紙の本
貴久に始まり、貴久に終わる
2016/09/08 21:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻は長兄国貴編と末弟道貴編。国貴では、清閑寺家全員集合の上、
浅野まで登場の大盤振る舞いです。追われる国貴と遼一郎が
一時帰国して、憲兵をまいて新天地アメリカに行きます。
深い溝があった国貴と和貴が和解できたのが良かった。
見どころは国貴と深沢の対決ですかね。
深沢からしてみれば、国貴は和貴を傷つけた人物なわけで。
何にせよ、貴久が信じることができず、祈ることしか
できなかった、冬貴とその子供たちが満ち足りているのが、
一部完らしい終わり方でした。
投稿元:
レビューを見る
清澗寺3兄弟、それぞれの恋人と共に進む未来を見つけることが出来て良かった。清澗寺一族の再会も感動的でした。冬貴なりの家族への愛も感じられましたし。道貴の話は4カプ目ということでかなり食傷気味な上にクラウディオのキザ甘トークで、読んでて目が泳いでしまって飛ばし読みになってました(笑)貴久を嵯峨野で締められたラストに感動です。貴久、あちらでお酒飲みながら一族の様子を見てるかな?きっと満足してますよね。そして私は鞠子の相手が気になっている…誰なんでしょう?w
投稿元:
レビューを見る
なんだかんだで全員がそれぞれに幸せを手に入れたっぽいので、よかったなぁと。
なんだかんだとこの一族は羨ましいくらい強い『絆』で繋がっている。
投稿元:
レビューを見る
清澗寺家シリーズ7作目。
シリーズ1部が完結だそうです。
そんな総集編の下巻では、国貴と道貴の2編構成。
国貴ってそんなに好きなタイプではなかったのですが、
このお話を読んで、その愛情深さにうるっと……。
そして再会した時の和貴にまた涙腺を刺激される。
なにこの家族愛。
清澗寺に一番縁遠いはずの家族愛が、みっちり詰まって
ました。
パパなりの愛情表現も、じわっときた。
そして道貴編については……ちょっと食傷気味。
クラウディオの歯の浮くような台詞の連発に苦笑いと
いうか、あまりに小っ恥ずかしくて桃色シーンは完全に
飛ばし読みしてしまいました。
ルカがとても良い子で、道貴との交流は読んでて
楽しかったです。
最後は貴久の話で締められていて、あー……長かった
なぁ……すっごいみっちりしてたわ、と感慨深いものが
ありました。
これにて1部完結とのことで、2部からは世代交代する
らしいのですが、ちょっと間に別の作品を挟んで
挑もうと思います。
濃いシリーズで、とにかく読み応えあります。