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60歳になってからインターネットの生命保険会社立ち上げた出口治明氏による自分自身の軸を持つ方法を示した本。
著者が言いたいことは、おおむね以下の通り
流動的な現代において周りに流されず、正しい行動をしてゆく為にはきちんとした自分の軸(=考え方)が求められる。
その為に
①自分が、会社が、日本がどの様な状況や立場に位置しているのか
を把握することが肝要となる。(=森を見る)
→ 森を見るためにはタテヨコ思考
(タテの思考=歴史に学ぶ/ヨコの思考=他の地域・国から学ぶ)
②多様かつ大量のインプットに励み、アウトプットの質を上げる。
著者は60歳になってからもなおチャレンジを続けている熱い人間。若い世代に自分をしっかり持ち日本国内だけでなく海外でも活躍できるようになってほしい、というのが著者のメッセージなのだろう。
ただ、著者の経験則を詰め込んで羅列している感があり、本当に言いたいポイントがボヤけている気がする。
ところどころに、著者の部下が著者の人物像を語っているページが見受けられたが、わざわざこんなコメントを入れる必要があるのか疑問。 当然著者は立派で聡明な方であることは十分分かっている。 著者をほめたたえるコメントを出すのは逆にわざとらしく思える。
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森を見るタテヨコ思考、特にタテ思考のインプットの源泉となっている歴史的見識はものすごい。読書が血肉化され、見事に風をつかんでライフネットを立ち上げた出口さん、ほんとに尊敬します。
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私が通して感じたことは、歴史に学ばなければいけないということ、他国に目を向けることでした。巻末に、著者からのオススメ20冊が紹介されており、そちらもぜひ読んでみたいです。
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柔軟で型にはまらない著者の思考に感銘を受けた。歴史を深く掘り下げ、世界を広く見る「タテヨコ思考」で太い軸を作りたい。特に歴史を知ることが大切であることが腑に落ちた。
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なんとなくこれからの就活、ひいては人生の指針を考えたくて読んだ本。
OTR-ブリッジプロジェクト講演者
単純にライフネットで働きたいと思った。間違いなく10年後の就職希望ランキング上位に入ってる、マジで
インプットの絶対量を増やす、判断は直感。直感がもっとも研ぎ澄まされた人間の判断
わからないモノへどんどん足を突っ込んでいく。多様な価値観を肌で感じる。
10年後を見通した就活をしよう。これから10年で日本が世界がどのように変化していくかを考える。
会社へ行くのが楽しいと思えるような会社で働きたい
就職はなるようにしかならない。ある意味流れに身を任せよう。
自分で辺境をつくる。異なるセミナーや人の中に自分を突っ込む
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アツいオッサン。
日本の経営者にもこんな人がいたという事に、嬉しい驚き。
響いた一言:リーダーに必要な条件の一つとして
「すべてのリーダーのやりたいことは"世界経営計画"のサブシステムであるべき」
「世界をどのように解釈し、それをどの様に変えたいと思い、自分はそのなかのどのパートを受けもちたいと思うか」
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ライフネットの社長ということで読みました。
結局、何がいいたいんだかよくわからなかった・・・。
とはいうものの、視野を広げる為に何でも受け入れるとこ、そしてよく学ぶこと。
この点において出口さんは抜きん出てるんだろうと予想できる。
こればっかりは真似したい。
最近の大きなテーマでもあります。
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出口さんがなぜよく動いているかが判りました♪
改めて自分が動いていくための武器を見つけて磨いて行かねばと感じました。
特にタテの比較・・・。 これは僕にあまり無かった考えなので、ゆっくりとですが勉強していきたいと思います。
あとは、自分磨きの交流も頑張らねば!
