紙の本
よかった
2015/07/19 11:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:か~ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻までで気になっていた点がいくつか解消されて納得です。次巻の展開が楽しみです。
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今回は、佐々波の過去編のようでいて、「紫色の指先」についての情報が少し具体化されましたね。続きが楽しみです。
このシリーズは、きっと――趣味程度でいいひとでも、いつか仕事にしたいと思っているひとでも、文章を書くことを楽しい、文章を読むことを楽しいと思っているひとなら、胸に気持ちよくぐさぐさ突き刺さる作品だろうなぁ…と思っています。
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とうとう「紫色の指先」の正体が…ん?でも…ああー個人を指す名称ではないからか…。
そりゃあ誰だって…私だって究極の小説を、待ち望む作品の続編を永遠に待ち続けたい。
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謎の「紫の指」にグッと近づいた(;゜∇゜)今回は5年前の話で、佐々波は編集者勤め、雨坂続は7年の眠りから目覚めたところ(^^)ミステリーだけじゃなくて、編集や校正の仕事、小説賞の仕組みなど本好きには少しうれしい話盛りだくさん(^^)♪
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紫の指の人についてようやく前進したかな。
そして、佐々波さんの過去。
佐々波さんの過去が静か過ぎるのか…何となく5年前の佐々波さんは過去だからなのか淡々としているというか、無音の世界みたいでした。色んな事が起こっているのに、穏やかな印象です。
『タイトル未定』と『非常口』が気になります。読んでみたいです。特に過程が見えるだけに『非常口』は一冊の本として読んでみたいです。『タイトル未定』は話題にはずっと出て来るのに出版もされず、原稿も残っていないだけど読んだ人は絶賛する話って滅茶滅茶気になります。内容すら分からないから余計に気になります。『トロンプルイユの指先』はこれも内容が語られていないし、みんな絶賛ですが、何となく自分には読めない気がします。覗き見はしてみたいですけど。
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新シリーズ開始とのことですが、そもそも前回までのシリーズが終わったことに気づいてませんでした。ていうかシリーズくくりがあったのですね…今回はまさかの佐々波の過去話しでした。萩原と佐々波の関係は恋人であるはずなのに殺伐としていて悲しかったです。でもたしかに愛はあったのではないかなぁと思います。佐々波が萩原を思い出して泣くシーンと、スズキがこれからも本を書くと言ったシーンで泣いてしまいました。河野先生の文体はきれいで淡々としていて好きです。紫色の指先の情報がまた増えましたね。最後で思わず「え!?」と声をあげてしまいました。前シリーズよりもシリーズ感が出ていたので、忘れる前に次が読みたいです。
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シリーズ4作目。前回で物語に進展があったところで、今回は、この物語が始まる前、まだ佐々波が編集者であり、雨坂が目覚めていない時の話。佐々波と同棲する優れた校正者てあり恋人の萩原春の謎の死から「紫色の指先」へと続くこの物語の重要なパートを、文学賞における作家と新人編集者をめぐるストーリーに絡めて書かれた今作は、シリーズの今後をさらに期待されてくれました。
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作家にとって、編集者にとって、校正者にとって、出版社にとって小説、文章とは何かという命題に対して、著者なりの青臭いともいえる理想を自問する内容。
シリーズ4作目にして、突然こんな原点回帰した作品を出したことに驚いた。
この順序にすることにどんな必然性があるのか、登場人物の口を借りてここまでのこだわりを見せているだけに、完結してから振り返って考察してみたい。
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図書館で。
登場人物もあらかた出そろった所で過去編。優秀な編集者と彼の恋人で優秀な校正者と目を覚まさない天才の話…なのかなぁ。もし、続さんの才能を彼女が天才幽霊の存在を知る前に知っていたとしたら結末は変わったのかもしれない。けれどもまあ、展開のためには彼女はこの選択をするために出てきたキャラなので仕方ないといえば仕方ないのか。
とは言え結構簡単に生と死の境を飛び越えちゃう登場人物が多いような気がする。前作のおばあちゃんもそうだったし… というわけで大分材料は出そろったのでそろそろ佳境!といったところだなぁと思いました。
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これまでのミステリ風味と異なり編集者を素材にした職場ものな一冊
それぞれの仕上がりは流石の出来栄えなのだが
全体として方向性が良く分からない
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全体像が見えて来るからか、巻を追う毎に難解さが薄れて、段々と読み易くなる。五年前を知ることで当時編集者だった佐々波の人物像がぐっと飲み込み易くなった。佐々波の恋人の萩原春の死や、賞に向けて奮闘する後輩編集者の工藤凜や、目覚めたばかりの雨坂にも引き込まれた。文章の良い意味で色のない感じが心地好くて、朽木続の「トロンプルイユの指先」の圧倒的なところも印象的だった。溢れるような校正者に対する尊敬が眩しくて、校正の仕事や文章を磨いていく作業のプロフェッショナルさが格好良い。一巻で読むのをやめなくて良かったなあ。
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佐々波蓮司が編集者だったときの話。同棲していた校正者の萩原春が事故死し、蓮司は自殺ではないかと疑う。数日後、それまで何年も眠り続けていた雨坂続が突然目を覚まし、小説を書き始める。同僚の工藤凛は、担当の作家になんとか賞をとらせようと悪戦苦闘する。筋だけを追うと何のことなのか分かりにくいが、小説というものに憑りつかれた編集者と校正者の運命と小説を書く天賦の才能がテーマなのだ。結構重いテーマのような気がする。蓮司に幽霊が見えるというのは重要な意味を持ってくるのだが、都合がいいと言えばそうかもしれない。
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4巻目、幽霊要素少なめ。
佐々波の編集者時代の過去が語られる。彼女なんて居ないと思ってたらいたんだね。大学時代からなんていい話。
雨坂と違ってちゃんと青春時代があったのか。
だけど最後に少ないページで萩原のことが語られるが、残り少ないけど大丈夫か心配だったが、割とあっさり語られてた。佐々波が萩原との最後の繋がりもあっさり描写。でもあの二人ならそんなものか。
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「文学賞にうってつけの原稿」
素晴らしい作品だが。
応募作品を見て決めたこととはいえ、受賞者が出ないものに作品を何回も送りたいとは中々思わないだろう。
「タイトル未定」
中々進まない原稿は。
誰一人とて目の前で事故現場を見ていなければ、勝手に色々と憶測してしまい本当にそうなのか疑うだろな。
「感情を売る非情な職業」
一番に選ばれたのは。
何気なく書き連ねた文章だったとしても、それが読み手に何かを与えるのであれば才能としか呼べないだろ。