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形だけが歪んの純愛ロマンス
2015/08/21 23:04
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pisces_pk - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソーニャの毒気がないが、切ないの雰囲気が気に入り。普通に乙女系として読めば、評価を上がってかも。個人的は形だけが歪んの愛情が歪み一つの違う解釈するですから、一応ソーニャのとしての作品は認めでだ。ヒーローの執着や成り上がり志が素敵、ヒロインの気丈さも良い、お互いに好きになっての過程も丁寧な書いている。
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え これはソーニャ?
2015/05/15 19:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yupei - この投稿者のレビュー一覧を見る
いい意味で裏切りですね。
ヒーローは格好いいくて、頼ましい人です。
段々好きになる、そんな男ですよ。
すれ違いシーンも切さなくて、
思わず泣きそうになるわ。
いいお話ね。おすすめです!
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伯爵令嬢であるフローラは1つ上の美しい姉フローレンスと何かにつけて比べられる存在。
かつては伯爵家の美貌の姉妹を薔薇にたとえていたのに、フローラはある事件のため、社交界どころか実の両親にさえ、隔てを置かれた存在になってしまった。
その事件というのは、幼いフローラが誘拐され、しばらく後に娼館で発見されたというものだ。
そんなフローラは人並に嫁ぐことも叶わないと、結婚も諦めている。
ところが、ある日、父が賭けに負けた代償に、姉フローレンスを若い実業家に差し出すことにしてしまう。
姉は子爵に嫁ぐのを楽しみにしている身であったため、フローラが姉の代わりに嫁ぐことになり-。
以上があらすじですが、この若い実業家が実は昔、誘拐されたフローラを助けた貧民街の少年でした。
二人の縁はこのときから始まっており、強引に妻にさせられたと思いこんでいたフローラも次第に彼を好きになってゆきます。
読後感もよく、無理な展開もなく、すらすらと最後まで
読めました。
フローラが嫁がされた実業家が実は昔、出逢ったことのある少年だった-、
というのは、フローラの貴婦人としての名誉が傷ついた事件、物語りの進行上の伏線として効果的だと思うのですが、もう少しだけ、他にも話の展開に盛り上がりというか、意外性を添えるエピソードがあっても良いのかなと思い、そこだけが少し物足りないようにも思えました。
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ソーニャっぽくはありませんでしたが、フローラとセオドアのすれ違いとか、二人が結ばれるまでの気持ちの変化とかが楽しめました。
過去に誘拐され、娼館で発見されたフローラは社交界からは遠ざかって暮らしていて、そこに「ローズ」との結婚を望むセオドアからの求婚が。
セオドアはフローラを一途に思っていたのに、伯爵家に「ローズ」が2人いたのがすれ違いの始まり。フローラはセオドアが好きなのは姉だと思い込んでいて、セオドアに気持ちを開けないし、セオドアは自分が思っていたのがフローラなのかフローレンスなのかの確証が持てない。
すれ違いが解消されたときは、フローラよかったねって思えるお話でした。
イラストは鳩屋ユカリさんで、表紙のイラストより挿絵の方がよかったです。