http://kaeru.orio.jp/blog/2010/08/book_29.html
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2015年35冊目。(再読)
自社本のため割愛。
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2010年度9冊目。(初読:2010年8月12日)
自社本のため割愛。
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60歳で生命保険会社を立ち上げた出口さんの本。よくある啓発ものかと思いきや、思いのほか深かった。
メモ→
人生はイエスノーゲーム。分岐点でどちらを選ぶかによってゴールは全く違ったものになる。
すべてのものはトレードオフ。何かを選べば、結果として何かをあきらめなければならない。
いちばんまずいのは、課題に対して優柔不断な態度を取ること。
縦思考と横思考。歴史を振り返ってみたり、同年代の他の事例と比較することで理解が深まる。
正攻法が一番早い
道場破り理論
「青い鳥がどこかに居るはず」と信じてずっと探して歩きまわるのはしんどいことです.それよりは「どこにでも青い鳥は居る」と思って、日々を過ごしていくほうが確実に人生は楽になる.
まだ腑に落ちない→
「世界は毎日単純になっていく」
毎日一つのことを学べば、ひとつの謎が消える、ということらしいけど、一つ学べば十わからないことが出てくるのが今の僕です。。。
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『「思考軸」をつくれ』(http://ow.ly/2zKkd)読了。瞬間的に物事を判断、思考する土台となる力を構築していくための哲学と方法論について触れられている。読みやすいけど、書いてあることは至極真っ当で中身も濃い。おススメです
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大企業で相応の地位までにたちながら、ベンチャーを立ち上げた著者のキャリアに興味があり、手に取った一冊。しっかりとした自分の軸を持って物事を判断しなさいというメッセージはごくごくシンプル。
著者自身しっかりとした「思考軸」を持ち、保険というものをあるべき姿に追求して言った結果、ライフネット生命立ち上げにつながったこと、同時に大企業にずっと身をおきながらも、多様なインプットを通じて「思考軸」を磨き、色んな価値観を持った人たちを動かしていくリーダーシップを兼ね備えていったことが現在までの成功につながったのかと納得。と、同時に今大企業にいる自分でも心がけ一つでこのようなバイタリティーやリーダーシップを身につけられると思うと強く勇気付けられた。
著者の判断軸は下記5つ
・人間は動物である
・人間は賢くない
・人生はYES NOゲーム
・すべての出来事は「トレードオフ」
・大勢の人々を長い間だますことは出来ない
個人的にはトレードオフの部分にひかれた。自分は基本的に両方を追いかけがちだが、両方が中途半端になるんだったり、アクションが起こせなくなるくらいなら、割り切って突き進んでいった方が得られるものがでかいかも。現に、コーチになったときも、「プレーで活躍したい」、「チームの日本一に貢献したい」という気持の中で前者を捨て、コーチ業に邁進したからこそ、得られたものも大きかったのかもと思ったり。
又、自分は今いる会社やサラリーマン文化をとかく否定しがちだが、自分の中に「思考軸」を持っていれば異なる文化を受け入れることも怖くないという文章を持って、自分もまだまだだなぁと思った。
・風が吹いたら帆をあげる→直感を磨く
・王様は裸だといえること→「思考軸」を磨く
・タテ思考→歴史から考察すること、ヨコ思考→他の国や地域を比べること 比べるにあたりキーになる数字は覚えておく
・インプットの「量」と「幅」を広げる→生活のどこかを変える 例)行ったことのないところでランチしたり
・アウトプットの機会を強制的に作る→業界紙に書いたり
・分厚い本から読む、入門書はある程度知識のついた後、知識の整理として使用→納得
・毎晩銀座の高い店で飲む→上質のインプットの例
・「辺境」を作り、「辺境」に飛び出す→「違和感」のある環境で自分を磨く
・リーダーシップ→「やりたいことを持っている」、「旅の仲間を集められる」、「旅の目的地までチームをまとめ引っ張っていく」
・正攻法が一番早い→ライフネット立ち上げる際の免許取得エピソード
・ビジネスに美学は不要→論理的に、合理的にやることこそがビジネス
