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いがらしみきおの漫画久々に読んだ。笑いと狂気のギリギリの一線をさまよう作品。「じいさん角いくぞ角!」のグロテスクさときたら。
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好きな作家のコラボレーション!いがらしみきおのよく出るようなキャラとは違う登場人物が独特の絵で動くのが面白い。早く続き読みたい!
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原作:山上たつひこ・作画:いがらしみきお、なんて漫画がこの世に送り出されることを誰が想像しただろう。
ストーリーについてはまだ未知数で、このあとどう展開されるかはわからないが、この二人の名前で即購入なのである。
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この世界では刑に服すというかたちで罪を償うことが制度として認めてられている。
そう僕たち(彼らは)ははやり直すことが出来るのだ。
でも現実はどうだ?
務めを終え出所した彼らに一般的な暮らしを過ごす場所は用意されているのだろうか。
自業自得とはいえそこにはあまりにも辛い人生が待っているのだ。
キレイごとでもなんでもなく制度として僕たちはやり直すことが認められているにも関わらずだ。
彼らの唯一といってもいい受け皿であるその筋への規制がますます強まるなか、現実的に起こりうる問題。
その解決策として実験的に国は出所した凶悪犯罪者たちの素性を隠し一般人として、ある一つの町に住まわせるところから物語は始まる。
ヒトクセもフタクセもある彼らがすんなり収まるわけもなく、奇妙な緊張感を保ちつつ物語はすすむ。
その緊張感はある種の狂気を孕んでおり、その狂気はすこしづつ事情を知る三人の受け入側の住人をも蝕んでゆく。
ように見えるのは考え過ぎか。
ぼのぼのでおなじみのいがらしみきおのデフォルメの効いたキャラクターが本来なら重いテーマである物語を非常に読みやすい作品にしていると思う。
キーワードのように挿入される“羊の木”といフレーズ、緊張感を保ちつつ変容していくそれぞれの関係。
次巻が待ち遠しい。
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人が人を殺すときってどんな心境なんだろう?と考えた事がある。
対象に明らかな殺意や憎しみを持って殺人を犯す人間と、平穏に日常を暮らす人間のとの溝は、たった一筋の溝ではあっても、想像を絶するほど、とても暗くて深い。
殺人事件を起こした11人の受刑者を、平穏に生活するひとつの町が更正の為に迎え入れるところから物語がスタートする。
作品中には、得体の知れない嫌な緊張感が張り詰め、ささいな事でその糸は切れてしまうのではないかという不気味さが漂う。
普通の人間が殺人を犯した人間に対して感じる「恐怖と異質感」が作中つねに付きまとい、読んでいても心が落ち着かない。
土着の祭り、「のろろ祭り」の詳細も気になって仕方がないが、次巻、必ず「ただならぬ何か」が起こるような余韻を残して1巻は終わった。
次巻以降が楽しみな漫画がまたひとつ増えた。
文句なしに面白い。
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何かが起こりそうな雰囲気だが、今のところ何も事件は起こらず。
引っかかるものがあるのだが、うまく言葉に出来ない。
次巻に期待。
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先輩が貸してくれた。早稲田の喫茶店フェニックスにて読む。おっかない漫画だった。
過疎に悩むある地方都市で極秘プロジェクトが進んでゆく。かつて凶悪犯罪を犯した11人の受刑者を受け入れていく。この全容を知るのは、わずか3人。
その3人のうちでも、仏壇いづやの店主の自意識過剰な反応が、薄気味悪く、何にもまして興味深い。これからどのように絡んでいくのか。
『冷たい熱帯魚』、『モリノアサガオ』を彷彿させる異質な作品。皮膚感覚の気持ち悪さを描けている。
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かつては海上貿易で栄えた人口13万人の港町・魚深市。住民の高齢化、人口流出、企業の撤退、過疎化…。日本の地方都市が抱える問題をこの町も背負っている。この町で、市長が、犯罪を犯し刑期を終えた受刑者を、更生促進事業として移住させる政府の極秘プロジェクトを受け入れた。それも市民には知らせず元受刑者の過去を隠し転入させるというのだった…。
原作は(あの)山上たつひこ氏。とにかく不穏な空気の漂い方がスゴイ。犯罪経歴者に接する自分の心理が試されているようだ。バーチャルとはいえ、ある意味踏み絵的で怖いぞ。(2011/12/23)
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伊集院光が薦めていたので、購入してみた。
今後が楽しみな展開ではあるが、1巻はまだ序章という感じ。
2巻を楽しみに待っています。
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怖~いマンガです。
とある日本の地方都市。かつては海上交易で栄えた港町。名を魚深市という。その町が、犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘プロジェクトの試行都市となる。一般市民には何も知らせずに元受刑者の過去を隠し転入させるこのプロジェクトの行方は!?
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もうすぐとんでもなくわるいことがおこりそうなところで、1巻は終わる。
過疎化が進む村?で、三役が住民には知らせず、刑期を終えた元囚人を受け入れるという話。
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昔の日本文学の香りがする漫画。
原作 山上たつひこ氏
作画 いがらしみきお氏
現代日本の閉塞した空気感をよく表現している。
後書きの対談も必見。
寺田君GJ!
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ページの合間、コマの合間に漂う不穏さと狂気と紙一重の
おかしさ、緊張感。さすがです。
山上といがらしセンセの奇跡のコラボ。
まだまだ楽しみにしてますっ!
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群像劇を描く際の適正な人数って何人なんだろう?このマンガの11人という数ははたして成功するのだろうか。登場人物のプロフィール(犯罪歴)を紹介する箇所がある。そこで11人分を7ページで一気にすませてしまう。カタマリでやってくる情報がここちよい。ちょっと足りないと思わせる絶妙さでグイグイ読ませる。人物紹介が終わると、あとはステージに各々が散らばり同時多発的に小さな事件を起こす。彼らを見つめる視点は4人、市長、仏壇屋、食器屋、地元誌記者。街中が包丁だらけになる奇祭が始まり何かよくないことが起こりそうな感じ。続巻を読まないことには何とも評価が定まらないが、なかなか他では読めない魅力がある。
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極めて小さなコミュニティで起こる、極めて異質な出来事。
地方都市なら、なくはないかも。と、思ってしまうのは自分が地方都市民だからだろうか。
展開に緊張しつつ、不思議な世界に夢中にならざるを得ない!