紙の本
新シリーズスタート!!
2016/01/14 10:05
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投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫書き下ろしの新シリーズですが、新シリーズらしい始まり方です。
大企業から転職した、たよりない新人探偵の井上くんが、いちおう主人公か。
シリーズ第1作らしく、探偵社の面々は、彼の視点で紹介されていきます。
探偵社にしては大所帯で、6,7人はいるだろうか。
探偵社は大きくても内容はページ数に合わせるように、小粒。
事件自体も、物語の展開も平凡といっていい。
シリーズ第1作なんてこんなものなのでしょう。
まあでも、中編の分量なのにほどほどに楽しめたことを評価したい。
この作家さん、ストーリーテラーなので、今後に期待しましょう。
と言いながらじつは、第2、第3作を読んでからのレビューでした(笑)。
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軽くさくさく読める。きっとシリーズ化して金城さんが過去に何かあってその「何か」がきっかけで事件が起きて事務所全員で金城さんの無実を証明するしていくっていう「いつか」の為の作品なのかなーと思った。シリーズ化してるのかも何も知らないけど。
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シリーズ化始まりという感じでしょうかね!
前半は登場人物の紹介的な部分で大まかにはなって後半は一気読みの展開でした。
まあ各登場人物の語られてない部分も
あるのでシーズンありきなのでしょうね。
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普通のサラリーマンが探偵!?
こんなことがあったら、本当にドラマみたいな人生だ。
探偵にスカウトされたら私だったらどうするか?
断る!(笑)
H27.9.16~9.19読了。
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まぁ軽く読める探偵物。出てくるメンバーキャラも個性的で楽し。これからが楽しみ。 2015.6.16
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#読了。新シリーズ?大手企業営業職で働く井上は、成績は今一つ。人事部に異動願いを出すなか、ある日探偵社の社長と名乗る金城からスカウトされる。個性の強いメンバーの中、井上の選んだ結論は・・・同じ探偵ものの『吉祥寺探偵物語』と比べると、チームとして解決に当たる。
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大手企業に勤めたが居場所のない日々を送る井上雅也。ある日突然、探偵事務所所長からスカウトされる。個性的なメンバーに囲まれながら、本能の職業に目覚める青年の姿を描く新シリーズ。
著者の探偵ものといえば「吉祥寺探偵物語」シリーズが先行しているが、それとの差別化が図れるかが心配だった。しかし本作の主人公は勢いと未熟さが同居する青年。これからどんな成長をするのか楽しみだ。
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せっかくの「サラリーマンからヘッドハントされた探偵」
という設定を生かし切れていない気が(^ ^;
もっとサラリーマンの方の生活とか、
転職しようかどうしようか揺れる心などを
丁寧に描けば深みが増したはず。
また、主人公あまりにもあっさり馴染みすぎ(^ ^;
他の探偵も所長もいい加減すぎ(^ ^;
実家の近所に「探偵社」があったので、
よく「探偵の練習」してるのを見かけたが、
本物はもっと「基礎訓練」をみっちりやるはず。
何の訓練も受けずに尾行に成功するなど、片腹痛い。
ましてや尾行中の探偵が、さらに自分が尾行されてるのに
気がつかないなど笑止千万。
もっともっと掘り下げていけば、
きっとずっと魅力的な作品になったはず。
もったいない(^ ^;
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日本一の自動車メーカートヨカワ自動車(…うーん;;)でうだつのあがらない営業マンを嫌々務める井上雅也がふとしたことで探偵社の金城にスカウトされて、試雇い期間に色んな経験を経て、結局本業を辞めて探偵社に正式入社。なんとなく、典型的なドタバタライトノベルって感じだった。けど、続編も読んでみようかな、程度には面白かった。
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あらすじ(背表紙より)
大手企業に就職したものの、うだつの上がらない日々に塞ぐ井上雅也。ある日、南青山骨董通り探偵社の社長・金城から突然話しかけられた。「探偵になる気はありませんか?」。雅也は訝しみながらも体験入社をするが、厄介な事件に関わることになり…。個性的なメンバーの活躍が、軽快なテンポと極上のサスペンスで繰り広げられる、ベストセラー作家の新シリーズ始動!
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トヨタ自動車を思わせる超一流企業に勤める入社3年目で能力主義に落ちこぼれ主人公が探偵にスカウトされる。
渋谷にある名門中学の女子生徒が複数の男と関係を持ている。警察に来た投書の調査が始まる。
調べていくうちに担任の教師が以前から女子生徒をレイプしていたこたが判明。その女子生徒もレイプしていた。教師を張り込んでいると死体で発見される。しかも探偵社の仲間も意識不明の状態で同じ部屋で発見される。
犯人は二転三転して意外なところにいる。
前半は主人公の青年の描写が長くて退屈するが、死体が発見された辺りから面白くなる。登場人物が多く性格描写が雑な処がイマイチ。
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最後に真相が明かされていく流れはとてもテンポよく面白かった。流れに乗って読み進めてラストに行きついて、なかなか面白かったかな、と本を閉じてから、…いや、なんか分からないままのことが多い気がする、とざっと全体を読み返してみると、分からないままのことにいくつも思い当たってしまった。わたしの読みが浅いのか???