・道場破り→わからないことを知るためには、もっともその分野に詳しい人に聞くのが一番速い、その為にはある程度「名」をあげる、そして挑戦する
・長所を伸ばして短所をなくすは嘘→長所と短所はトレードオフだから、ただ単に角をなくしていくだけ
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自ら考え、決定する軸となる「思考軸」と人を見抜く直観力。
個人的には、即断即決や、まだ仕上がっていなくても、早めに済ませて上司に確認を請うという方法が、自分で最後まで完璧に仕上げてぎりぎりに出すよりも相手に親切、空間を読める人になりたいと思いました。
彼の考え方はすべて納得とは思いません。
私の生きてきた中で得たものとは違うと、反抗心が芽生えた部分も正直ありました。
けれど、オープンであろうと努力する著者の生き方に、憧れというか、尊敬と安心感を覚えました。
人格者というのは、口では容易ですが、常に正々堂々とした姿勢を貫こうとするのは、強い思いがなければできないと思うからです。
インプットの量が多いほど、処理能力が早くなるという考え方も、インプットとアウトプットの重要性も、トップの共通点なのかと思いました。
またちゃんと読み直したい本です。
巻末の本の紹介も、よければ見てみて下さい。
twitterでどなたかが紹介してくださっていたので、載せておきます
http://d.hatena.ne.jp/kawasaki/20100708/1278591885
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今、私達に求められているのは、「すべての物事を原点から考え直す」ことです。
トレードオフ 何かを選べば、結果として何かをあきらめなければならない。何かを選べば、何かを失う。仕事であっても人生であってもこれが真理です。何かを決めるときには、このことを強く肝に銘じておかなければなりません。
何かをとれば何かを失う。決していいとこ取りはできない。
直感はその人のインプットの集積で決まります。
リーダーというのは、「わからないことを決められる人」のことです。
森の姿をしっかり捉えられなければ、木を育てることはできない。
森の姿をみるためには、歴史からみること タテ思考
他の地域や国からみること ヨコ思考
何か基準になる数字は、必ず覚えて、常にそれと比較するというようにしたほうがいい。
キッシンジャー 人間はワインと同じだ。人間は気候風土の産物だ。要するに世界中すべての人間は自分の生まれた土地を愛し、自分のご先祖様が立派な人であって欲しいとねがっている。人間はそのように愚かしいいきものだ。しかし、これが現実である以上、私たちは必死に地理と歴史を勉強し、時間の許す限り、自分の足で世界を歩いてみないと、世界中のひとと胸襟を開いて話しあうことはできない
読書というのは食事と似ています。何を食べたか忘れてしまっても、栄養分は確実に身体に吸収されてその人の骨や筋肉やエネルギー源になっている。
ナポレオン 風が吹いてきたときにそれを逃さず瞬時に凧を上げることができる体力と知力と勇気、それと強運をもっていること
リーダーに必要な条件 やりたいことをもっている 仲間を集められる チームをまとめて引っ張っていく
定年なしは、究極な実力主義
優秀な人材を確保するために働ける限りは働いてもらう
最後に勝つための戦略をたてる
何かを変えたい時に注力すべきは、意識ではなく、行動で、言い換えれば適切な行動を起こさせるようなしくみが必要
常識にとらわれず、数字と事実とロジックを武器に自分の頭で考えるクセをつけてほしい
永川玲二 アンダルシーア風土記
山室信一 キメラ 満州国の肖像
若桑みどり クアトロ ラガッツィ
猿谷要 検証アメリカ500年の物語
田島英一 上海
塩野七生 チェーザレ ボルジア
大山誠一 天孫降臨の夢
網野善彦 日本社会の歴史 上中下
広河隆一 パレスチナ
杉山正明 遊牧民からみた世界史
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出口氏の熱く、そして真っ直ぐな気持ちが伝わってくる本。そして、自分もやらなくちゃという気持ちにさせてくれる本。この点だけで、読む価値がある。
読了日に出口氏の講演を聴いた(講演に行くので急いで読んだ)ので効果倍増でした。
得られたものからすると、3000円払っても構わないのですが、ボリュームと価格のバランスからするとこの手の本で1500円は高いと思う。良くありますよね、これ系の本。上限1000円だと思うなあ。というわけで、内容関係ないのですが★マイナス1で★★★★としました。