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【60/10000】
「幸せのしずく World of Water Drops」 浅井美紀
母の日に贈ったしずくの写真集です。
「もし飽きても捨てないでこっちにまわして」
と頼んでおいたら、今日まわってきました。
読了という類の本ではないけれど、全部の写真を堪能しました。
かに座生まれのせいか、水のある風景に惹かれます。
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すごい!
きれい!
水滴の中に花がある!
と感動しましたが、あまりにも同じトーンの写真ばかりで、数ページで飽きてしまいました。
巻末の撮り方の解説を読んで、納得。
部屋の中で、水滴まで自分で作っての撮影なのですね。
自分でもこんな写真を撮ってみたいです。
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雫やアリを、マクロレンズで撮影した写真集。
まず雫の中に花が写りこんでいるのが不思議で、どんな条件で撮影したらこんな風に写るんだろう…と興味が湧く。
ページを進めるうちに、自然の風景を切り取ったのではなく、巧妙に被写体を配置して撮影したことがわかってくる。水面がビロードのようで美しい。
巻末に「小さい世界の撮り方」があり、シャッタースピード・絞り値・露出補正・ISO感度等まで詳細に載っている。カメラ好きの人なら、すぐにでも試したくなると思う。しかし撮影方法を知っても、タンポポの綿毛が水面に舞い降りている写真などはやはり不思議だ。
主役はしずくだが、第二の主役はアリ。アリが水を飲む1~2秒を狙うなんて、想像しただけで気が遠くなる。アリは拡大するともっとグロテスクだと思っていたが、美しい琥珀色で、点のような目がちょこんと付いているのがなんとも可愛い。個体によって表情が違うのにも気が付いて、途中からアリばかり見ていた。
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可愛さに一目惚れ
小さな小さな水のしずくの中に
きれいな花が開いている
そのしずくを小さな蟻がそっと押してる
言葉ではとても伝えられない情景
だって見たこともない世界なのだもの
きれいなビーズみたい、
でも、それは人工のビーズではなくて、自然の水の滴
ぜひ一度、手に取って見てください!