以下、おもいきりネタバレだけれど、謎な点を羅列。どなたか分かる方がいらっしゃれば教えていただきたい…。
・何故ナイフの指紋は拭き取られていたのか? そもそも、本当に指紋を拭き取ったのは細野なのか。わたしも金城が言うように細野は最期まで裕美を愛していなかったと思うが、では誰が何のために?
・細野は、刺された後、何故風呂場まで移動したのか。金城の言うように、裕美にとどめを刺されるのが怖くて家の鍵を閉めたのだとして、それでもまだ不安で風呂場まで逃げて鍵を閉めたというのか? そしてそこで息絶えた? 相手が大の男だとか、恐ろしいくらい狂気に取りつかれていたとかならまだ分からなくもないが、揉み合いになってかっとなりその場にあったナイフで咄嗟に刺した女子中学生にそこまで怯えるものなのか。家の鍵さえ閉めれば、普通もう入ってこられないだろう?
・しかも、風呂場まで移動する体力が残っていたのなら、何故救急車を呼ぼうとしなかったのか。玲子を襲った言い訳ができないと思ったから? だからといって、命には代えられないだろうに。
・そもそも玲子は何故細野の家にいたのか。真相はどこにも書かれていない。玲子本人は、背後から急に殴られて気が付いたら細野の部屋にいた、と証言している。これが本当ならば、玲子を殴って部屋に運んだのは細野しかいないだろう。金城のことを「人殺し」と言い放った玲子を、金城が言うように信頼に値する人物だと仮定するならば、だが。
仮に玲子の証言どおりだとしても、細野が玲子を襲った理由が分からない。細野が女子中学生と関係を持ったり、そのうちの一人を妊娠させ結婚していることから考えると、猥褻目的にしては、玲子はいくら綺麗だとはいえ、細野の対象としては歳を取り過ぎているように思える。見張られていると分かったから? 細野はその日裕美を呼び出して話をするつもりだったから、それを目撃されないようにするために襲ったとか? それにしても、何故顔も見られず気を失わせることができたのに、わざわざ部屋まで運ぶ必要がある? 何かトラブルがあったから仕方なく殴った、という方が自然のように思うが、それではいきなり背後から襲われたという玲子の証言と合わないし。
玲子の金城に対する「人殺し」発言しかり、登場人物についてはまだまだ解明されていない部分、描かれていない部分はたくさんある。でもそれはシリーズものだからであって、事件については1冊ずつになってるんだよなあ…? なんだかすっきりしないけれど。
それから、主人公がトヨカワ自動車を退職する最後のシーンにも違和感を覚えた。
遅刻、仮病(これは上司にばれているかは分からないが)、仕事中も他のことを考えたり、上司の指示を適当にやり過ごして席を外し���り、出社してすぐ人事部へ人事異動を直訴しに行ったり、いくらノルマは達成しているとはいえ、お世辞にも仕事へのやる気や会社への忠誠心が全く感じられないような社員に、急に呼び出されて「何かあった時、ぼくという人間を無条件で信じてもらえますか?」p.310と急に問われ、どれだけの上司がイエスと言えるだろうか。服部は確かに良い上司ではなさそうだが、「何が言いたいんだ? 無条件? 馬鹿らしい……ケースバイケースだ」p.310という返事は、至極真っ当なものに思える。その返答で退職を決断するなんて、なんだか違和感のあるシーンだな、と思ってしまった。
そしていくら「好奇心旺盛な性格」とはいえ、「真面目」が取り柄なはずの井上が、犯罪すれすれどころか犯罪そのものな手口で行われていく探偵業にあまりにもさらりと順応したのも違和感があった。「ぼくは降りる。犯罪には加担したくない」p.89と言った直後に、真由美とともに細野の家に嘘を並べ立てて入り込み、パソコンをウイルス感染させる場に同行する。まぁ探偵の素質ありということなのだろうが…、そもそも井上という人物が1冊を通じていまいち定まり切らなかった。
総じては、まぁまぁ楽しめた、のだ。感想を書こうと思い起こすたび謎や違和感が見つかってしまうんだけど、あんまりそういうことを考えずに読めば、普通に楽しめる本でした。
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探偵物としては、主人公がまったくの素人で、バイト感覚から探偵になっていくのが、なかなか斬新な設定で、面白かった。
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ちょっと変わったメンバーが集う探偵事務所を舞台としたサスペンス・ミステリ。タッチはライトでさくさく読めますが、ミステリとしてはなかなか本格的で先が読めませんでした。なんとなく日テレでドラマ化されそうな予感(笑
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ミステリーとしては、いまいち。ほとんど登場していない人物が真犯人という結末。ただし、第二新卒の青春活劇としたら有りかも。超一流企業に入社し、理想と現実のギャップに悩み探偵に転職する主人公。同僚の個性的なキャラクターは話としては面白いが、非現実的すぎてイマイチ想像しづらい。