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常に動き続けるブルドーザーのような行動力を持った、中小企業の現場のオヤジ感が満載なキャラクターの著者が書いた、「一発で百点満点を取ろうとしてあれこれと考えているあいだに時間も資金もなくなっていくのだから、何度失敗してもいいから、制限時間内に合格点に達するのがビジネスでは重要です。で、失敗するときには、正しく失敗しましょう」という本。
紹介されているエピソード自体は、大家族主義的で縁遠い感じがするけど、失敗は怖いけど役に立つから経験してみようという心構えで、失敗することを織り込んで、それを糧にして成長していきましょう、といのは伝わってきた。
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マーカー
・組織の変化についていけなくなった社員が会社を辞めていくのは、お互いにとって悪いことではありません。
・きちんと部下一人ひとりと1対1に人間関係を築いたうえでないと、叱ってはいけません。
・上司の成績の半分は、部下の貢献によるものです。・・・だから、上司が成績を上げて得たお金の半分は部下のために使うのが正しいのです。
・なんだかんだいっても豊かな今の日本で、向上心を維持するのは意外に大変なことです。
・喫煙者は煙草を吸っている間、仕事をしていません。なのに同じ給料をもらっているのは不公平です。
・人間が成長するには、必ず「面倒くさいこと」に取り組まなくてはなりません。
・経営判断に必要な情報とは、下記の「5つの情報」のことを言う。
1 数字(実績報告)
2 お客様の情報
3 ライバルの情報
4 取引先の情報
5 自分の意見
・よく部下に「何かあったら言ってこい」と言う上司がいますが、私はこれを許しません。情報は下から上に上げさせるものではなく、上から下に取りに行くものです。上司が現場にしつこく情報を求めて初めて、情報が入る体制ができる。
・一度でも失敗すると落伍者の烙印を押され、二度と這い上がれない、そんな組織で出世する上司は失敗や挫折を知らないエリートばかりで、部下の失敗や挫折に冷淡です。だから、部下は皆、失敗を恐れてチャレンジせず、会社全体が暗いムードに包まれてしまうのです。
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失敗の数=実力。行動に移す、挑戦するからこそ、失敗も増え、結果として成長する。失敗しないことが評価されるようだと・・・・。
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書いてあることは明快で実にその通り。しかし、所属している職場に失敗を許す土壌が無いと、自分一人が泥を被ることになるぞ、と思わざるを得ない。
そもそも、彼が上司であって、朝令暮改を繰り返すのは、5年で25%の社員が入れ替わるようなモチベーションの高い会社は、それって一 般的なのか、下手すりゃブラックだし、ベンチャーじゃないのか、って思ったりもする。
この会社に来たいと言う人のモチベーションはものすごく高いだろうし、居続ける社員の力はハンパ無いだろう。
人は、同じ明日が続くという前提の元に、安心して社会生活を営むことが出来る、と私は思うんだけどね。
ただ、失敗に対して目をそらすなと言う観点は、さすがであり、成功者の強みである。
あと、世間でいう失敗という重さよりは、Try & ErrorくらいのError検知くらいの軽さかな。
エジソンの失敗したときの「このやり方が駄目だと分かった」と言う一歩進んだことを認めるのと同じにおいを感じる。
世の中が彼のような考え方で居てくれれば、生きやすいなと思うとともに、自分の出来る範囲でそうしたいなとは思わせるポジティブさだ。
あそこまでプライベートに踏み込まれる働き方はしたくない。仕事というより、生き方になってくる。
確実に25%の元社員には合わないやり方であることは間違いない。
合わないときの辛さは想像を絶しそう。
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失敗に対して目をそらすなと言う観点はその通り。変化を恐れるなもその通り。
全然違う業態から自社の新規事業としてコンサルを始めたというのは凄いと思う。
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意外とよい本でした。
失敗は恐れてはいけないなどと言いますが、そのもう一歩先の話。
失敗してもいい会社、
組織をどうやって作るかということに主眼がある。
実際上司が失敗したっていいと言ってきたって
誰も失敗をしたい人間なんていない。
それにそもそも上司も
「(最悪)失敗してもいい」だったりするわけだし。
そうではなくて、小山は本気で
失敗はしないといけないと思ってるから
失敗させるための工作すらする。
この辺のやり方は賛否両論あるとは思うけど
方向はなんであれラジカルであることは経営者にとって
必須の素養である気がする。