紙の本
人気の講演会の内容を書籍化したものです!
2019/07/21 11:38
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「学校広報ソーシャルメディア活用勉強会」が2012年に主催した会議である「これからの<教育>の話をしようー教育改革×ソーシャルの力」の講演内容を書籍化したもので、16名の気鋭の方々からの熱いスピーチに心を打たれます。なかなか内容の一つひとつが興味深いものですので、ぜひ、じっくりと読んでいただきたいと思います。
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本来なら一人ずつでも1時間でも2時間でも話すことができるスピーカーが集まって、10分間でプレゼンテーションを実施、そのプレゼンテーションの内容をまとめたのがこの本です。
教育とソーシャルがテーマになっています。
とにかく迫力を感じるのは、スピーカー全員が、理論を語るプレゼンテーションではなくて実践を語るプレゼンテーションをしているところだと思います。
理想の教育とは何かを机上で語るのではなくて、スピーカー本人たちが直接教育に携わり、行動し、時々はつまずきながら、試行錯誤を繰り返して前に進んでいる姿が文章に顕れているから心に響くのでしょう。
目崎雅昭さんのスピーチで、教育=Educationはラテン語の「引き出す」という言葉が語源であると言っています。「主体性につながる学び」が一つのキーワードなのだと思います。
子どもたちが醒めてしまうのはなぜでしょう。それは大人たちが醒めているからに決まっています。これほど熱い大人たちが教育に携わっているのですから、教育の将来は明るいに決まっているのではないでしょうか。
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ボードゲームで学習するマインドラボのことが載っている、今現在、日本語の唯一の本だと思います。
まぁ、マインドラポのことは、16ある提案のうちの1つです。
基本は、ソーシャルメディァ、SNSとか、ツイッターとか、ラインとかを教育にどう使っていくのかというお話がほとんどです。
うーんと、基本、公教育のお話ではなくて、先端的なお話なので、どうしても、公教育は遅れているなぁという感じになります。
まぁでも、公のものというのは、変わるのに時間がかかる仕組みになっています。
それは、多分、安全弁でもあります。
なにか、わざわざ高い機器を買っているとか、ソフトを買っているとか、無駄遣いの方が取り上げられることが多いですが、基本1つ購入するだけでも、ものすごいめんどくさい手続きが必要になってくるということですので。
「そんなん、オレに任しといたら半分の金額で…」
というのは、よく聞く話ですが、まぁ、そんな風に個人が動くとそれはそれで不正の温床になってしまうということで難しいようです。
公は、変わらない部分、変わりにくい部分を担っていけばいいのかなぁとも思います。
まぁ、テクノロジープッシュで、教育が良くなっていくというのは、多分、これから先も100年ぐらい続けられる「嘘」だと思います(笑)
もちろん、こうやって、走るところは走るというのはものすごく意味があることだと思います。
ある意味、責任も少ないし。そして、それは尊いことでもあります。
そのなかの1番いい部分を、公にフィードバックしていけると、日本もいい方向にいけるかなぁ。
うーん、公は、成功することよりも、失敗しないことの方が大事にされているところもあるみたいで、そのあたりは、やっぱり歯がゆいく感じてしまいますが。
あぁ、マインドラボについては、実は、こんな仕組みがなくても、ただ遊んでいるだけでものすごく子どもにいい影響を与えると思います。
でも、組織的に学校教育の中で取り入れられていくためには、多分、頭の固い大人のためにこそこの仕組みというか手続きは必要なんだろうなぁと考えています。
それもやっぱり、失敗しないことがとても大切にされているからかもしれない。
失敗したら、無駄遣い?
うーん、その風習が、実は不正を産んだりしているきような気もしないではない今日この頃。
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02藤岡さん04為田さん09宮地さんの話は、田舎であることを逆手にとった例、ドイツゲームで普段日本の教育ではなかなか学べない考え方の学びの例、社会に即応した学びの例として、興味深かった。後は、13も、これからの日本社会の問題として大きくなりそうな問題を扱っている。
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広尾学園の話はやはり気になる。新たな発見として、自分は教育工学への興味が強いのではないかと気づかされた。