えばいいんだよ。俺が協力するには、それで十分だ」”
投稿元:
レビューを見る
バッカーノの15巻目で、1705の続きになります。
1930年代ではいろんな犯罪の黒幕的に書かれているヒューイですが、この頃はまだ悪人という感じではないです。そんなヒューイの分岐点になるお話です。
投稿元:
レビューを見る
あああヒューイ…!
まさかこんなやつだったとは!という気持ちで一杯のところをラストでガツンと。
うん…わかってたよ…わかってたけど!!
どっちを恨んだらいいんだろうって構成。
スレてないチェスくんに癒された…。
投稿元:
レビューを見る
個人的に、バッカーノの中でも特に好きなお話でした。
現代のお話では冷酷なイメージを受けるヒューイですが、そんな彼にも本気で愛することができた少女がいた、と。
すっかり感情移入してしまって、ラストでは少し泣いてしまいました。
エルマーの存在も強いですね。彼がいなければ二人が結ばれることもなかったでしょうし。
他の見どころとしては、作品全体の黒幕的存在みたいになってきているフェルメートが登場するところでしょうか?
彼については腹の内がまだまだ分かりませんが。次巻にも期待です。
投稿元:
レビューを見る
個人的にバッカーノの中で1,2を争うくらいおもしろかった!いつものような群像劇ではなく、ヒューイとモニカメイン。2人が離れてくっつくところはかなりニヤニヤしました。ただそれだけにラストがつらいです。
投稿元:
レビューを見る
おもしろかった。そして、悲しかった。続編を執筆中のことだそうで、絶対買わせていただきます。久しぶりに「バッカーノ!」を読ませていただいたけれど、やっぱりイイねー成田さんは。サイコー。
投稿元:
レビューを見る
「仮面職人」の事件後、ヒューイ、エルマー、モニカたちに忍び寄ってきた災い。
1933年のヒューイは、ラスボス然としてますが、ここでのヒューイはシニカルだけで普通の青年です。
でもって、のちのヒューイを形作ってしまうものがこれだったのかと、愕然としてしまう。
と、ここでのちに船にのることになる面々がほぼそろいました。
が、この流れでなぜ、船に乗って、しかも悪魔を召喚するようなことをするようになってしまったんだろう?
とはいえ、巨悪の片鱗は見えてきているわけで…。
フェルメート、許さん。
うむ。どうやら物語の核心にいるのは、マイザーでもヒューイでもなくフェルメートみたいですよ。
…人は人以上にはなれんと思うのだが、彼は一体なにを望んでいるんだろうな。
投稿元:
レビューを見る
積読状態で放置してた本。
シリーズ何作目だったっけ…(・・;)
今回の話は1710年のイタリア。
ヒューイとモニカ中心の話。
久しぶりに読んだので、どのキャラが誰なのかサッパリで…
このシリーズは登場人物が多いのが魅力なんですけどね。
モニカの恋が実ったと思ったのに、その結末に…(T_T)
他の話と違い、1700年代は悲しいなぁ・・・
投稿元:
レビューを見る
ヒューイやエルマーたちがまだ若い時代の話、第2弾ですね。
現代でこそ極悪人として描かれているヒューイですが、
このころはまだ人間的な感情に揺り動かされたり、人並みに恋をしたり、
そういう一面が見られておもしろかったです。
ラストは、まさかまさかと思わせておいて、あれですか。
うーむ、成田先生にしてやられました。
投稿元:
レビューを見る
この時代はそんなに好きじゃない…と思ってたけど、
面白かったです。というか、恋する乙女は良いものです。
ヒューイが意外に…だったのが、また良かったです。
続きが楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
10.09/05読了。
1705年と1710年を読んで、ヒューイを少し見直した。
現時点でバッカーノ全巻を全部読みきったわけじゃないけど、モニカが残した子供って誰のことだろうか…。