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伊藤計劃を抑えてディック賞を受賞した快作スチームパンク登場!
バートンをたびたび襲撃しては、奇妙な言葉を残してゆく怪人バネ足ジャック。歴史を変えた21年前の重大暗殺事件とジャックの関わりとは? 一方、スウィンバーンは人狼たちに襲われて絶体絶命に。ジャックや人狼たちの背後には、ヴィクトリア朝大英帝国を揺るがすマッドサイエンティストたちの陰謀があった。バートンたちは新発明の数々を駆使し、ついに敵の総本山に乗りこむ!
傑作スチームパンク/ネオ・ヴィクトリアンSF。
解説=堺三保
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下巻。
凝った設定にタイムトラベル(タイムパラドックス)まで登場した辺りで、オチがやや心配になるが、杞憂だったようで良かったw
『快作』と言うべきか、『怪作』と言うべきか、ある種ハチャメチャなところはあるのだが、面白かった。
思うに、これまでに刊行された『創元海外SF叢書』の中では一番エンタテイメント性が強い作品では? 既刊分はどちらかというと幻想性の強いSFで、それがレーベルのカラーなのかと思っていたが、そうでもないようだ。
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後半はがぜん面白くなる。変態詩人、後に名を成す物知りな新聞少年、どこかで見たような配管工の二人など個性的な脇役たちがとても良い。そしてオウムの去り際のひとことはいつも笑わせてくれる。