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紙の本
読後感は悪いが止められない面白さ
2015/06/26 00:24
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投稿者：森羅万象 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは、姉妹作品「Q.E.D.」シリーズとは異なり、毒が随所に撒かれている。
だから、読み終えたとき、いやあな気分になる。
「プラクルアン」
石油王の死後開けられた金庫の中に大切に仕舞われていたタイのお守り。その意味を森羅が解き明かす。不快度５点中４点、面白さ５点中４点。逆転がいい。
「被害者、加害者、目撃者」
初詣の最中に強盗現場を目撃する七瀬。被害者を名乗る２人の男女。どちらが被害者で、どちらが加害者か。このトリック、実用が効きそうで怖い。不快度５点中２点、面白さ５点中４点。
「椿屋敷」
椈屋敷のパロディタイトル？奇妙な庭に仕掛けられた謎とは？
不快度５点中１点、面白さ５点中４点。財務担当の会計士がアホ過ぎる。
「自白」
強盗傷害か、強盗殺人か？最後、森羅が吠える！
不快度５点中５点、面白さ５点中５点。この話が今回一番トリッキーである。
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