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紙の本
「改善ごっこ」してませんか?
2007/09/25 00:32
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は元トヨタ・マンで、大野耐一とともに「トヨタ生産方式」の実践・改善・普及に努めて来られた。本書はトヨタの現場で伝えられ、語られている「トヨタ語」、「大野耐一語」の名言集。目次を見れば分かるように様々な”言葉”が並ぶ。人は言葉で考え、言葉で動くのだ。だからトヨタは言葉を大事にする。本書だけでも「トヨタ式」の改善のエッセンスを知り、改善のヒントとすることが出来るだろう。
「人を大切にする」トヨタは人づくり、”人財”育成が上手いと言われる。トヨタは「知恵の出る人間」を育てることを常に考えている。知恵には限界がない、人間の可能性を信じる、という信念が時間のかかる人材育成を支えている。「人は困らなければ知恵が出ない」ということで、知恵を引き出すために、「困った状態を作り出す」ためにトヨタは並外れたことをやるそうだ。それは解決困難に思える無理難題を与える、とか一見なんの問題もないところをじっと観察させる、など。従ってトヨタの上司は管理者であると同時に、部下にとって師匠、教育者でなければならない。部下は師匠の恩を、更に自分の部下を育てることで恩返しする。この好循環がトヨタの強みなのだろう。
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