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M・クライトンがはじめJ・ハドスン名義で出した医学ミステリー。まだ中絶が違法だった時代のアメリカ。医学会の思惑や現場の医師の感情などのリアルな描写がたまらない。ドラマ「ER」もそうだが、M・クライトンの医学モノにはハズレが無い。
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医学サスペンス。圧倒的なディテールはさすがだが、プロットは弱い。謎の提示と展開はまずますだが、種明かしがトホホ。妊娠中絶についての議論は面白い。
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1997年14刷の文庫本。ブックオフで¥105だった。長いこと積読していて、すまなかった。昭和52年にジェフリー・ハドソン名義でハヤカワ・ミステリ-文庫から出版されたものを、マイケル・クライトン名義に改めて出されたらしい。昭和52年といえば私26歳で結婚ほやほやのころだった。それを今頃読んでいるなんて遅いわなあ。
久しぶりに医学用語が出てきて、広大口腔外科にいたころを、思い出し懐かしかったですよ。子宮掻把術が抜歯より安全な手術なんだと書いてあって驚きました。また女性が自身でするらしくて2度びっくり。一体だれが掻把して出血死させたのか、犯人捜しのミステリ-仕掛けでしたが、自分だったら主人公のように危ないことに嘴を突っ込んで死にかけるようなことはしませんぜ。まあ、面白かったけど。著者は医学生のころから小説も書いて学費の足しにしてたなんてやはり、天才だったことが分かりました。著者も亡くなって、この本も消えてゆくのでしょうね。きっと。
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うーんジュラシックパーク以前のクライトンは散らかっているというか雑というか、とにかくページが重いのだ。情報量はとてつもなく多いのだが、知的好奇心をくすぐられて、かつプロットの複線にもなっている後期の作品とはその扱われ方が何とも粗雑だ。
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クライトンの初期の探偵小説。普通、探偵小説は読まないことにしているけど、まずまずですかね。しかし、さすがのクライトンも若すぎて荒削りな感じがするし、どこかで読んだようなというか、誰か他の人が書いても、同じような物になりそうな気がする作品です。
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アメリカで中絶が思想的・政治的立場を示す重要なテーマのひとつになっている理由が垣間見えた気がした。謎解き小説としても十分面白かった。
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ポケミスで読んだ。版を重ねて今では文庫になってると言う名作。ジェラシックパークの作者として有名だが、これも凄かった。派手なアクションはないが人間の心理を上手く表していて、1日で読んでしまった。