投稿元:
レビューを見る
本文は、カウンセラーの著者とクライアントとの対話方式で、とても読みやすくまとめられています。
さすが、日本を代表するスピリチュアルカウンセラーだけあって、豊富なカウンセリング経験をもとに、ときには冗談を交え、叱咤激励しながら、クライアントの心を明るく優しく解きほぐし、それぞれの悩みに臨機応変に対応していく手腕が見事です。
命、魂の視点から深く掘り下げた考察で、クライアントを導いているにもかかわらず、それと悟らせず、本人が自然と前向きに希望をもって生きていくことができるよう、明快・適切な話術でいざないます。
人生に抵抗するのではなく、あるがまま、なすがまま誇り高く生きることで得られるものの価値の高さに気づかせてくれたうえ、その方法まで具体的に示唆してくれる、本書は愛にあふれた貴重な人生の指南書です。
投稿元:
レビューを見る
恋愛、病気、仕事、家族など、深い悩みをかかえた人とのカウンセリングをそのまま掲載したようなスタイルで、その悩みが極めて順調な試練であり、それを認めて「これでいいのだ」と自己肯定すればよいことを教えてくれる。
うつ病とうつ的状態やうつもどきの判断、脳死の身体と魂、ガンへの対応なども参考になった。
カウンセラーは著者自身なのでノンフィクションのようにも感じられるが、さすがにフィクションだろう。また、これではいけないと自己変革が求められるパターンが別にあるとしているが、過去を受容・肯定しつつも未来に向けては変革していくような、どちらも含んだ状態なのではないかと感じられた。
14-52
投稿元:
レビューを見る
スピリチュアルというより哲学かも。
いろんなことがある人生だけど、要所要所で
「これでいいのだ」と思うことができたら随分生きるのが
楽になるだろうと思う。
自分の身に起こる出来事を肯定的に受け止める方法も、
リアルなカウンセリング例から見ることができる。
真面目で一生懸命生きている人に読んでもらいたい1冊。
投稿元:
レビューを見る
祖父を亡くし、葬儀や見送り後に、すっかり体調を崩してしまった父。
その父に充てて、励ましや寄り添う意図で購入。
まずは買った私が...と思い、一読。
過去に、飯田先生の本には何度も助けられています。
やはりこの本も、とても良いです。
スピリチュアルな知識のない人にも、すんなり受け入れやすい語り口で、見えない世界の受け止め方や人生の受け入れ方を、メッセージとして送ってくれています。
飯田先生、素晴らしいお仕事、いつも本当にありがとうございます!
投稿元:
レビューを見る
久し振りに飯田史彦氏の著作を読了。氏の「生きがいシリーズ」は総計200万部を超えるベストセラーになっているので読まれた方もおられると思います。私が氏の著作と出会ったのは23年前にムスメが生まれた直後。先天性の障害を背負って生まれてきたムスメを前に心の整理がつかない時、氏の著作の言葉を読んでとても勇気づけられました。本書でも20年前の著作と同様の記述が見られます。
<引用 #1>
飯田:生まれる前に、誰もが人生計画を立てるのですが、自分ががんばって手を伸ばせば届く、ちょうど良い高さのハードルになるような、最適の問題を選びながら、人生という問題集を組み上げます。だからこそ、重い病気や障害を持って生きるという、とても高度な試験問題には、よほど学びを積んだ魂でなければ、挑戦できないというわけです。
女性:私の子供たちは、そんなに高度な魂なのですか。
飯田:その通りです。見かけ上の肉体からは、なかなか想像できないものですが、お子様たちの肉体につながっている魂たちは、それぞれ、本当に高度な学びを積んだ、素晴らしい魂たちなんですよ。
<引用 #2>
飯田:だから、あなたは、それほど凄い魂たちから、「この人こそが、母親としてふさわしい」と選ばれた、もの凄い御方なんです。
女性:この私がですか!?
飯田:ええ、あなたは、それほど高度な魂たちを育てるに値する、本当に、めちゃくちゃ凄い御方なんですよ(笑)
女性:……
飯田:だから、もっともっと、ご自分を自慢に思ってくださって結構です。
私は、選ばれた、もの凄い父親なわけです ( v ^ – °)ぶぃ♪
スピリチュアル要素が満載なので、その手の世界が苦手な方にはちょっと辛いかもしれませんが、押しつけがましさがなく、「このような考え方をした方が楽に生きられる」というスタンスで語る氏の著作を読むと、心の底から安らぎが得られます。機会があればぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
今回は飯田先生のもとを訪れた様々な訪問者との会話のみで、つづられる。
パターンは色々あるものの、いかにも作られたようなセラピー内容ながら、それは筆者の伝えたいテーマに沿っているからなので致し方ない。
読み易くスイスイと読み終わり、最後にまとめがあって筆者が何を伝えたかったのかが説明されている。
ここだけを読めば自己啓発系の本であるが、中盤のセラピーシーンの会話は筆者の過去の作品を読んでいないと全くついていけないと思う。今までの”魂”の話しから、それを元に現実世界での人生の捉え方の姿勢に繋がっている話ではあるのだけど。
投稿元:
レビューを見る
『はじめに
〜読んでいただきたい人、いただきたくない人
私のもとに相談においでくださる方々の多くは、その真面目さゆえに、世の中にはびこっている「自己変革型の人生論」をむさぼり読み、「今の自分のままではいかん、何とかして変わらなければ!」と自己否定することで、ますます「悩み事の底なし沼」に、はまってしまわれているのです。
本書は、「これでいいのだ」と自己肯定して、もっと楽になっていただきたい素晴らしい方々にこそ、ぜひともお読みいただきたい内容です。したがって、逆に、「これではいけない」と自己改革していただきたい困った方々は、決してお読みになりませんよう、重々お願い申し上げます(笑)。』
と、面白いお願いをされ、わたしは、"素晴らしい方々"として読んでいいんだろうか⁈と思いながらも読み進めました。
経済心理学者・カウンセラー飯田史彦さんと相談者の対話方式なので、読みやすく、分かりやすい!
相談者は、失恋した女性、うつ病者、仕事で大失敗した男性、受験に失敗した学生、独身の女性、障害児を育てるシングルマザー、交通事故で人を殺してしまった男性、等等。
「この世で体験することに、価値のない体験はありません。」 「メンタルヘルスが専門のカウンセラーである僕の使命は、あなたに説教をすることではなく、あなたの心をお守りすることなのです・・」
と、相談者たちの気持ちに寄り添い、説明してくれます。
全ては学びであり、その学びは、未来に生かすためにある。だから、いろいろな不幸が襲ってきても、そこから、学べばよいだけなので、私たちの人生は、いたって順調だ。『これで、いいのだ』と、わたしは理解しました。
『わが道を幸せに生きる方法(副題)』を実践となると、簡単ではないでしょうが、心を軽くするヒント(からくり)として活用したいと想います。